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ジャンル別/小説/バラエティ/L07/1/A2 のバックアップ(No.2)
続いては、野原しんのすけと野原みさえの挑戦の様子を未公開シーンを含めお届けします! 【ゼッケン10番】野原しんのすけ 挑戦前の様子
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| 10 | 嵐を呼ぶ38歳 |
| 野原しんのすけ(38) | |
烏野える「嵐を呼ぶ38歳、野原しんのすけ!」
みさえ「しんのすけ!あんた、これでクリアしなかったら晩ごはん抜きよ!」
ひまわり「お兄ちゃん頑張って!」
野原しんのすけ「ほっほ〜い、母ちゃん。クリアしたら高級チョコビ買ってほしいゾ。」
プッ、プッ、プッ、プー!
| ①クワッドステップス |
烏野える「たくましく育ったその肉体で、カスカベ防衛隊の、そして野原一家の意地を見せられるか!?お気楽な挑戦者、しんのすけ!ステップを刻む音は、もはやダンスのビートだ!ローリングヒルへ飛び移る!」
| ②ローリングヒル |
烏野える「さあ、魔の回転ローラー!しかし、かつて映画の世界で数々の死線を潜り抜けた体幹は衰えていない!一段ずつ、確実にローラーの回転を抑え込み、一気に駆け上がった!頂上でのバランスも完璧だ!下りもスムーズ、無駄な動きが一切ありません!」
佐藤マサオ「しんちゃん、ジャイアントホイール!ここで落ちたら、恥ずかしいよ!」
| ③ジャイアントホイール |
烏野える「ドラえもんが涙を呑んだエリア。しんのすけ、腕を大きく伸ばして……がっちりと車軸をキャッチ!そのまま強靭な背筋で体を引きつけた!円盤の回転に合わせて、絶妙なタイミングで前方へダイブ!着地成功!クリア!」
ボーちゃん「いけた!」
| ④フィッシュボーン |
烏野える「リズムが命のフィッシュボーン!右、左、交互に襲い来る骨の連打を、ケツだけ星人の如き独特のステップでかわしていく!早い!実に見事なリズム感!38歳になっても、そのトリッキーな動きは健在だ!」
桜田ネネ「しんちゃん、頑張ってー!」
| ⑤ぐらぐら吊り橋 |
烏野える「精神を削る吊り橋!しかし、しんのすけの目に迷いはない!激しく揺れる鎖を物ともせず、一気に駆け抜ける!まさに嵐!カスカベの旋風が吊り橋の上を吹き抜けていく!」
風間トオル「いいぞーーー!」
| ⑥ドラゴングライダー |
烏野える「1st最大の鬼門!ドラゴングライダー!高く跳んだ!一本目を掴んだ!そして二本目へ……掴んだァァァ!!」
ドラえもん「しんのすけが…まさか、ここまで行くなんて!」
烏野える「しんのすけ、二本のバーを制圧!見事な着地だ!」
野原ひまわり「あとちょっと!お兄ちゃんならできるよ!」
| ⑦タックル |
烏野える「ここからが正念場!140kg、160kg、180kg!野原家の底力、父の背中を追い続けた38歳の執念が爆発する!押せ!押せ!ひろしの靴下の臭いにも耐えてきた根性を見せろ!押し切った!!ハシゴを駆け上がる!」
パラガス「あのふざけた男が、俺が届かなかった最終壁にたどり着くだと…!?」
| ⑧そり立つ壁 |
烏野える「さあ、そり立つ壁!1回目、助走をつけて駆け上がる!……ああっ、届かない!」
野原みさえ「しんのすけー!走りなさい!あんたは野原家の長男でしょー!」
烏野える「すぐに戻る!2回目!……跳んだ!あと数センチ、指がかからない!残り5秒を切った!これが最後か!?」
野原ひろし「しんのすけ、自分の足で一歩踏み出せ!」
烏野える「3回目、全力のダッシュ!!……ああーーー!!」
バンッ!!
