ジャンル別/その他/ND3 のバックアップ(No.1)
データ
登場人物
キーボードクラッシャー 本編
制作者:ND 深夜0時。 月光が照らす。 誰もいないはずの夜の部屋。 その近く。 何故かそこに歩いてくるような音が響いてくる・・・。 「おいお前何してんだよ!」 強く押されて飛ばされた。 痛い。 なぜ罪もないのに罰を受けるのか。 彼はいつからこうなってしまったのか。 今思えば、彼の夜の姿を見たのは・・・ 初めてだったかもしれない。 「今日もゲームやるか!」 部屋の前。 ドアの向こうから声が漏れている。 またPCゲームをやっているようだ。 最近はゲームをやる事も多くなった。 と、 ガシャン!! !? 「邪魔だこの中古ゲーム!!」 「燃やされてえのか!!」 !!? 何かが、おかしい。 あのゲームは確か・・・ 1週間前に買った筈だ。 しかも、深夜に。 深夜0時に、叫んでいる。 「じゃあ今日もアンリアルトーナメントやるか!!」 アンリアルトーナメント。 彼が一番気に入っているゲームだ。 このゲームは何年前に買ったものか・・・ 確か・・・ ・・・年前。 「ロードまだか!?」 彼の声で、再びドアの前に戻る。 最早ドアがないのではとも思う程である。 彼がもともと声が大きいのは知っていた。 「さあ行くぜ!!」 ゲームが始まったようだ。 「今日も今日とてぶっ殺してやる!!」 暴言。 最近はすっかり慣れてしまった。 でも思い出す。 暴言はいつからだったか・・・と。 ・・・・・・。 「よっしゃ!!ダブルキルだ!!」 またドアの前に戻る。 「最高ー♪×5」 どうやら上手くいっているらしい。 しかし深夜にこれとは・・・。 と、次の瞬間、 「死ね!!!!」 !!!? 「誰だキルしやがったのは!!!死ね!!!!」 思わず声が出そうになった。 窓の外には、いつの間にか暗雲が立ち込めている。 確か深夜に、雨が降る予報だった。 と、 サーーーー・・・・・・。 「そうだ・・・いい方法があった」 僅かな可能性。 聞き間違えでは? 「これでくたばったろ!!どうだ俺の武器は!!」 何故かこちらも緊張してくる。 「ああああああ!!!!」 !!!? ガン!!ガン!! ガシャン!! 「ああああ!!!!オエッ!!!!」 ガッシャン!! 「ホワア!!ホワア!!!ホワアアアア!!!!」 ・・・・・・・・・・・・。 最早声も出なかった。 雨音が強くなっている。 カッ!! ズドン!! ゴロゴロ・・・ 雨はいつしか、雷雨に変わっていた。 「イヒヒヒヒヒ・・・」 怪しげな笑い声。 ひょっとして、本人ではないのでは? ・・・・・・あり得るか? 「ってこのままではまずい!!」 「ウイルス対策忘れてたぜ!!!!」 カッ!! ズドン!! ゴロゴロ・・・ 雷が鳴ったその時、 見知らぬ声がした。 「どうも」 キーボードクラッシャー「嫌々!!!!NDなんかやっぱり大嫌いだああああ!!!!」 深夜1時。 部屋は真っ暗。 月光が雲間から再び差し込む。 辺りには残骸。 辺りは何事もなかったかのように静けさを取り戻している。 ・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・。 その日目撃したのは、紛れもなく、 夜の彼の姿だった・・・。 完 |