ジャンル別/小説/バラエティ/L07/1/8 のバックアップ(No.12)

烏野える「さあ、番組もいよいよ終盤戦!世界で最も有名な配管工。数々の危機からピーチ姫を、そしてキノコ王国を救ってきた伝説のヒーローが、ついにKARASUKEのスタートラインに立ちます!」

90配管工
マリオ(29)



烏野える「マリオ、29歳!」

⑥ドラゴングライダー

烏野える「マリオにとっては、数々のステージを飛び越えてきたジャンプアクションの延長線上に過ぎないのか!一本目を掴む!二本目への飛び移り……!」


ガシィィッ!!


烏野える「完璧だ!マリオ、一切の淀みなく着地!」
ルイージ「素晴らしいぞ!僕の記録を超えたね!」

⑦タックル

烏野える「『どんなに高い壁も、跳び越えられないものはない』。世界中の子供たちに夢を与え続けてきた男が、今度は自らの足で伝説を作りに来た!今日はその超人的なジャンプ力だけでなく、この重厚な箱を押し出すパワーも見せつける!140、160、180kgをまるでブロックを壊すかのような勢いでパージ!異次元のスピードだ!」
ワリオ「やるじゃねぇか!」

⑧そり立つ壁

烏野える「残るは壁だ!Bダッシュから……跳んだ!!高い、高すぎる!頂上の縁を一掴み!マリオ、これまでの冒険で培った不屈の精神で、魔城の壁さえもただの通過点に変えてしまった!」


カチッ
プシューーーーッ!

902nd STAGE 進出
マリオ(29)
残りタイム 34秒12



烏野える「マリオ、圧倒的なパフォーマンスで1stステージを粉砕しました!残りタイム34秒……これは今大会最速記録です!!」


マリオ「よっしゃあーーー!!」
ルイージ「兄さん、すごいや!さすが僕の兄さんだよ!」
ヨッシー「すごいよ!」
ドナルド・マクドナルド「おめでとう!マリオ!」


レポーター「マリオ選手、おめでとうございます!驚異的なタイムですが、手応えはどうでしたか?」
マリオ「最高です!後の9名が僕のタイムよりも早くゴールができるか、ドキドキワクワクだ!」
日向翔陽「マリオさん、はっや……!!あのジャンプ、俺もやりてぇ!!」
北信介「速いなぁ。でも、自分のペースを崩されたら終わりや。」
影山飛雄「……無駄がねぇ。」
月島蛍「あんな人間離れした動き、参考にしようがないでしょ。」
田中龍之介「よっしゃあ!次は影山の番だ!気合入れて行けよ!」
西谷夕「影山!マリオに負けないくらいの『守護神』っぷり、見せてこい!」
日向翔陽「影山、絶対一発でクリアしろよ!外したら一生笑ってやるからな!」


相棒・日向が切り拓き、最強のセッターがその道を進む。


影山飛雄「……ボケが。俺がいればお前は最強だ!」
及川徹「信じてるよ、飛雄。……なんて言うと思った?叩き潰してあげるよ。」
日向翔陽「……もっと、長く。もっと、高く!」
西谷夕「背中は、俺が護ってやるぜ。」


コート上の王様から、仲間を活かす真の司令塔へ。その成長の軌跡が、今この魔城に刻まれる。


どんなに疲弊した帰り道でも、二人の頭にあるのは『次はどう勝つか』それだけだった。
西谷夕「おいおい、帰り道で競歩すんなよ!足壊すぞ!」
日向翔陽「影山!坂道ダッシュ、俺の勝ちーー!!」
影山飛雄「……チッ。次はねぇぞ、ボケ。」


影山飛雄「……バレー以外で負けるのも、ムカつくんで。全部獲ります。」


91 影山飛雄(29)


烏野える「相棒であり、永遠のライバル・日向翔陽は一足先に2ndへと駒を進めました!かつての『コート上の王様』が、今は世界を代表するセッターとして、この魔城をも完全に支配しに来た!精密機械のごときその指先に、狂いは一切ありません!」

91烏野高校卒業生 バレー選手
影山飛雄(29)



烏野える「影山飛雄、29歳!」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「影山飛雄、かつての『コート上の王様』が、今は世界を代表するセッターとしてここに立つ!」
日向翔陽「うわぁぁ!影山のやつ、一歩目がめちゃくちゃ正確だ!」
マリオ「あの鋭い目つき……。」

