ジャンル別/小説/バラエティ/L07/1/4 のバックアップ(No.19)

烏野える「ついに、ついに沈黙が破られた!トムラ颯也のクリアによって、会場の空気は一変!この勢いに乗って、クリア者が続出するか!?忍術学園から、くの一の精鋭が登場です!」

37 忍術学園予選会くの一の部優勝
ユキ(43)



烏野える「忍術学園くの一の部・予選優勝!ユキ、43歳!43歳となった今も、その忍びとしての技は衰えを知りません!くの一の意地を見せられるか!?」
ユキ「くの一の底力、とくと見なさい!」
トモミ「ユキちゃん、頑張って!おシゲちゃんに良いところ見せてあげなきゃ!」
ユキ「わかってるわよ。くの一の恐ろしさ、この魔城に刻み込んでやるわ!」
烏野える「ベテラン忍者の風格!」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「さあ、女王が動いた!1枚、2枚と軽やかな足捌き、さすがは現役の忍!4枚目からローリングヒルへ、吸い込まれるようなジャンプを見せた!」

②ローリングヒル

烏野える「登りのローラー、しっかりと指先をかけて登りきる。問題はここからだ。下りのローラー、回転に合わせるように一歩ずつ、慎重に、しかし大胆に!よし、着地成功!」

③ジャイアントホイール

烏野える「跳んだ!車軸をガッチリとホールド。身体を丸め、遠心力を逃がしながら回転を待つ。ベテランの知恵か!対岸へ見事に飛び移った!」

④フィッシュボーン

烏野える「やってきた、タイミングの迷路。18本の骨が不規則なリズムで襲いかかる!1枚目、2枚目、慎重に見定めて……ああっ!?」
ユキ「きゃあっ!?」


ベシィッ!


烏野える「二枚目から三枚目へ飛び移る刹那、骨に背中を叩かれた!バランスを崩した!立て直せるか!?」


バシャーン!!


烏野える「ダメだーー!!忍術学園の予選女王、ユキ!不覚にもフィッシュボーンの骨に絡め取られました!」

371st STAGE リタイア
ユキ(43)
忍術学園予選会くの一の部優勝



ユキ「(水の中から)……悔しいわね。やっぱり実践とは勝手が違うわ。シゲ、あとは頼んだわよ!」
大川シゲ「ユキちゃん、お疲れ様!あとはこの私のわがままボディに任せなさい!」


烏野える「ユキの無念を晴らせるか!同じく忍術学園から、くの一の部・敢闘賞の登場です!」

38忍術学園予選会くの一の部敢闘賞
大川シゲ(43)



烏野える「忍術学園のムードメーカー!大川シゲ43歳!そのどっしりとした構えは、まるで動かざる山のごとし!いざ出陣です!」
大川シゲ「ユキちゃんの分まで頑張るわよ!」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「さあ、慎重なスタートだ!一段、一段、自慢の体重を乗せて足場を確かめていく。1枚、2枚……。足場がたわむほどの重量感!ゆっくりと、しかし確実に4枚目まで進んだ!」

②ローリングヒル

烏野える「さあ、鬼門。その体重がローラーにどう影響するか!?」
大川シゲ「ぬんっ!」
烏野える「登りはパワーでゴリ押しだ!しかし問題はここから、魔の下り坂!スピードがつきすぎている!制御できるか!?」
大川シゲ「……あらっ!?あらららら!」


バシャーン!!


