午前9時のラグミミル城。 江崎彩葉「ご主人様、お部屋のお掃除が終わりました」 ラグミミル「いつもありがとう」 江崎彩葉「次はヴァルバトーゼ様のお部屋ですね、ヴァルバトーゼ様、失礼します」 ヴァルバトーゼ「うむッ!今日もイワシが美味い!!」 江崎彩葉「ヴァルバトーゼ様?お部屋で生のイワシを食べるのはおやめくださいと言いましたよね?お部屋が生臭いですよ」 ヴァルバトーゼ「なんだ?お前もイワシが欲しければくれてやろう」 江崎彩葉「ヴァルバトーゼ様?人の話を聞いてますか?」 ラグミミル「あーあ、ヴァルバトーゼの奴、今日も彩葉ちゃんを笑顔で怒らせてるよ…」 その頃、秘密結社串刺しオゾンの拠点では… ブレイド・エッジ「今日はボストン茶会事件の日か!そろそろゴミを捨てないとな!」 小鳥遊六花「ブレイド、時刻は9時だ、回収の時間はとっくに過ぎている」 ブレイド・エッジ「いけね!うっかりしてたぜ!」 戦士男「それなら、いいゴミ捨て場を見つけましたよ」 ブレイド・エッジ「本当か!助かったぜトロメイア!場所はどこだ?」 戦士男「何を隠そう、ラグミミル城ですよ!」 闇黒騎士「最近、らぐみみらーずのメイドが毎日掃除をしてるという話だ」 ブレイド・エッジ「なるほど、ラグミミル城に捨てたゴミを江崎彩葉に掃除させるってことだな!」 初音ミク「さすがですね!エリオットさん!」 闇黒騎士「ククク…そう褒めるな」 ブレイド・エッジ「よし!そうと決まればラグミミル城にゴミを捨てに行くぜ!」 時空の渡しゲートを使って10秒後。 ブレイド・エッジ「ラグミミル城という名のゴミ捨て場に来たぜ!ここにゴミを捨てれば彩葉が掃除をしてくれんだよな!?」 戦士男「つーかラグミミルの奴、いつの間にプリニー教育係の胸像作ったんだよ?趣味悪いぜ!」 小鳥遊六花「細かいことは気にするな、ゴミをどこに捨てるか決めろ」 闇黒騎士「ここなら例のメイドが来るだろう」 初音ミク「そうですね!ここに捨てましょう!」 ブレイド・エッジ「よし!決まりだ!ここにゴミを捨てるぜ!」 しばらくして… 江崎彩葉「あら?誰ですか?こんな大広間の真ん中にゴミを捨てた方は…」 チャイ・シャンファ「彩葉さん、どうしたの?」 江崎彩葉「見てください、大広間の真ん中にこんなにゴミが捨てられてます」 玉樹桜「でもおかしいよ?らぐみみらーずに城内にゴミを捨てる人はいないはずだよ?」 長瀬琴乃「確かに、らぐみみらーずのクルーが大広間にゴミを捨てるのは考えられません」 ヴァルバトーゼ「こうは思わないか?秘密結社串刺しオゾンがゴミを捨てに来てると…」 一柳梨璃「確かに!ヴァルバトーゼさんの言う通り、その可能性が高いです!」 江崎彩葉「私の仕事を無理矢理増やすなんて…」 ヴァルバトーゼ「俺が再教育してやる!!」 小鳥遊六花「誰か来たぞ?」 ブレイド・エッジ「誰だ?」 一柳梨璃「わたしだってできるんだから!」 ちゅどーん!! 小鳥遊六花「ううっ!」 ブレイド・エッジ「おい誰だ!六花に不意討ちした奴は!」 初音ミク「すぐに復活させます!らーらららららららー♪」 小鳥遊六花「はあビックリした…」 闇黒騎士「何者だ!」 ヴァルバトーゼ「最初から思っていたが、やはりキサマらか!