②ローリングヒル

烏野える「高校時代の春高、そしてプロ入り後の数々の死闘。常にボールをコントロールし続けてきた指先の感覚が、回るローラーをガッチリと捉える!下りきった!」
孫悟空「へへっ、あの回る山、おもしれぇ形してんなぁ!」
カラテ家「……吸って、吐く。山の鼓動と一つになるッス。」

③ジャイアントホイール

烏野える「日向が『跳んだ』場所で、影山は『掴む』!車軸を握るその指先の強さは、どんな乱れたボールも完璧なトスに変えてきた証だ!一切のロスなく着地!」
博麗霊夢「余裕じゃないの!」
霧雨魔理沙「本当か?」

④フィッシュボーン

烏野える「フィッシュボーン!ポールの回転周期を完全に把握している!宿命のライバル・日向が『囮』として駆け抜けたなら、影山は『司令塔』としてここを支配する!リズムを崩すことなく、チェスを指すように突破!」
ルビー「突っ込んで、落ちて欲しかったな。」
サフィー「あの正確な踏み込みは、膨大な反復練習の賜物よ。」

⑤ぐらぐら吊り橋

烏野える「吊り橋!しかし影山の体幹は微動だにしない。かつて日向と放った『変人速攻』、あの極限の集中力が、この不安定な足場をコートへと変える!」
ガーネット「わわっ、あんなに揺れてるのに真っ直ぐ走ってるわ!」
チェルシー「凄すぎる!」

⑥ドラゴングライダー

烏野える「さあ、ドラゴングライダー!影山が跳ぶ!一本目をキャッチ!二本目への飛び移り……決めろ!!」


ガシィィッ!!


烏野える「決まった!完璧なトスを上げるかのような、指先まで神経の通ったホールド!無駄のない動きで着地!」


サトシ「あとは走るだけだぞ!」
ゴウ「影山まで…俺を超えるとは!」

⑦タックル

烏野える「重さとの戦い!」
田中龍之介「行けぇぇ飛雄!その脚力は伊達じゃねぇはずだ!ぶちかませ!」
西谷夕「そうだ影山!重圧を全部跳ね返してこい!お前の後ろには俺たちがついてるぞ!」
日向翔陽「影山ぁ!そこだ!そこを押し切れば俺のタイムに届くぞ!負けんなボケェ!!」
烏野える「日向には負けられない、その一心で480kgを押し込む!バレーで鍛えた強靭な下半身が火を噴く!一歩、また一歩!影山の咆哮が会場に響く!」

⑧そり立つ壁

烏野える「残るは壁!日向は一発でクリアした!影山、猛スピードで駆け上がる!高く、高く……届いた!!影山も一発でクリアした!」


カチッ
プシューーーーッ!

912nd STAGE 進出
影山飛雄(29)
残りタイム 28秒55



烏野える「影山飛雄、マリオ選手には一歩及びませんでしたが、日向選手を超える驚異のタイムで1stステージを完全攻略です!!」


影山飛雄「(頂上で日向を指さし)……おい日向!見たかボケェ!俺の方がタイム早えぞ!」
日向翔陽「ぐぬぬ……!影山のやつ、相変わらず正確すぎてムカつくーー!!」


レポーター「影山選手、おめでとうございます!日向選手を意識してのこのタイム、お見事です!」
影山飛雄「あいつより遅いなんてあり得ないんで。……でも、あの赤いおじさんはもっと早かった。次は負けねぇ。」


烏野える「ハピネス注入!世界を照らす愛の光が、この鋼鉄の魔城にも降り注ぐ!不器用だけど真っ直ぐに、困っている人がいればどこへでも駆けつけるその献身的な脚力。親友・ひめさんの無念を胸に、ピンクの旋風が魔城をハピネスで満たしに来ました!」

92キュアラブリー
愛乃めぐみ(25)



烏野える「愛乃めぐみ、25歳!」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「幼い頃から人助けのために走り回ってきたその脚力。この大会に向けては、ぴかりが丘の急坂を毎日100往復するという、泥臭い特訓を重ねてきたと語っていました!」

②ローリングヒル

烏野える「愛と勇気のステップ、まずは4枚を突破!かつては不器用で、ひたむきさだけが武器だった少女。しかし、数々の強敵と戦い抜いた経験が、この不安定なローラーの上でも折れない心を作っています!」
白雪ひめ「ジャイアントホイール、しっかり捕まって!」