烏野える「転がり落ちていくー!大川シゲ、ローリングヒルの下りで制御不能!豪快な水しぶきを上げて沈みました!」

381st STAGE リタイア
大川シゲ(43)
忍術学園予選会くの一の部敢闘賞



大川シゲ「(水の中から)目が回っちゃったわ……。」


烏野える「忍術学園のくの一勢、まさかの連続リタイア!再びクリアの灯が遠のいてしまったのか!?」

39ジミー・サング1st ドラゴングライダーでリタイア



烏野える「この男に『沈黙』という言葉は似合わない!銀河一プライドの高い、あの王子が登場だ!」

40サイヤ人
ベジータ(53)



烏野える「サイヤ人、ベジータ53歳!かつては銀河を震え上がらせた戦士も、今や50代に突入。本家SASUKEでも50歳を超えての1stクリアは至難の業とされていますが、サイヤ人の細胞に限界はないのか!?魔城に挑む!」
トランクス「パパ、頑張って!重力室の修行に比べれば余裕だよ!」
ブルマ「ベジータ!みっともない姿見せたら、夕飯抜きよ!」
ベジータ「フン、貴様ら……黙って見ていろ。この程度の遊び、私が一瞬で終わらせてやる。サイヤ人の王となる男の力、とくと目に焼き付けろ!」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「さあ、始まった!ステップス、1歩目から凄まじい踏み込みだ!重力室での過酷な修行を思い起こさせる力強い足取り、4枚目からローリングヒルへ迷わず跳んだ!」

②ローリングヒル

烏野える「ローリングヒル、飛びついた!ローラーの回転を力でねじ伏せる。登りは一気に制覇!下り坂、加速するローラーを足の指先でコントロールしていく。ベジータ、53歳とは思えぬ反射神経だ!」

③ジャイアントホイール

烏野える「鬼門のホイール!大きく跳躍し、車軸を掴んだ!エネルギーなどは使えない、純粋な握力勝負だ。遠心力に翻弄されそうになるが、歯を食いしばり、対岸へ身体を投げ出した!突破!」

④フィッシュボーン

烏野える「フィッシュボーン。18本の骨を戦士の直感で読み切る。一枚、また一枚と最短ルートを突き進む!冷静な判断力が光る、ベジータの忍耐!」

⑤ぐらぐら吊り橋

烏野える「激しく揺れる吊り橋!しかしベジータは止まらない!揺れる足場を逆に利用し、加速をつけて駆け抜ける。残り時間はまだ半分以上ある!」

⑥ドラゴングライダー

烏野える「ドラゴングライダー!高く跳躍、一本目をガッチリ掴んだ!滑降の衝撃!二本目への飛び移り……掴んだぁ!!セルゲーム以来の集中力か、53歳のサイヤ人が鬼門を越えた!」

⑦タックル

烏野える「さあ、140kg、160kg、180kg!生身の怪力で重戦車を次々と押し倒す!しかし、ここで体力を削られたか。ハシゴを登る足がわずかに重い!時間は残り15秒を切った!」

⑧そり立つ壁

烏野える「壁に挑む!1回目、跳んだ……手が届かない!残り5秒!これが最後だ、行けー!……あーーーっ!!」


バンッ!


烏野える「……届かない!サイヤ人の王子、頂上に手が届かず!」

401st STAGE リタイア
ベジータ(53)
サイヤ人



ベジータ「(壁の下で肩で息をしながら)……く、くそったれえぇぇーーっ!!この私が……こんな壁一枚に……!!」
孫悟空「おいベジータ!惜しかったな!次はオラが壁ごとぶっ壊してやるからよ!」
ベジータ「貴様、黙れカカロット!……次は、次は必ずこの壁を捻り潰してやる!」

③ジャイアントホイール



烏野える「大きくジャンプして車軸を懸命に掴み…」


バシャーン!!


烏野える「……あーーっと!回転の勢いに耐えきれない!」

411st STAGE リタイア
スパークス(12)
KARASUKEジュニアカップ準優勝


⑤ぐらぐら吊り橋



烏野える「揺れる足場を懸命に踏みしめる!あぁっ、足が止まった!」


バシャーン!!


