烏野える「さあ、ここからは鋼の肉体と強靭な精神が試される第2の試練、2ndステージの幕開け!1stステージを突破した14名の猛者たちが、さらなる絶望と栄光の狭間に挑む!2ndステージを抜け出せるのは何名か!?」

36KARASUKE予選会1位
トムラ颯也(20)



烏野える「初の2ndステージに挑戦するのは…予選会を圧倒的な成績で勝ち上がったこの男!逃走中での経験を活かし、この魔城からも逃げ切ることができるか!?」
西善寺ルナ「颯也、落ち着いて!あなたならいけるわ!」

制限時間 95秒



プッ、プッ、プッ、プー!

①ピアノスライダー

烏野える「まずは新エリア、ピアノスライダー!鍵盤の上を滑り落ちる!黒鍵のバネに弾かれれば即座にコースアウトだが…」

②サーモンラダー上り
段差 38cm

烏野える「颯也、逃走中で鍛えた体幹でバランスを維持!見事に浮島へ着地した!さあ、ここからは腕力の試練!サーモンラダー!一段、二段……少しバーの掛かりが不安定か!?しかし、予選1位の意地で見事に最上段まで押し上げた!」

③サーモンラダー下り

烏野える「間髪入れずに下りへ!一段ずつ慎重にバーを移動させる。焦りは禁物だ。地面に足をつけた!スタミナの消耗は激しいが、ペースは悪くない!」

④スパイダーラン

烏野える「残り60秒を切った!スパイダーラン!手足を突っ張り、アクリル板の間をハイスピードで進む!逃走中のハンターから逃げ切るあの瞬発力が、壁の間を切り裂いていく!」

⑤スパイダードロップ
落下 1.8m

烏野える「垂直落下、1.8メートル!……よし、着地!衝撃を逃がして、いよいよ運命のエリアへ!」

⑥ぬめぬめロード
幅 3m / 距離 10m

烏野える「現れたのは、幅3メートルに広がるローションの海!颯也、一気に駆け抜けるか!?」


ツルッ!バシャーン!!


烏野える「抗えない!予選1位の俊足をもってしても、この『ぬめぬめ』の魔力からは逃げ切れませんでした!トムラ颯也、中盤の池へと沈んだ!!」

362nd STAGE リタイア
トムラ颯也(20)
KARASUKE予選会1位



烏野える「トムラ颯也、ぬめぬめロードの餌食に!予選会1位の男をもってしても、このローションの壁を越えることはできませんでした!」


トムラ颯也「(水の中から)……マジかよ。あんなの、どうやって歩けばいいんだ……。」
緑谷出久「ぬめぬめロード、エグいな!」
カラテ家「どうやって、突破すればいいんだ?」
サトシ「それは知らんな。」


レポーター「颯也選手、お疲れ様でした。予選会トップ通過、1stステージも粘りのクリア。期待がかかる中での2ndリタイアとなりました。今の率直な気持ちは?」
トムラ颯也「(水に濡れた髪をかき上げ、地面を見つめて)……情けないですね。逃走中であれだけ走り回って、足腰には自信があったんですけど。あんなの、走るとか歩くとかっていう次元じゃないですよ。ただの氷の上よりもタチが悪い……。」


烏野える「予選会トップ通過の颯也選手ですら、あのローションの魔力には抗えませんでした!まさに2ndステージの洗礼!この絶望の連鎖を断ち切るべく、平和の象徴を夢見る若きヒーローがスタート台に立ちます!」

43チームL予選会代表
緑谷出久(25)



烏野える「緑谷出久、25歳!1stステージで見せたあの粘り強い動きを、このテクニカルな2ndでも発揮できるか!?」


プッ、プッ、プッ、プー!