③ジャイアントホイール

烏野える「さあ、ジャイアントホイール!大きくジャンプして車軸を掴んだ!めぐみの武器は、諦めない心。かつて、どんなに絶望的な状況でも『自分を信じる』ことで道を切り拓いてきたその腕力が、巨大な車輪を回していく!反動をつけて……着地!」
白雪ひめ「フィッシュボーン、頑張って!」

④フィッシュボーン

烏野える「親友のひめが散ったフィッシュボーンを、どう攻略するのか!?さあ、親友のリベンジなるか!」
烏野える「18本の骨が唸るフィッシュボーン。愛乃めぐみ、意を決して飛び込んだ!」
愛乃めぐみ「ひめの分まで……ハピネス注入!……えっ!?」


ベシィッ!!


愛乃めぐみ「きゃあぁぁっ!?」


バシャーン!!


烏野える「ああーー!!2歩目の足場、ポールの直撃を受けた!愛乃めぐみ、親友と同じフィッシュボーンの餌食!リベンジの夢、水面に散ったーー!!」

921st STAGE リタイア
愛乃めぐみ(25)
キュアラブリー



白雪ひめ「めぐみーー!ううっ、ごめんね、私のせいで……!」
愛乃めぐみ「(水の中から笑って)あはは……ごめんひめ!やっぱりこれ、難しいね……!」
マリーベル「めぐみちゃん!あんなに練習してたのに……やっぱりタイミングが難しかったのね。」
ミンキーモモ「あそこまで順調だったのに。でも、あの転び方はちょっと可愛かったわよ。」


レポーター「愛乃さん、惜しかったです!フィッシュボーンの入り口、ひめさんの無念を晴らそうという気迫は伝わりましたが……。」
愛乃めぐみ「一生懸命練習して、ここまで来れたのはみんなの応援があったから。悔しいけど、ハピネスは忘れないよ!」
ゴヨウ「やれやれ、我らがチャンピオンが最後だというのに、随分と賑やかですね。」
リョウ「シロナさんなら、どんな障害物も『むしくい』みたいにサクッと攻略しちゃいますよ。」
キクノ「……油断は大敵。砂嵐の中にいても動じない、あの集中力があれば大丈夫でしょうがね。」
オーバ「シロナ!俺の情熱を分けてやるぜ!燃えろ!爆発しろ!!」
シロナ「ふふ、みんな、ありがとう。慎重かつ、大胆に解き明かしてみせるわ。」


シンオウ地方の頂点に君臨すること十数年。その圧倒的な実力と気高さは、もはや生ける伝説。


オーバ「あんたが来るのを、俺の魂がずっと待ってたんだ!」
リョウ「美しき最強の誕生ですね。」
キクノ「……ふふ、この地もようやく賑やかになりそうですわ。」
シロナ「私はただ、神話の真実とポケモンの絆を信じているだけよ。」
その気高き王者が、今、鋼鉄の魔城に挑む。


ゴヨウ「さあ、シンオウの真実を見せてあげましょう。」
シロナ「全力で行かせてもらうわね。」


絶対王者の帰還。魔城に刻まれる、新たなる神話。


烏野える「神話に謳われし伝説の守護者!シンオウ地方を統べる気高き王者が、考古学のメスを片手に魔城の深淵を暴きに来ました!ガブリアスと共に築いた不敗の歴史を、今度は己の五感ですべて解き明かす!」

93シンオウ地方 チャンピオン
シロナ(47)



烏野える「シロナ、47歳!」
シロナ「全力で行かせてもらうわね。」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「考古学者としての知性と、数多の修羅場を潜り抜けてきた経験値。パルデアのネモ、ガラルのホッ…。」
シロナ「……っ!?」


バシャーン!!