烏野える「バランスを崩した!」


スパークスは、ジャイアントホイールの遠心力に握力が持たず、対岸へ移る前に力尽き着水。ジニーは、ぐらぐら吊り橋の激しい揺れに翻弄され、立て直すことができず横転し脱落。

421st STAGE リタイア
ジニー(11)
KARASUKEジュニアカップ優勝



烏野える「ジュニア世代の奮闘も空しく、クリア者は未だトムラ颯也ただ一人。しかし、ここからは『チームL予選会』を勝ち抜いた、正真正銘のヒーローたちが牙城を崩しにかかります!」

43チームL予選会代表
緑谷出久(25)



烏野える「緑谷出久25歳!通称・デク!この魔城を『救う』ことができるか!?」
爆豪勝己「おいデク!こんなところでモタモタしてんじゃねえぞ、このクソナードが!」
麗日お茶子「デクくん、ガンバレーー!!」
緑谷出久「大丈夫だ!これまでの特訓は嘘じゃない。全力で……行くんだ!!」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「さあ、始まった!一歩一歩が非常に正確だ。自身の限界を分析し、最適な足運びを見せている。4枚目を蹴って、ローリングヒルへ迷わず飛びついた!」

②ローリングヒル

烏野える「回転するローラー。緑谷、重心を低く保ち、全身のバネを使って衝撃を吸収していく!登りきった!かつて海浜公園でゴミを運び続けたあの足腰の粘りを見せられるか。下りもピタリと止まった。クリア!」

③ジャイアントホイール

烏野える「さあ、魔の車輪だ。跳んだ!車軸をガッチリとホールド!腕が伸びそうになるのを、広背筋で耐え抜く!大きく体を振り、対岸へ……完璧な着地!デク、快調なペースです!」

④フィッシュボーン

烏野える「リズムが命のフィッシュボーン。18本の骨が迫る!緑谷は冷静にタイミングを計っている。ステップ!ステップ!まさに格闘センスの塊。難関を一つずつ救っていく!」

⑤ぐらぐら吊り橋

烏野える「揺れる吊り橋。しかし止まらない!揺れを予測し、その頂点を利用して次の足場へ。」

⑥ドラゴングライダー

烏野える「最大の鬼門!跳んだ!一本目を掴んだ!滑降の衝撃!指先が剥がれそうになるのを、これまでの特訓の記憶で耐える!二本目への飛び移り……タイミングは今だ!掴んだぁ!!対岸へ着地!!」

⑦タックル

烏野える「さあ、480kgの壁が立ちはだかる!一歩一歩踏みしめる。応援席の仲間の声が背中を押す!泥臭く、しかし力強く押し切った!階段を駆け上がる!」

⑧そり立つ壁

烏野える「残るは壁のみ!残り時間は15秒。1回目、駆け上がる……加速が乗っている!一発で……掴んだぁ!!身体を引き上げた!」


カチッ
プシューーーーッ!

432nd STAGE 進出
緑谷出久(25)
残りタイム 12秒88



烏野える「2人目のクリア者は、緑谷出久だーーー!!」
緑谷出久「(頂上でガッツポーズ)……よしっ!頑張ったよ、みんな!!」
烏野える「10秒以上の時間を残しての堂々たるクリア!停滞していた会場の空気を、この男が完全に打ち破りました!」
飯田天哉「緑谷くん!実に見事な脚力だ!君はまさにヒーローの鑑だぞ!」
緑谷出久「(照れながら)ありがとう、飯田くん!みんなの声援があったから、最後の一歩が出たんだ!」


レポーター「本日2人目のクリアを決めた緑谷出久選手!おめでとうございます!」
緑谷出久「(肩で激しく息をしながら)はぁ、はぁ……!ありがとうございます!本当に自分の筋肉と、これまで積み上げてきた特訓だけが頼りでした。途中で足が止まりそうになったけど、応援席のみんなの顔が見えて……!」
レポーター「12秒以上のタイムを残してのクリア、分析通りの展開でしたか?」
緑谷出久「いえ、そんな……!最後の『そり立つ壁』は、本当に皆さんの声援が押し上げてくれたんだと思います。」
烏野える「まさにヒーローの鑑!素晴らしい激走でした。2ndステージも期待しています!さあ、緑谷出久のクリアで完全に流れが来ました!続いて登場するのは、同じくチームL予選会を圧倒的な精神力で勝ち抜いたこの男!」