①ピアノスライダー

烏野える「デク、鍵盤の上を滑り降りる!黒鍵の突起をギリギリでかわし、柔らかな着地を見せた!まずは第1エリア突破!」

②サーモンラダー上り
段差 38cm

烏野える「腕力の試練!一段ずつ、確実にバーを跳ね上げる。雄英高校で培った基礎体力が、この不安定なバーを支配していく!一段、二段……最上段へ到達!」

③サーモンラダー下り

烏野える「下り!反動を殺し、正確にバーを溝へ落とし込む。焦る気持ちを抑え、一歩ずつ着実な攻略を見せています。地面を蹴って次へ!」

④スパイダーラン

烏野える「スパイダーラン!手足を突っ張り、ハイスピードで進む!かつてオールマイトから受け継いだあの不屈の精神が、壁の間を切り裂いていく!速い!」

⑤スパイダードロップ
落下 1.8m

烏野える「1.8メートルの垂直落下!膝のクッションを使い、完璧な姿勢でランディング!さあ、いよいよ魔のエリアだ!」

⑥ぬめぬめロード
幅 3m / 距離 10m

烏野える「現れたのは、幅3メートルに広がるローションの海!デク、足裏の感覚を研ぎ澄ませ、一歩一歩踏みしめるように進む。しかし滑る!身体が大きく揺れる!」
緑谷出久「(必死に腕を回してバランスを取り)……まだだ!まだ倒れてない……!」
烏野える「驚異のリカバリー!何度も足が流れそうになりながら、全身の筋肉を使って中央に踏みとどまる!五メートル、六メートル……行けるか!?しかし、大きく足が割れたーー!!」


ツルッ!バシャーン!!


烏野える「ああーーー!!デク、粘りに粘りましたが、最後はローションの潤滑性に体幹が負けた!水煙の中に消えていきました!!」

432nd STAGE リタイア
緑谷出久(25)
チームL予選会代表



緑谷出久「(水の中から悔しそうに)……悔しい!」


レポーター「デク選手、惜しかった!あと一歩、本当にあと数メートルでした!あのロードの感触はどうでしたか?」
緑谷出久「(肩を落として)……想像を絶する滑りでした。重心を低くして、足の指先まで意識を集中させていたつもりだったんですけど、一度バランスが崩れると、修正しようとする動きそのものが滑りを加速させてしまう。……もっと、もっと『基礎』を鍛え直さないとダメですね。」


烏野える「なんと、予選代表のデク選手もぬめぬめロードでリタイア!クリア者が出ないまま、魔の連鎖が続いています。ヒーローの夢を砕いたローションの海に、今度は不滅の絆を背負った少年剣士が、家族の、そして仲間の想いを胸に挑みます!」

44チームL予選会代表
竈門炭治郎(22)


⑥ぬめぬめロード
幅 3m / 距離 10m

烏野える「炭治郎、踏み込んだ!『水の呼吸』のように柔軟な足捌きで、滑る感覚を受け流しながら進む!五メートル、六メートル……一気に加速!ゴールまであと少し!」


ツルッ!バシャーン!!


烏野える「ああーっと!!最後の一歩、踏ん張りがきかない!鼻で捉えたはずの『隙の糸』が、ローションの滑りでプツリと切れたか!炭治郎、水面へ散りました!!」

442nd STAGE リタイア
竈門炭治郎(22)
チームL予選会代表



竈門炭治郎「(水の中から)……あと少しだったのに!」
七松小平太「わははは!炭治郎くん、いい飛び込みだったぞ!」
潮江文次郎「笑いごとじゃないぞ小平太!あの炭治郎ですら滑るのか……ギンギンに恐ろしいエリアだ!」
立花仙蔵「焦れば焦るほど、あのローションは牙を剥くようだな。まさに、静の心が必要というわけか。」
大川シゲ「しんべヱより滑ってるんじゃないかしら!?見てるだけでお肌がツルツルになりそうだけど、あれは勘弁ね!」
ふらわっち「私はこんなの絶対無理!」


烏野える「三人連続でぬめぬめロードのリタイア!ここまでのクリア者はゼロ!さあ、この嫌な流れを断ち切ることができるか!?忍術学園、いけいけドンドンの小平太が登場です!」

46忍術学園予選会一般の部優勝
七松小平太(47)



烏野える「細かいことは気にしない、忍術学園最強の暴れん坊がいよいよ2ndステージに放たれました!この『ぬめぬめ』すらも楽しんでしまうのでしょうか!?」


プッ、プッ、プッ、プー!

①ピアノスライダー

烏野える「ピアノスライダー!小平太、豪快に滑り出した!鍵盤を叩くような激しい着地音を響かせ、浮島へ。まるでお手玉でも扱うかのように軽々と第1エリアを突破!」

②サーモンラダー上り
段差 38cm

烏野える「腕力の試練!小平太、バーをひっ掴む!一段、二段……力任せにバーを跳ね上げる!しかし、その凄まじいパワーが災いしたか、バーが斜めに浮き上がった!」
七松小平太「おっとぉ!」
烏野える「体勢を立て直そうとするが…」


ガシャン!!バシャーン!!