烏野える「まさかーー!!」
ホップ「えーーーーー!?」
ネモ「嘘でしょ!?」
オーバ、キクノ、リョウ、ゴヨウ「あーーーーー!!」
烏野える「シロナ、三歩目で足が流れた!不敗の神話も、この冷たい水の中へ!開始わずか5秒、シンオウの伝説がクワッドステップスに沈みました!!」

931st STAGE リタイア
シロナ(47)
シンオウ地方 チャンピオン



シロナ「(水の中から、濡れた髪をかき上げながら)え…?これで終わり?」
サトシ「シロナ!?嘘だろ……あのシロナが一瞬で……。」
ダンデ「これがKARASUKEの魔力か。一瞬の油断も、一歩の狂いも許されないということだな……。」


レポーター「シロナさん……呆然と立ち尽くしていらっしゃいますが、今のは一体何が……?」
シロナ「……自分でも信じられないわ。一歩目の反動が、予想以上に足首へ響いていた。……情けないわね、完璧に読み違えたわ。」
野原しんのすけ「おねいさーん!ドンマイだゾ!そんなに落ち込むと、ガブちゃんが泣いちゃうゾ?」
野原みさえ「ちょっとしんのすけ!今は笑えないわよ!……シロナさん、お風邪引かないようにしてくださいね。」
シロナ「……ええ、ありがとう。……でも、悔しいわね。」
オーバ「何やってんだよシロナ!あんたの情熱はそんなもんか!?冷え切っちまってるぜ!」
ゴヨウ「罰として、後で私の本を10冊読了していただきますよ。」
リョウ「シンオウの看板が泣いてますね。」
デンジ「期待外れだ。あの『最強』と呼ばれたあんたが、電気の一火花も散らさずに消えるなんてな。……退屈だよ。」
カラテ家「いよいよッス!」
カラテ家の父「息子よ、リズムを外すな。コースの鼓動を聴くんだ!一撃必殺の集中力を見せてやれ!」


烏野える「歌って踊るだけがリズムじゃない!極限の精神統一から繰り出される一撃必殺のステップ!道場を飛び出し、今、鋼鉄の魔城を畳に変える!」

94現役空手家
カラテ家(40)



烏野える「カラテ家、40歳!」
カラテ家「(静かに一礼し、構える)……フンッ!」
カラテ家の父「息子よ、リズムを外すな。コースの鼓動を聴くんだ!」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「飛んでくる植木鉢も、飛んでくる電球も、すべてをリズムに乗せて打ち払ってきた精神力。」
サトシ「すげぇ!一歩もムダがないぞ!」

②ローリングヒル

烏野える「この日のために、彼は山籠りを敢行。滝に打たれながら、不安定な岩場を跳ねる特訓を繰り返してきました!その成果が今、回転するローラーを封じ込める!」

③ジャイアントホイール

烏野える「車軸を掴む手の内も、まさに空手の突きと同じ鋭さ!無駄な力みを一切排除し、振り子のリズムを自らの鼓動に合わせる!鮮やかに着地!」
ダンデ「完璧なボディコントロールだ。」

④フィッシュボーン

マリオ「ここも余裕で抜けられそう!」
烏野える「鬼門のフィッシュボーン!18本のポールが不規則に迫るが、彼には一定のメロディが聞こえているのか!?右、左、交互に繰り出すステップは、まるで演武を見ているような美しさ!突破!」
ルイージ「カッコいいなぁ!」

⑤ぐらぐら吊り橋

烏野える「さあ中盤、吊り橋だ!揺れる足場など、一点を見つめる彼の集中力の前では無に等しい!かつては孤独に拳を振るっていた彼が、今日は会場の全視線を背負い、一歩一歩魂を刻み込みます!」
ホップ「あの人の体幹、一体どうなってるんだぞ!?」

⑥ドラゴングライダー

烏野える「ドラゴングライダー!空を突くような跳躍!一本目、キャッチ!そして二本目へ……気合と共に飛び移った!」


ガシィィッ!!


烏野える「捉えた!指先がバーに食い込む!ドラゴンの咆哮を抑えつけ、静かに着地!」
チェルシー「やばいね。」
ガーネット「ちょっと、あの無骨な動き……見ているこっちまで背筋が伸びちゃうわね!」
烏野える「もはや魔城が、彼の道場と化しています!」

⑦タックル

烏野える「さあ、パワーの試練!480kgの壁に正拳突き……ではなく、強靭な足腰をぶつけていく!一歩ごとに吐き出される鋭い呼気!『押忍!』の精神で、重量の箱をすべてパージした!」
カラテ家の父「時間はたっぷりだから…ゆっくり行け!」

⑧そり立つ壁

烏野える「残るは壁のみ!時間は十分にある!しかし彼は一切の妥協を許さない!猛然と加速!……跳んだ!!届いたーーーーー!!!」


カチッ
プシューーーーッ!