44チームL予選会代表
竈門炭治郎(22)



烏野える「鬼滅の刃より、竈門炭治郎22歳!家族を思い、仲間を思い、戦い抜いてきたその体に、もはや『不可能』の文字はないのか!?」
我妻善逸「炭治郎ーー!死ぬなよ!死んだら禰󠄀豆子ちゃんが悲しむだろぉぉ!」
嘴平伊之助「おい、三太郎!あのカベを猪突猛進でブチ抜いてこい!」
竈門炭治郎「頑張れ炭治郎、頑張れ!俺は今までよくやってきた!俺はできる奴だ!そして今日も、これからも、折れていても、俺がくじけることは絶対にない!」
烏野える「自らを鼓舞し、真っ直ぐな瞳で前を見据える!」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「さあ、炭治郎が行く!非常に丁寧な足運びだ。嗅覚を研ぎ澄まし、足場の安定している箇所を見極めているのか!?」

②ローリングヒル

烏野える「ローラーの回転に逆らわず、自らのリズムを刻む。下り坂も一歩ずつ、重心を低く保ってクリア!」

③ジャイアントホイール

烏野える「跳んだ!車軸を強く握りしめる!身体を振り、その勢いを殺さずに対岸へ。無駄のない動きだ!」

④フィッシュボーン

烏野える「迫りくる骨!炭治郎は深く呼吸を整え、タイミングを計る。一歩、二歩!骨の隙間を縫うようにして突破!」

⑤ぐらぐら吊り橋

烏野える「激しく揺れる鎖!しかし、厳しい修行で鍛えた体幹がそれを許さない。必死に堪えて渡り切った!」

⑥ドラゴングライダー

烏野える「最大の難関ドラゴングライダー!トランポリン、高く跳んだ!一本目を掴んだ!滑降の衝撃に耐える!二本目のバーへ……跳んだぁ!!掴んだ、離さない!!」

⑦タックル

烏野える「さあ、合計480kg!鼻にツンと来る摩擦の匂いを感じながら、泥臭く押し進む!一歩、また一歩!ついに押し切った!」

⑧そり立つ壁

烏野える「時間は残り10秒!1回目、届かない!2回目、行け!……行ったーーー!!」


カチッ
プシューーーーッ!

442nd STAGE 進出
竈門炭治郎(22)
残りタイム 4秒12



烏野える「緑谷出久に続き、竈門炭治郎も1stステージを突破しましたーー!!」
竈門炭治郎「(頂上で深く一礼)……ありがとうございました!皆さんの応援が、力になりました!」
竈門禰󠄀豆子「やるじゃん!」(拍手する)
竈門炭治郎「禰󠄀豆子、見ててくれたか!兄ちゃん、やり遂げたぞ!」
烏野える「なんという謙虚さ、そしてなんという強さ!チームL代表が立て続けに意地を見せつけました!」


レポーター「見事クリア!竈門炭治郎選手です!おめでとうございます!」
竈門炭治郎「(深く一礼して)ありがとうございます!本当に、本当に苦しかったです……!でも、応援してくれたみんなの『頑張れ!』という声が、鼻の奥に、心の中に届きました!」
レポーター「特に厳しかったエリアは?」
竈門炭治郎「ドラゴングライダーですね。バーを掴んだ時の衝撃が凄まじくて……。あそこで心が折れそうになりましたが、『全集中の呼吸』に近い、深い呼吸を意識してなんとか繋げることができました!」
烏野える「精神力の勝利ですね!この勢いのままにレジェンドが登場だ!」

45チームL予選会代表
パックマン(60)



烏野える「パックマン60歳!この円形の肉体が、KARASUKEの直線的な難関にどう立ち向かうのか!?」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「60歳のレジェンドが動いた!その丸い体躯を揺らしながら、ステップを踏んでいく。慎重な立ち上がりだ!」