烏野える「バーと一緒に小平太が真っ逆さま!!まさかのサーモンラダーでリタイア!あまりのパワーが仇となったか!?」

462nd STAGE リタイア
七松小平太(47)
忍術学園予選会一般の部優勝



七松小平太「(水の中から笑いながら)ははは!バーが暴れ馬みたいだったぞ!面白いなぁ、これ!」
潮江文次郎「小平太!お前、面白いわけがあるかと言っただろうが!!」

⑤スパイダードロップ
落下 1.8m

烏野える「慎重にいきたいスパイダードロップ。……ああっ、足が滑った!?」
潮江文次郎「ぬおぉぉ!?……ギン、ギィィーーーン!!」


バシャーン!!


烏野える「潮江文次郎、奈落の底へ!!ぬめぬめロードに辿り着く前に、ドロップの罠に沈みました!!」


その後、文次郎も挑戦するがスパイダードロップで落下!

472nd STAGE リタイア
潮江文次郎(47)
忍術学園予選会一般の部優勝



烏野える「なんと、忍術学園の誇る二大実力者が相次いで脱落!2ndステージの魔物がいよいよ牙を剥いています。MZ団が送り込む冷徹な刺客が、計算し尽くされた動きで魔城の喉元に食らいつくか!?」

69MZ団
ガイ(27)



烏野える「MZ団の若きエリート、ガイ!1stステージでは淡々と、しかし確実にエリアを仕留めてきたその冷徹なまでの正確性。この2ndステージという盤面を、彼はどう読み解くのか!?」


プッ、プッ、プッ、プー!

①ピアノスライダー

烏野える「まずはピアノスライダー。ガイ、一切の迷いなく鍵盤の端を突いて滑り降りる!着地の衝撃を最小限に抑え、流れるような動作で第1エリアを突破!」

②サーモンラダー上り
段差 38cm

烏野える「腕力の試練、サーモンラダー!一段、二段……バーの水平をミリ単位で維持しているかのような正確な引き上げ!無駄な揺れが一切ない!最上段へ到達!」

③サーモンラダー下り

烏野える「下りも淡々とこなしていく。一段ごとにバーを固定し、呼吸を整える。サイボーグのようなリズムで地面に足をつけました!」

④スパイダーラン

烏野える「スパイダーラン!手足のリーチを計算し尽くした、理想的なフォームでの前進。残り時間は50秒以上!ここまでは完璧、まさにパーフェクト・シミュレーション!」

⑤スパイダードロップ
落下 1.8m

烏野える「垂直落下!音もなくランディングし、いよいよ運命の第6エリアへ……!」

⑥ぬめぬめロード
幅 3m / 距離 10m

烏野える「現れたのは、幅3メートルに広がるローションの海!ガイ、重心を極限まで低くし、小刻みなステップで前進を開始した!三メートル、四メートル……これまでの挑戦者とは安定感が違うか!?」
ガイ「(心の中で)……よし、いける!」
烏野える「五メートルを越えた!中間地点!……しかし、足裏が外側に逃げる!」
ガイ「……っ!? 弾かれた……!?」


ツルッ!バシャーン!!


烏野える「……ああっ、最後は道幅の端を捉えきれず、横滑りしたまま奈落へーー!!ガイも落ちたぁぁーー!!MZ団の刺客をもってしても、この3メートル幅のローション地獄を御しきることはできませんでした!!」

692nd STAGE リタイア
ガイ(27)
MZ団



ガイ「(水の中から冷静に、しかし悔しさを滲ませ)……くぅ…弾かれたー!」
タウニー「アンタ、情けないね。もっと頑張りなさいよ。」
トラハムちゃん「あんなの誰が歩けるのよ!」


レポーター「ガイ選手、お疲れ様でした……!1stステージを完璧に、そして2ndもあの『スパイダードロップ』まで無傷で突破。誰もがクリアを確信していましたが……あの『ぬめぬめロード』、一体何が起きたのでしょうか?」
ガイ「(肩を落とし、ずぶ濡れのジャージを絞りながら)……完敗だ。計算が甘かった。あのエリアに入った瞬間、摩擦係数がほぼゼロになることは予測していた。だから重心を低くし、小刻みなステップでベクトルを細分化して進むシミュレーションを立てていたんだが……。」
レポーター「途中までは、非常に安定しているように見えましたが。」
ガイ「いや、5メートルを過ぎたあたりで、ローションが足裏だけでなく全身のバランスを奪いにきた。道幅が3メートルもあったのが、逆に出口を遠く感じさせたよ。最後の一歩、踏み込んだ瞬間に支持基底面から軸が外れた。……『弾かれた』、そんな感覚だった。」
レポーター「MZ団のメンバーからも、タウニー選手らが厳しい声を飛ばしていましたが……。」
ガイ「(苦笑して)ああ、聞こえていたよ。情けない姿を見せた。団の教官には『物理法則に言い訳は通用しない』と叩き込まれているからな。今回のデータはすべて頭に叩き込んだ。次は、あのぬめぬめを氷の上を歩くように、もっと冷徹に攻略してみせる。」
レポーター「次回、さらに進化したガイ選手を期待しています!」