烏野える「無情のタイムアップーー!!野原しんのすけ、そり立つ壁にあと一歩、あと一歩届きませんでした!」
しんのすけ「オラ、頑張ったよ。」
| 10 | 1st STAGE リタイア |
| 野原しんのすけ(38) | |
| 嵐を呼ぶ38歳 | |
レポーター「しんのすけさん!惜しい、本当にお惜しかったです!最後、あと指一本分で頂上というところでしたが、今のお気持ちは!?」
野原しんのすけ「ふぅ……。おねいさん、そんなに顔を近づけるとオラ、照れちゃうゾ。熟した色気に、壁を登る体力を吸い取られちゃったなぁ、もぅ。」
レポーター「(少し頬を赤らめて)も、もう!茶化さないでください!でも、あのドラゴングライダーを軽々と越えていく姿、本当にかっこよかったですよ!」
野原しんのすけ「それほどでもないゾ〜。でも、やっぱり母ちゃんの『晩ごはん抜き』の呪いより、おねいさんの応援の方が力が湧いた気がするゾ。次はオラと二人で、愛のそり立つ壁を越えてみない?」
野原みさえ「(客席から身を乗り出して)こらーーーっ!しんのすけ!何が愛の壁よ!さっさと戻ってきなさい!あんた、結局タイムアップなんだから、約束通り今日の晩ごはんはナシよ!!」
野原しんのすけ「そんな〜!」
桜田ネネ「……相変わらずね。あのアホなノリでドラゴングライダーまでクリアしちゃうんだから、リアルおままごとの脚本も書き直しが必要かしら」
風間トオル「しんのすけ……!あそこまで行って、結局最後はナンパかよ!……でも、あいつらしいと言えば、あいつらしいのかな」
ボーちゃん「しんちゃん……。壁の高さより……おねいさんの誘惑の方が……高かった……。ボー……」
佐藤マサオ「すごいよしんちゃん!僕なんて最初のステップで足が震えそうなのに、あんな高い壁まで……って、最後はやっぱり怒られてるし!」
レポーター「お父さんのひろしさん!息子さんの勇姿、間近で見ていかがでしたか!?」
野原ひろし「いやぁ……正直、あそこまで行くとは思ってませんでした。38歳になって、お腹も出てきたし、毎日ゴロゴロしてばっかりだと思ってたんですが……。あいつがドラゴングライダーを掴んだ瞬間、なんだか昔、一緒に映画の世界で暴れ回ったのを思い出して、ちょっと目頭が熱くなっちゃいましたよ。……まあ、最後はいつものしんのすけでしたけどね(苦笑)」
野原しんのすけ「父ちゃん、泣いてもいいんだゾ?オラの背中、ひろしにそっくりで頼もしかったでしょ?」
げ ん
こ つ
野原みさえ「何が頼もしいよ!あんなところでナンパしてタイムアップなんて、野原家の恥よ、恥!これじゃせっかくの全国放送が台無しじゃないの!」
野原しんのすけ「あいたたた……。母ちゃん、怒るとシワが増えて62歳が72歳に見えちゃうゾ。おねいさんの若さを見習って……」
野原ひろし「おいおい、みさえ。せっかくいいムードで締めてたんだから、そんなに怒るなよ……」
野原みさえ「ひろしも甘やかさないの!……さあ、次は私の番よ。ゼッケン17番、主婦の底力を見せてやるわ!あんたたちが食べ損ねるはずだった高級ディナー、私がクリアして勝ち取ってやるんだから!」
野原しんのすけ「次は米津さんの番だゾ!まめっちの次だお便秘おババ~!」
げ ん
こ つ
野原みさえ「ちょっとしんのすけぇ!誰がお便秘おババよ!レディに向かって失礼なこと言うんじゃないわよ!あんたの晩ごはんは一生抜きに決定ーーーっ!!」
野原しんのすけ「晩ごはん抜きなら、せめておねいさんの愛の抱擁で心を満たして……」
野原ひろし「おいおい、みさえ。気合入ってるのはわかるけど、腰は大丈夫か?無理してギックリなんてやったら、明日から俺とひまわりの飯はどうなるんだよ。」
野原みさえ「何言ってるのよ!あんたたちが頼りないから、私が賞金(または高級ディナー)を獲るしかないんでしょ!見てなさい、30年前の『特売セールへのダッシュ』で鍛えたこの脚力を!」
野原しんのすけ「母ちゃん、無理は禁物だゾ〜。三段腹が重くて、最初のステップで『お豆腐』みたいに崩れ落ちるのが目に見えてるゾ。」
野原みさえ「誰がお豆腐よ!……いい?しんのすけ、ひろし、ひまわり!私がクリアしたら、帰りにデパートの高級スイーツ、おねだり禁止だからね!私が一人で全部食べるんだから!」
野原ひろし「へいへい。まあ、怪我だけはすんなよ。……頑張れよ、母ちゃん!」
烏野える「伝説の5歳児を育て上げ、今は孫の顔を見る日を夢見る最強の主婦!30年前のバーゲンセールで鍛え上げたあのダッシュは、還暦を過ぎても衰えていない!愛する家族の晩ごはん、そして自分の高級スイーツのために、挑みます!」
| 17 | 専業主婦 |
| 野原みさえ(62) | |
烏野える「野原みさえ、62歳!」
プッ、プッ、プッ、プー!