②ローリングヒル

烏野える「ローラーに飛びついた!自らも回転するかのような滑らかな動きで丘を越えていく!」

③ジャイアントホイール

烏野える「ホイールを掴んだ!球体のようなフォルムが、回転の勢いに翻弄されそうになる!必死に耐えて対岸へジャンプ!」

④フィッシュボーン

烏野える「骨の迷路だ!パックマン、モンスターを避けるように左右へ細かく動き、骨をかわしていく!」

⑤ぐらぐら吊り橋

烏野える「揺れる吊り橋!短い手足でバランスを取りながら、一歩一歩進む。時間は残り40秒を切った!」

⑥ドラゴングライダー

烏野える「さあ、ここが正念場だ!トランポリンからバーへ……!掴んだ!二本目のバーに飛び移る…!」


スカッ……!!バシャーン!!


烏野える「あーーーっと!!届かない!あとわずか数センチ、指先がバーに届かなかった!パックマン、大きな水しぶきとともに池に沈んだーーー!!」
パックマン「(水の中から)まいった…。」

451st STAGE リタイア
パックマン(60)
チームL予選会代表



レポーター「パックマン選手、お疲れ様でした!」
パックマン「60歳になっても挑めたことは、僕の長いキャリアの中でも最高のボーナスステージだったね!」


烏野える「レジェンド、ドラゴングライダーの高さに泣きました!さて、ここからは再び忍術学園勢!一般の部、教職員の部と、プロの忍たちが続々登場します!チームL勢の激走に続き、ここからは再び忍術学園からの刺客!一般の部を圧倒的な体力で制した、あの『いけいけどんどん』な男!」
中在家長次「……(無言で拳を突き出す)」
七松小平太「おう、長次!見てろよ!いけいけどんどーーん!!」

46忍術学園予選会一般の部優勝
七松小平太(47)


⑥ドラゴングライダー

烏野える「まだ時間は70秒近く残っている!ドラゴングライダー、跳んだ、一本目を掴んだ!笑い飛ばし、二本目へダイレクトにキャッチ!完璧だ!」

⑦タックル

烏野える「180kgのタックル!遊びだ、これは遊びだ!一瞬で押し切った!ハシゴを一気に登る!」

⑧そり立つ壁

烏野える「さあ壁だ。助走、跳躍、一撃だ!!圧倒的、なんというスピードクリアだ!!」


カチッ
プシューーーーッ!

462nd STAGE 進出
七松小平太(47)
残りタイム 24秒15



烏野える「4人目のクリア!忍術学園の野生児、七松小平太!24秒という圧倒的なタイムを残して、魔城を『いけいけどんどん』と粉砕しましたーー!!」


七松小平太「わっはっは!細かいことは気にするな!次はもっと重い壁を用意しておけよー!」
潮江文次郎「おい小平太!お前、少しは体力を温存せんか!次は俺の番だ、見ていろ!」
烏野える「清々しいまでのパワープレイ!これで再びクリアへの道筋が太くなりました!」


レポーター「おめでとうございます!七松選手、全く息が切れていませんね!?」
七松小平太「わっはっは!これぐらい何てことないぞ!」
レポーター「ドラゴングライダーでの大ジャンプ、恐怖心はありませんでしたか?」
七松小平太「恐怖?そんな細かいことは気にするな!高く飛べば飛ぶほど気持ちいいじゃないか!次はもっと高いところから飛ばせてくれ!」
レポーター「2ndステージへの意気込みをお願いします!」
七松小平太「次も暴れ回ってやるぞ!みんな、しっかり見ていろよー!」


烏野える「まさに嵐のような男!この勢いは誰にも止められないのか!?同じ忍術学園、小平太とは対照的に『鍛錬』を極めたあの男が登場です!忍術学園一、ギンギンに冷めた……いえ、ギンギンに熱い男!」

47忍術学園予選会一般の部敢闘賞
潮江文次郎(47)