942nd STAGE 進出
カラテ家(40)
残りタイム 6秒88



烏野える「カラテ家、40歳にして1stステージを見事突破!リズムを一度も崩すことなく、魔城を攻略しました!!」


カラテ家「っしゃあああああああああああ!」
レスラー「やるじゃねえか、カラテ家!俺の分まで暴れてこいよ!」
カラテ家の父「……よし。いい「一撃」だったぞ、息子よ。」


レポーター「カラテ家さん、おめでとうございます!見事なリズムでした!」
カラテ家「応援、感謝するッス!このコースもまた、一つのリズムッス!次も自分を信じて叩き切るッス!」
霧雨魔理沙「次はアンタの番だな!私の分まで、仇を取って来いよ!」
博麗霊夢「なんとかなるわよ。」
十六夜咲夜「霊夢様、あまりお洋服を汚されますと、後でお洗濯が大変ですわ。……優雅に、かつ迅速にお願いします。」
チルノ「あたいと一緒に2ndステージへ行こうよ!」
東風谷早苗「霊夢さん、奇跡を起こすのは現人神の私だけではありません。博麗の巫女の底力、期待しています!」


人里離れた辺境の地。そこには、忘れ去られた者たちが集う楽園があった。数々の異変を、その強引とも言える『直感』で解決してきた一人の巫女。
博麗霊夢「異変解決なんて、いつものことよ。まあ、なんとかなるでしょ。」


数々の異変を、その強引とも言える『直感』で解決してきた一人の巫女。彼女にとって、この鋼鉄の魔城もまた、解決すべき一つの『異変』に過ぎない。


博麗霊夢「あいにく、地を這うのも得意なのよ。博麗の巫女を甘く見ないことね。」


チルノ「霊夢は最初の板を踏み外して、そのままカエルみたいに池に飛び込むはずだよ!あたいより先に落ちるなよ!」
霧雨魔理沙「おいおい、そんな不吉な予言するなよな。霊夢、空を飛べないお前なんてただの『動ける紅白』だ。しっかり地面を蹴ってこいよ!」
博麗霊夢「ふん、2人とも好き勝手言ってくれるわね。」


烏野える「幻想郷から『空飛ぶ不思議な巫女』が地上に降り立ちました!数々の異変を解決してきたその勘は、この魔城の罠さえも見透かしてしまうのかー!」

95博麗神社 巫女
博麗霊夢(41)



烏野える「博麗霊夢、41歳!」
博麗霊夢「まあ、空を飛ばなくたってこれくらい、なんとかなるわよ。」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「今日は地に足をつけて挑みます!異変解決で鍛えた直感と身のこなし、1stステージ突破なるか!?一歩一歩、まるでお払いをするかのような静かな足運び!攻略!」
チルノ「嘘でしょ!?」

②ローリングヒル

烏野える「ローリングヒル!回るローラーをいなし、頂上へと駆け上がる。かつては異変のたびに空を舞っていた彼女ですが、重力に逆らわぬその動きは、地上でも十分に通用することを証明しています!下りも軽やかだ!」
霧雨魔理沙「そいつは力任せじゃ回らねぇぜ。体の軸をしっかり意識して、振り子のリズムを盗むんだ!」

③ジャイアントホイール

烏野える「さあ第3エリア!車軸を掴んだ!ここまでは完璧なペース……」
博麗霊夢「ちょっと……これ、滑るわね……!?あ……っ!」


バシャーン!!


烏野える「ああーーっと!」
霧雨魔理沙「ちょっとーーーーー!」
十六夜咲夜&東風谷早苗「あーーーーー!」
烏野える「手が滑ったか!お札を投げるような繊細な指先が、鉄の重圧に耐えきれなかったーー!!」

951st STAGE リタイア
博麗霊夢(41)
博麗神社 巫女



霧雨魔理沙「おいおい霊夢、何やってんだよ!いつもの直感はどうしたんだ?」
博麗霊夢「(水の中から)……うるさいわね。ちょっと手が滑っただけよ。やっぱりこれ、修行が必要かしら……。」