烏野える「知性派のガイ選手ですら、最後は力尽きました。未だクリア者ゼロの2ndステージ、絶望の影が色濃く漂います!この重苦しい空気を切り裂くのは、この小さな巨人の咆哮か!?烏野の『最強の囮』が挑みます!」

70烏野高校卒業生 バレー選手
日向翔陽(29)



烏野える「日向翔陽、29歳!」

④スパイダーラン

烏野える「スパイダーラン!手足を突っ張り、まるで壁を走るようなスピード!残り時間はまだ60秒近く残っている。これまでの挑戦者の中で最速のペースか!?」

⑤スパイダードロップ
落下 1.8m

烏野える「1.8メートルのドロップ!一切の躊躇なく飛び降り、完璧なランディング!さあ、いよいよあの『魔の道』が現れた!」

⑥ぬめぬめロード
幅 3m / 距離 10m

烏野える「幅3メートルのローション地獄!日向、重心を低く構え、鋭いステップで踏み込んだ!『コートの端から端まで』走り抜けてきたあの脚力が、滑る足場をねじ伏せようとしている!」
日向翔陽「うおおお!まだだ!まだ落っこってねぇぇ!!」
烏野える「滑る!止まらない!身体を左右に激しく揺らしながら、無理やり前への推進力に変えていく!五メートル、七メートル……過去最高のスピードで魔の領域を突破するか!?」


ツルッ!


烏野える「バランスが大きく崩れたーーー!」


バシャーン!!


烏野える「あと数センチ!ローションのない安全地帯、終点の足場に指先が届きそうでしたが、そこへ踏み出す最後の一歩が真横に流れた!日向、無念のコースアウト!今日一番ゴールに近づきましたが、魔の十メートルを渡り切ることはできませんでした!!」

702nd STAGE リタイア
日向翔陽(29)
烏野高校卒業生 バレー選手



日向翔陽「(水の中から叫ぶ)あぁぁぁーーー!!惜しかったぁぁ!!影山、見てろよ!次は絶対にクリアしてやるからな!!」
影山飛雄「(苦笑いしながら)……お前、最後ちょっとビビっただろ。もっと突っ込めよ。」
リボンちゃん「あんなに一生懸命走ったのに、あとちょっとだったでちゅわ!」
サフィー「最初にクリアするのは誰だろう?」


レポーター「日向選手!惜しい、本当にもうあと数センチでした……!最後、何が起きたのでしょうか!?」
日向翔陽「(悔しさで顔を真っ赤にしながら)あーーー!クソッ!行けると思ったんです!でも、最後の一歩を踏み出そうとした瞬間、地面が……地面が『逃げた』みたいにツルっていって!影山、今の見たか!?俺、あそこまで行ったんだぞ!」


烏野える「未だクリア者ゼロ。まさに『魔の2ndステージ』と化したこの魔城!1stステージを執念で生き残った男が、奇跡の突破口を求めて動き出します!」

77社会人
宮口元輝(23)



烏野える「宮口元輝、!1stステージをギリギリで突破したその粘り腰が、この絶望的なぬめぬめ地獄に奇跡を起こすか!?」


プッ、プッ、プッ、プー!