烏野える「忍術学園予選会・敢闘賞、潮江文次郎47歳!会計委員長として鍛え上げた算盤捌き……ではなく、日夜繰り返される過酷な『鍛錬』で作り上げた鋼の肉体!小平太に遅れを取るわけにはいきません!」
立花仙蔵「文次郎、あまり気負いすぎて空回りするなよ。」
潮江文次郎「うるさい、仙蔵!俺はいつだってギンギンなんだ!見ていろ小平太、鍛錬の成果は嘘をつかない!」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「ギンギンにスタート!一歩一歩の重みが違う。鍛錬、鍛錬、また鍛錬!その成果が足場を捉える力に変わる!」

②ローリングヒル

烏野える「回転するローラー。文次郎は強靭な腕力でローラーをねじ伏せるように登っていく!頂上で吠えた!下りも一切の妥協なし。一歩ずつ確実にローラーを押さえ込み、クリア!」

③ジャイアントホイール

烏野える「跳んだ!車軸をガッチリとホールド。強靭な二頭筋で引きつけ、水面を許さない。鍛え抜かれた肉体が回転の遠心力に打ち勝った!完璧な着地だ、文次郎!」

④フィッシュボーン

烏野える「18本の骨。文次郎は正面から勝負を挑む!一つ、二つ、三つ、四つ!リズムを崩さず、ギンギンに突破!」

⑤ぐらぐら吊り橋

烏野える「揺れを気合と体幹で抑え込む。吊り橋を震わせながら駆け抜けた!時間はまだ1分近く残っている!」

⑥ドラゴングライダー

烏野える「最大の難所!跳んだ!一本目を掴む!運命の二本目へ……身体を振り、今だ!!掴んだぁ!!指の先までギンギンに力が入っている!着地!」

⑦タックル

烏野える「480kgの重戦車が相手だ!足元をギンギンに踏みしめて、一歩、また一歩!一気に押し切った!ハシゴを登る、腕がパンパンだ!」

⑧そり立つ壁

烏野える「時間は20秒を切った。1回目、届かない!2回目、気合を入れ直す。助走、加速……跳んだ!掴んだぁ!!力技で身体を引き上げた!」


カチッ
プシューーーーッ!

472nd STAGE 進出
潮江文次郎(47)
残りタイム 6秒22



烏野える「忍術学園から二人連続の突破ーーー!文次郎、ギンギンにクリアをもぎ取っていきました!」


潮江文次郎「(頂上で拳を突き上げ)見たかぁー!!これが、俺の、鍛錬だぁぁーー!!」
七松小平太「わっはっは!文次郎、顔が真っ赤だぞ!ゆでダコみたいだな!」
潮江文次郎「黙れ!これが男の熱さだ!」


烏野える「凄まじい熱量!1stステージの気温が上がったような気がします!」
レポーター「潮江選手、おめでとうございます!まさに『鍛錬』の成果が出ましたね!」
潮江文次郎「(顔を真っ赤にして息を荒げながら)ハァ、ハァ……!当たり前だ!毎日、重い鉄塊を持って走っている俺にとって、この程度の壁、動いて当然!だが……ドラゴングライダーの衝撃はギンギンに来たぞ!腕が持っていかれるかと思った!」
レポーター「そり立つ壁、1回目は失敗しましたが焦りは?」
潮江文次郎「焦りなどない!ただ壁に対する気合が足りなかっただけだ!2回目は壁を捻り潰すつもりで跳んだ!次もギンギンに行くぞー!」

⑥ドラゴングライダー



烏野える「さあ二本目、タイミングを合わせて……跳んだ!!……届かない!」


バシャーン!!

481st STAGE リタイア
土井半助(57)
忍術学園予選会教職員の部優勝


④フィッシュボーン



烏野える「おっと、バランスを崩した!立て直せない!」


バシャーン!!