レポーター「霊夢さん、まさかのエリアで脱落となりました。手応えはどうでしたか?」
博麗霊夢「ふん、ただの油断よ。……と言いたいけれど、あの車輪、なんだか嫌な妖気でも漂ってるんじゃないかしら。手が全然引っかからなかったわ。」
チルノ「あはは!霊夢、だっさーい!あたいが仇を取ってやるから、そこで震えてなさい!」
博麗霊夢「あんたに言われたくないわよ!……まあいいわ、お茶でも飲んで見届けさせてもらうわ。」
ブロリー「俺みたいにセットを壊すんじゃないぞ!」
孫悟空「大丈夫だって!」
ベジータ「カカロット。貴様が池に落ちてサイヤ人のツラを汚すようなら、俺がその場で始末してやるからな。」
パラガス「おや、次はカカロットか。」


宇宙の運命を何度も救ってきた男。その強さは、神の領域にまで達した。
孫悟空「オラより強え奴がいるって聞いて、ワクワクが止まんねぇぞ!」


しかし、ここは気弾も舞空術も通用しない、物理の魔城。
孫悟空「へへっ、どんな修行が待ってんのかなぁ!」
ブロリー「カカロット……壊していいのか?」


かつて重力室で鍛え上げたその脚力。しかし、滑る板には通用するのか!?
孫悟空「ベジータ、おめぇもやるか?」
パラガス「ふん、無駄なことはやめておけ。この魔城は一筋縄ではいかん。」
ブロリー「……俺は、あの『そり立つ壁』を殴りたい。」
ベジータ「ふん、カカロットに先を越されるのは癪だが……見ててやる。無様な姿を見せるなよ!」
孫悟空「おう!一発で終わらせてやっからよ!」


スタッフ「自信はありますか?」
孫悟空「自信?そんなのわかんねぇけど、とにかく楽しみで仕方がねぇんだ!」


孫悟飯「お父さん!いつもの修行だと思って、リラックスしてください!」
孫悟天「パパなら絶対クリアできるよ!頑張ってー!」
パン「おじいちゃん、かっこいいとこ見せてね!」
孫悟空「おう!パン、悟飯、悟天!オラの全力、見せてやっからな!」


烏野える「宇宙最強の看板を背負い、今、オレンジ色の道着が風を切る!」

96サイヤ人
孫悟空(48)



烏野える「孫悟空、48歳!」
孫悟飯「足元をしっかり見て、重心を意識してください!」
孫悟天「パパ、がんばれー!」
パン「おじいちゃん、かっこいいとこ見せてね!」
孫悟空「オラ、わくわくしてきたぞ!いっちょやってみっか!」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「修行こそが人生、強い奴と…。」
孫悟空「おっ、この板、けっこう跳ねるんだな!」


バシャーン!!


烏野える「信じられない!」
孫悟飯「えーーーーーーー!?」
孫悟天「嘘だろ!?」
パン「おじいちゃーーーん!?」
ベジータ「何、やってるんだ!?」
パラガス「おいおい!」
ブロリー「何してる!」
烏野える「孫悟空、開始わずか2秒!戦闘力では測れない魔城の罠に、宇宙最強の男が膝を屈しました!!」

961st STAGE リタイア
孫悟空(48)
サイヤ人



ベジータ「……貴様、何をやっているんだカカロット!修行不足も甚だしいぞ!」
孫悟空「(水の中から頭をかきながら)へへへ……わりぃわりぃ。つい油断しちまった。これ、オラが思ってたよりずっと強えな!」
ブロリー「カカロット……お前、ただ遊びたかっただけなんじゃないのか……?」
パラガス「カカロットォ……!修行が足りんと言ったはずだ!サイヤ人の面汚しめ……!」
ルビー「あはは!悟空さん、最強って聞いてたのに一瞬で消えちゃった!」
ガーネット「ルビー、失礼よ!……でも確かに、今の滑り方はちょっとおマヌケだったわね。」
ドラえもん「悟空さんでも、地面を蹴る瞬間に滑っちゃうとどうしようもないんだね。」
のび太「それにしても、最高齢のパラガスやベジータは頑張ってたな…。」
ジャイアン「おいおい、天下の悟空さんが開始2秒かよ!心の友だと思ってたのに、今の滑り方は俺の歌よりズコーッだぜ!」
博麗霊夢「次はチルノの出番だね!私の分まで頑張りなさいよ!」
霧雨魔理沙「おいおい、どいつもこいつも池の底に忘れ物でもしてきたのか?霊夢まであんなザマじゃ、幻想郷の面目が丸つぶれだぜ。チルノ!お前、まさか自分が『計算高い』とか思ってねーよな?……まぁ、お前のその『根拠のない自信』だけで、あの魔城をフリーズさせてこい!」
十六夜咲夜「……溜息しか出ませんわね。霊夢様があのような失態を演じるとは。チルノ、あなたにエレガントな動きは期待しませんが、せめてお嬢様の前で恥をかかない程度には粘りなさい。もし一歩目で落ちるようなことがあれば、今夜の夕食は『かき氷』のみですわよ?」
東風谷早苗「やはり奇跡は、願うだけでは起きないということですね。チルノさん!ここはあなたの言う『算数』とやらで、この物理現象を解決してみせてください!もしクリアできたら、守矢神社特製の『最強お守り』を授与しちゃいますよ!」
チルノ「あははは!霊夢もシロナも悟空も、みんなアタイの引き立て役だったってわけね!いい?あたいの頭脳によれば、全部『あたいが勝つ』っていう数式に書き換え済みなんだから!見てなさい、アタイのパーフェクトなクリアを!」