①ピアノスライダー

烏野える「まずはピアノスライダー!宮口、慎重に、しかし淀みなく滑り降りる。黒鍵の段差を膝で吸収し、まずは最初の足場へ到達!」

②サーモンラダー上り
段差 38cm

烏野える「さあ腕力!一段、二段……バーを叩きつける音が重厚だ!1stをクリアした自信が、その腕に宿っているか!見事に最上段へ!」

③サーモンラダー下り

烏野える「下り!一転して丁寧なバー捌き。ここは時間をかけてでも安全を優先か。着地!制限時間は刻一刻と削られていく!」

④スパイダーラン

烏野える「スパイダーラン!残りは50秒を切った!手足を必死に伸ばし、アクリル板を這い上がる。少し疲労が見えるか!?しかし、止まるわけにはいかない!」

⑤スパイダードロップ
落下 1.8m

烏野える「落下成功!1.8メートルの衝撃に耐えた!さあ、いよいよあの『魔の十メートル』が立ちはだかる!」

⑥ぬめぬめロード
幅 3m / 距離 10m

烏野える「現れたぬめぬめロード!宮口、ここで意表を突く作戦だ!なんと四つん這いになり、膝と肘を低くついて匍匐前進のように進み出した!少しずつ、少しずつだが着実に前へ進んでいる!滑る!何度も体勢が崩れかけるが、その度に手で床をかきむしり、執念でしがみつく!八メートル、九メートル……突破した!!ついに『ぬめぬめ』を制した!!」
ガーネット「まさか、宮口が!?」
ビート「すげぇ…。」
烏野える「しかし、時間は……時間は残り20秒を切っているぞ!」

⑦リバースコンベアー
距離 8m

烏野える「逆走するベルト!宮口、残った体力を振り絞って飛び乗る!四つん這いのまま必死に掻き分ける。速い、ここは速い!」

⑧ウォールリフティング

烏野える「残るは壁だ!宮口、時間がない!時間がないぞ!間に合うかーーー!」


バンッ!!


烏野える「タイムアップ!!宮口元輝、最後の壁に阻まれた!『ぬめぬめ』を制し、執念でここまで辿り着きましたが、最後は1stをギリギリで抜けた代償、わずか数秒の差に泣きました!!」

772nd STAGE リタイア
宮口元輝(23)
社会人



宮口元輝「(壁の前で倒れ込みながら)…あと少し!」
ドナルド「元輝君、やっぱすごいや!」
ルビー「ルビーもやりたかった!」
ガーネット「あんたねぇ、これは遊びじゃないのよ!」
マイケル・サンチェス「驚いたよ。」
音野拓真「宮口!よくやった!」
レポーター「宮口選手、惜しくもタイムアップですが、あの『ぬめぬめロード』を初めて攻略しました!今のお気持ちは!?」
宮口元輝「正直、足の感覚がもうありません(苦笑)。でも、1stをギリギリで通った僕でも、一歩ずつ進めば道は開けるって証明したかった。……みんな、あとは頼みます!」


烏野える「ぬめぬめロードを初めて突破するという快挙を成し遂げましたが、その慎重さが裏目に出たか!しかし、宮口選手が後続に道を示しました!2ndステージ、攻略の糸口は見えたぞ!!その光を掴み取り、最強の兄へと繋げるか。伝説を目指す挑戦者が、熱き鼓動を刻みます!」

83ダンデの弟
ホップ(21)



烏野える「ホップ、21歳!1stステージでは残り2.15秒という薄氷の勝利を収めた彼。しかし、その土壇場での集中力は兄譲りか!伝説の鼓動を2ndステージでも響かせろ!」
ダンデ「ホップ、頑張れ!」
ホップ「おう!アニキ、見てなよ!俺だって、チャンピオンの弟として、ここまで来たんだから!」


プッ、プッ、プッ、プー!

①ピアノスライダー

烏野える「さあ、伝説の幕開けだ!ホップ、鍵盤の上を軽やかに滑る!1stで見せたあの鋭い反応速度で、黒鍵のトラップを最小限の動きで回避!浮島へ着地!」
ダンデ「いいぞホップ!冷静な判断だ!」

②サーモンラダー上り
段差 38cm

烏野える「腕力の試練!兄・ダンデの背中を追い続けてきたその腕が、バーを捉える!一段、二段……少しリズムが乱れるが、気合で押し上げる!最上段に到達!」

③サーモンラダー下り

烏野える「下り!一段ずつ慎重に、しかし力強くバーを叩き込む!1stの反省を活かし、ここは確実に刻んでいく!地面を蹴った、次へ!」

④スパイダーラン

烏野える「スパイダーラン!残りは50秒以上!アクリル板を突っ張るその姿は、どんな強敵にも立ち向かってきた挑戦者の姿そのもの!速い、トップスピードで駆け抜ける!」

⑤スパイダードロップ
落下 1.8m

烏野える「1.8メートルの垂直落下!膝で衝撃を殺し、いよいよ運命のぬめぬめ地獄へ!」

⑥ぬめぬめロード
幅 3m / 距離 10m

烏野える「現れたローションの海!ホップ、宮口選手の匍匐前進ではなく、あえて立ったままの高速突破を選択した!『攻め』の姿勢こそが彼のスタイルか!五メートル、六メートル……行ける、行けるぞ!