491st STAGE リタイア
木下鉄丸(71)
忍術学園予選会教職員の部敢闘賞



土井半助は、ドラゴングライダーの二本目のバーにわずかに指先が届かず、空中へ放り出され、木下鉄丸は、フィッシュボーンで骨を避ける際のバランス崩しを修正できず、池へ落下。


烏野える「プロの忍者たちでも、年齢という壁は高かったか……。さあ、いよいよ前半戦の最後、ゼッケン50番!みんなが知っている『愛と勇気のヒーロー』が満を持して登場です!教職員勢の熱い戦いに続き、ついに前半戦のラストバッター!空飛ぶ正義のヒーローが、なんと自慢のマントを脱ぎ捨ててKARASUKEの舞台に降り立ちました!」

50愛と勇気のヒーロー
アンパンマン(48)



烏野える「それいけ!アンパンマンより、アンパンマン48歳!その丸い顔に宿る『愛と勇気』、そして鍛え抜かれた生身の身体能力だけで、この絶望の魔城を照らせるか!?」
ジャムおじさん「アンパンマン、無理はいけないよ。君にはマントがないんだからね。」
バタコさん「アンパンマン!応援してるわよー!」
アンパンマン「たとえ飛べなくても、困っている誰かのために僕は進むよ!みんな、勇気を出して!」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「マントを脱いだアンパンマン!自分の足で一歩ずつ進む。まずは最初の足場をクリア!」

②ローリングヒル

烏野える「さあローリングヒル。アンパンマンは今回、出場にあたって『飛べる僕ではなく、歩く僕として、みんなに勇気を与えたい』と語りました。その言葉通り、ローラーを一歩ずつ踏みしめていく!下りも慎重に、慎重にクリアだ!」

③ジャイアントホイール

烏野える「鬼門のホイール!アンパンマン、大きく跳躍して車軸を掴んだ!かつてバイキンマンの数々のメカを打ち破ってきたその腕力。今日は自分の体重を支えるために使われます。遠心力に振られながらも、丸い顔に決意を秘めて耐え抜く!対岸へ、見事に飛び移った!」

④フィッシュボーン

烏野える「迫る18本の骨!アンパンマン、細かくステップを刻みます。実はこの大会のために、バタコさんと共にリズム感のトレーニングを積んできたといいます。パンを焼く際のリズム、そして子供たちの笑顔を守るためのリズム!迷いなく突破していく!」

⑤ぐらぐら吊り橋

烏野える「激しく揺れる吊り橋です!アンパンマン、足元が不安定だ!しかし彼は知っています、一歩踏み出す勇気が道を切り拓くことを。必死にバランスを取り、短い手足で重心を制御。」

⑥ドラゴングライダー

烏野える「さあ、運命のドラゴングライダーだ!空を飛べない今の彼にとって、これが唯一の飛行!大きく飛んで……一本目を掴んだ!そして二本目へ、魂の跳躍!!」


スカッ……!!バシャーン!!


烏野える「届かなかったーーー!!ヒーロー、ドラゴングライダーで沈む!やはりドラゴングライダーの壁は、愛と勇気だけでは越えられなかったのかーー!!」
アンパンマン「(水の中から)……顔が濡れて……力が……出ないよ……。でも、みんなの応援はちゃんと届いたよ……!」

501st STAGE リタイア
アンパンマン(48)
愛と勇気のヒーロー



レポーター「アンパンマン選手、惜しくもドラゴングライダーで力尽きました。」
​アンパンマン「(顔を濡らしながら、弱々しくも優しい声で)……ジャムおじさん、バタコさん、ごめんね。マントがなくても、みんなに勇気を届けたかったんだけど……。でも、最後まで諦めずに跳べたのは、会場のみんなの応援という『新しい顔』を届けてもらったおかげだよ。次はもっと鍛えて、またこの壁に挑戦したいな……!」
バタコさん「アンパンマン、よく頑張ったわね!マントがなくてもあんなに高く跳べるなんて、あなたは私たちの誇りよ!さあ、新しい顔を焼くから、まずは温まって!」
​ジャムおじさん「そうだよアンパンマン。君の勇気は、結果に関係なく会場のみんなに届いたはずさ。さあ、パン工場に戻って、次はもっと高く跳べるように一緒に考えようじゃないか。」


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