秘密結社串刺しオゾン!!」 ブレイド・エッジ「死ぃねえええええええ!!またヴァルバトーゼたちか!死ぃぃぃねええええええええ!!俺は城にゴミなんか捨ててないぞ!」 戦士男「お前ら俺たちがいるとすぐ疑いやがって!」 長瀬琴乃「これまでに悪事をたくさん働くからこうなるのですよ?」 闇黒騎士「だからと言って俺たちがやったことにはならん!」 玉樹桜「こっちが掃除する身にもなって!」 チャイ・シャンファ「そうよ!今すぐ掃除して!」 ブレイド・エッジ「ああああああああ!掃除しろだと!?ああああああああ!掃除はメイドの仕事だろ!?」 初音ミク「掃除してくれなければみっくみくにしてやんよ!みんなの想い!」 小鳥遊六花「ガンティンクル!!」 戦士男「魔剣殺法『切通』!!」 闇黒騎士「爆ぜろ!(ドオォォォン!!)轟け!雷鳴覇斬!!」 ちゅどーん!! 江崎彩葉「床に傷が入りましたよ?どうしてくれるのですか?」 初音ミク「また笑顔で怒ってますね…そんなことは知りませんよ」 戦士男「直したきゃ直せよ」 小鳥遊六花「頑張っても過労死するだろう…」 闇黒騎士「俺たちはこれから飯を食いに行く」 ブレイド・エッジ「そういうことだ、俺たちはずらかるぜ!」 ヴァルバトーゼ「待て!キサマら!!カズィクル・ベイ!!」 ちゅどーん!! 初音ミク「きゃあああああああああ!!」 長瀬琴乃「~~~♪」 ちゅどーん!! 小鳥遊六花「ううっ!」 チャイ・シャンファ「これが、私の、決意よ!!」 ちゅどーん!! 戦士男「うおおおおおおおお!?」 玉樹桜「ぴゃー!!!(すんごい大声)」 ちゅどーん!! 闇黒騎士「うぐッ!!」 ブレイド・エッジ「エリオットたちがやられたぞ!?どうすればいいんだ!?」 江崎彩葉「掃除してください?ブレイド様?」 ブレイド・エッジ「お…俺が悪かったって…飲みかけドリンクやるから許してくれ…」 江崎彩葉「最後の仕上げは…これでどうです!?」 デデーーーーーーーーーーーーン!! ブレイド・エッジ「クソが!!ぬぅ☆彩葉に追い出された!つーか攻撃するときも笑顔で怒ってたな!」 ヴァルバトーゼ「さて…桜あかりを呼んで…」 江崎彩葉「私が直します」 ヴァルバトーゼ「何故だ!?壊された床は桜あかりの力を使わない限り簡単には直せんぞ!」 江崎彩葉「これはメイドとしての仕事です!魔法に頼ってはメイドの仕事を奪います…」 ヴァルバトーゼ「…よし、わかった、お前のメイドとしての力を見せてもらおう」 チャイ・シャンファ「それにしてもどうやって直すの?」 一柳梨璃「…1人で直す気ですね…」 ヴァルバトーゼ「お前たち!例のやついくぞ!」 長瀬琴乃「ありがとうございます」 チャイ・シャンファ「せぇ~の、正義は勝つ!」 ヴァルバトーゼ「次回「魔戦士ヴァルバトーゼ」最終回!「ハイパー・イワシ」戦雲が俺を呼ぶ!」 ブレイド・エッジ「しかもヴァルバトーゼたちに煽られたし!こうなったらラグミミル城に粗大ゴミを捨ててやろうか!?」 ヴァルバトーゼ「粗大ゴミを捨てるだと!?それを死ぬまで掃除するのはお前だァァッーーーー!!!」 長瀬琴乃「粗大ゴミを捨ててやるですって?そんなこと言うなんて…知りませんよ?どうなっても」 続く!