バシャーン!!


烏野える「ああーー!!出口まであとわずか、三メートルの道幅から弾き出されるようにコースアウト!ホップ、兄へのバトンは水面へと沈みました!!」

832nd STAGE リタイア
ホップ(21)
ダンデの弟



ホップ「(水の中から悔しそうに)……くそっ、やっぱり甘くねーな……!」
ダンデ「ホップ!ナイスファイトだ!」
マリィ「あそこはもっと慎重にいくべきだったとよ。バカだね、あんたは。」


レポーター「ホップ選手、惜しかった!あのスピードなら突破できるかと思われましたが、最後は何が……?」
ホップ「(ずぶ濡れの顔を拭って)……あそこ、最後の一歩で勝利が見えちゃったんだ。アニキにいいところ見せようって焦って……。最後まで油断しちゃダメだって、また教わったよ。」


烏野える「またしても『ぬめぬめロード』の餌食!宮口選手が示した突破口も、スピードを出しすぎれば牙を剥きます。誰もが焦燥に駆られるこの舞台で、この男だけは変わらない。稲荷崎の誇る『論理の塊』が、淡々と、しかし確実に攻略の歩みを進めます!」

84稲荷崎高校卒業生 バレー選手
北信介(23)



烏野える「北信介、23歳!奇策に頼らず、練習で培った基礎を淡々と遂行するその姿勢が、この混沌とした2ndステージに静寂をもたらすか!?」


プッ、プッ、プッ、プー!

①ピアノスライダー

烏野える「北信介、静かにスタート。スライダーの鍵盤を、まるでお米を研ぐような丁寧な所作で滑り降りる。着地の衝撃も、コートでのレシーブのように柔らかくいなした!」

②サーモンラダー上り
段差 38cm

烏野える「腕力の試練。一段、二段。一切の無駄な力みを排除し、毎日欠かさず行ってきた基礎トレーニングの成果をここにぶつける!水平を保ったまま、最上段へ!」

③サーモンラダー下り

烏野える「下りも実に丁寧だ。一段一段、バーが溝に収まる音を確認するかのような正確さ。派手さはない、しかしそこには確かな信頼がある。着地!」

④スパイダーラン

烏野える「スパイダーラン!残り時間は40秒を切った。少しペースが遅いか!?しかし北は乱れない。手足をしっかりと板に密着させ、確実に、確実に進んでいく!」

⑤スパイダードロップ
落下 1.8m

烏野える「1.8メートルのドロップ。完璧な着地。さあ、魔のぬめぬめロードが牙を剥く!」

⑥ぬめぬめロード
幅 3m / 距離 10m

烏野える「北信介、一歩目を踏み出した。滑る足場を、まるで見慣れた体育館の床であるかのように冷静に踏みしめる。横に振られることも、焦ることもない!」
北信介「……いつも通り、やるだけや。」
烏野える「驚異の体幹!右、左。一歩ごとにローションを切り裂き、ついに……突破!北信介、立ったまま、そして最も優雅にこの死地を切り抜けました!!」
日向翔陽「すげぇ……!北さん、全然バタバタしてない!」
影山飛雄「……あそこまで自分を制御できるのか。」
烏野える「時間は残り10秒を切っているぞ!」

⑦リバースコンベアー
距離 8m

烏野える「ブザーが鳴っている!さあ!間に合うか!もうダメか!?3、2、1…!」


バンッ!


烏野える「北信介、リバースコンベアーの出口で時間切れ!誰よりも美しく、誰よりも正確にエリアを攻略しましたが、その『丁寧さ』が、あまりにも過酷な制限時間の前に敗れ去りました!!」

842nd STAGE リタイア
北信介(23)
稲荷崎高校卒業生 バレー選手



北信介「(止まったベルトの上で)…結果は結果やな。」
日向翔陽「北さん……!!あんなに、あんなに綺麗に道を抜けたのに……!!時間が、時間が足りないなんて、そんなのありかよ……!!」
影山飛雄「油断はできないな!」
レポーター「北選手、お疲れ様でした。リタイアにはなりましたが、あの『ぬめぬめロード』を立ったまま突破した姿に、会場中が静まり返りました。ご自身では、今のパフォーマンスをどう振り返りますか?」


北信介「(濡れた顔を拭い、淡々と)……ぬめぬめロードも、コンベアーも、練習してきたことの延長でしかなかった。ただ、俺の『いつも通り』の出力では、この2ndステージの時計を止めるには足りんかった。それだけのことです。」


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