烏野える「幻想郷最速……ではなく、自称『幻想郷最強』の頭脳が、この魔城を完全に数式で解き明かしに来た!その冷気で池を凍らせることは許されないが、彼女の熱すぎる自尊心が、凍りついた空気を再び燃え上がらせるか!?」

97最強の教授
チルノ(47)



烏野える「チルノ、47歳!」
チルノ「こんなの、あたいの計算によれば余裕なんだから!見てなさい!」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「『あたいってば最強ね!』と豪語し、算数から物理学まで極めたという自称・教授が1stステージに降臨!冷気で池を凍らせることは禁止されていますが、その自信は本物か!?突破!」

②ローリングヒル

烏野える「ローラーの回転に目を回すことなく、小さな体でしがみつく!頂上で一度バランスを崩しかけましたが、自慢の計算能力で重心を立て直し、下りた!」

③ジャイアントホイール

烏野える「さあ、霊夢が沈んだジャイアントホイールだ!チルノ、必死に手を伸ばして車軸を掴んだ!……しかし、車輪が動かない!チルノの体重ではホイールが回らないか!?無理やり反動をつけようとした!」
チルノ「えっ、ちょ、動かないわよこれ!?あたいの計算だと、もっと……あーっ!」


バシャーン!!


烏野える「計算違いだーー!!チルノ、自重の軽さが仇となり、ホイールを制御しきれずそのまま水の中へ!最強の数式は、冷たい池に溶けて消えました!」

971st STAGE リタイア
チルノ(47)
最強の教授



大妖精「チルノちゃーーん!冷たくない!?大丈夫!?」
チルノ「(水の中から)……所詮、アタイはバカだね。」
野原しんのすけ「バーカバーカ♪バーカバーカ♪バーカバーカ♪」
チルノ「うるさーーい!あたいはバカじゃない!ただ、あのホイールがアタイの知能についてこれなかっただけよ!」
博麗霊夢「……あんた、さっきまで私のこと馬鹿にしてたわよね?結局同じ場所で濡れネズミじゃない。」
チルノ「あんたは不運だけど、あたいは『計算された脱落』なのよ!……たぶん!」
霧雨魔理沙「おいおい、どっちもどっちだぜ。水も滴るいい巫女と氷精だな。」
東風谷早苗「まあまあ、お二人とも風邪を引かないうちに上がってください。早苗特製のホットお祓い棒でも差し上げますから!」
十六夜咲夜「お嬢様、やはり飛行能力が使えないとなると、幻想郷の強者たちも形無しですわね……。」
野原ひろし「ったく、最近の妖精さんは随分と理屈っぽいんだなぁ……。」
野原しんのすけ「あーあ、最強の教授っていうから期待してたのに、ただの『冷やしバカ』だったゾ。」


げ ん
こ つ


野原みさえ「ちょっとしんのすけ!初対面の人、ましてや妖精さんに失礼でしょ!!」
野原ひろし「あ痛っ!おいみさえ、俺まで殴ることないだろ!俺は何も言ってないぞ!」
野原しんのすけ「母ちゃん、30年前から全然パンチのスピードが落ちてないゾ……。これが本当の『最強』の正体なんじゃないの?」


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