| ①クワッドステップス |
烏野える「スタートした!62歳とは思えない軽快なステップ!かつてサトーココノカドーの特売で見せたあの瞬発力が、今、緑山の地で蘇る!まずは慎重に、かつ大胆に四つのステップをクリア!」
| ②ローリングヒル |
烏野える「ローリングヒルへ!ここが踏ん張りどころだ!一段、二段……ローラーの回転に足を取られそうになるが、家事で鍛えた驚異のバランス感覚で耐えている!『お便秘おババ』なんて言わせない!一段ずつ、確実に頂上を極めていく!下りも執念の着地だ!」
野原ひろし「いいぞみさえ!その調子だ!」
| ③ジャイアントホイール |
烏野える「ジャイアントホイール!しんのすけが軽々と越えたこのエリア、みさえはどう攻略するか!?……大きく腕を伸ばした!必死の形相で車軸に食らいつく!『今夜の高級スイーツは渡さない!』そんな叫びが聞こえてきそうな気迫だ!飛び移った!クリア!!」
野原しんのすけ「おぉ〜、母ちゃん、三段腹が重しになって安定してるゾ!」
野原みさえ「うるさーーーい!」
| ④フィッシュボーン |
烏野える「さあ、リズムのエリア、フィッシュボーンだ!」
ベシィッ!
野原みさえ「えぇ!?」
烏野える「おっと、足が…」
バシャーン!!
烏野える「滑ったーーーーー!!」
野原しんのすけ「あ〜あ、母ちゃん。」
烏野える「野原みさえ、主婦の執念もここまで!冷たい水の中に、高級スイーツの夢が消えていきました!」
| 17 | 1st STAGE リタイア |
| 野原みさえ(62) | |
| 専業主婦 | |
野原みさえ「何でこんなところで落ちるのよ!」
野原しんのすけ「やっぱり、三段腹の重力には逆らえなかったゾ。お尻が重くて、骨に当たっちゃったねぇ〜、お・バ・バ♡」
げ ん
こ つ
野原みさえ「うるさーーーい!あんたが余計なこと実況するから調子が狂ったんでしょーが!!」
野原ひろし「まあまあ、みさえ。62歳でジャイアントホイールまで行ったんだから大したもんだよ。な?」
レポーター「み、みさえさん……!お疲れ様でした!最後は惜しくもバランスを崩されましたが、素晴らしい気迫でした!」
野原みさえ「(ずぶ濡れで)もう、せっかくの高級スイーツが……。ねえ、レポーターさん、参加賞でどら焼きとか貰えないかしら?」
野原ひろし「おいおい、まだ食い意地張ってるのかよ。……ほら、タオル。風邪引くぞ。」
野原しんのすけ「父ちゃん、優しい〜。でも母ちゃんの怒りの炎で、体中の水もすぐ蒸発しちゃうと思うゾ!」
げ ん
こ つ
野原みさえ「あんたは黙ってなさい!!」
野原ひまわり「やっぱり!相変わらずね!」