ジャンル別/小説/バラエティ/L07/1/5 のバックアップ(No.23)

烏野える「チャンネル登録者数は数百万超え!パルデア地方からやってきた、歩くトレンドメーカー!普段は画面の向こう側で視聴者を魅了する彼女が、今日はこの鉄の塊を『バズりネタ』に変えるべく参戦です!絶大な人気を誇る動画配信者。」

51配信者
ナンジャモ(37)



烏野える「ナンジャモ、37歳!」
ボタン「……ナンジャモ、あれマジでやる気?30代の膝にはキツいって……。」
ペパー「おいボタン、静かにしてやれよ。……ほら、カメラが回ったぞ。」
ナンジャモ「おはこんハロチャオ!みんなの目玉をエレキネット!ナンジャモだぞーっ!」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「カメラ目線もバッチリだ!配信しながらの練習は伊達じゃないか!1枚、2枚と慎重に、かつリズム良く踏んでいく。さあ、ローリングヒルへの跳躍、決まった!」

②ローリングヒル

烏野える「登りのローラー、必死にしがみつく!『永遠の10代』という言葉とは裏腹に、息が上がるのが少し早いか!?しかし、下りもローラーの回転に耐え、泥臭く這い上がった!」
ドット「あんなに必死なアイツ、初めて見た。」

③ジャイアントホイール

烏野える「さあ、大きな車輪が立ちはだかる!ナンジャモ、意を決してジャンプ!掴んだ!車軸に必死にぶら下がる!回る、回る車輪!腕の力が削られていく!なんとか耐えきって、着地!」
マリオ「あの車輪は僕たちの世界にもあるけど、あんなに重いのは反則だよ。」

④フィッシュボーン

烏野える「ここがバズりポイントか、それとも脱落ポイントか!18本の骨がナンジャモに襲いかかる!」
ナンジャモ「わわっ!あっちからこっちから、骨が多すぎだぞーっ!」
烏野える「二枚目、三枚目へ……背後から迫る骨への警戒が!?」


ベシィッ!!


烏野える「回転する骨がナンジャモの腰を直撃!耐えろ!」


バシャーン!!


ペパー「ああーーーーー!」
ボタン「ナンジャモさん!」
烏野える「……ああっ、バランスを崩したー!ナンジャモ、フィッシュボーンで配信終了です!やはり実戦の障害物は、ゲームのようにはいかなかったかー!」

511st STAGE リタイア
ナンジャモ(37)
配信者



ナンジャモ「(水の中から)……うぅ〜、髪の毛がベチャベチャだぞ〜……。でも、リタイアシーンが一番バズるかも!?みんな、チャンネル登録よろしくね……」

52トモモ1st フィッシュボーンでリタイア
53めめっち1st フィッシュボーンでリタイア
54ボタン1st クワッドステップスでリタイア



ガーネット「いよいよ、私の番だね!」
ルビー「ガーネット、ちゃんとトイレ行った?ルビーみたいに茂みで…」
サフィー「ちょっと!園児たちが真似したらどうするのよ、お下品な!」
ラブラ「ガーネットなら絶対大丈夫だラブ!ルビーみたいなドジはしないラブ!」
ローサ「優雅なステップを見せてあげるのですよ。応援してるわ、ガーネット。」
チェルシー「ガーネット、頑張ってね!」
ルナ「園児にお手本を見せるんだナ!」
ガーネット「当然よ!この私が、ただの泥んこ猫で終わるわけないじゃない。世界中の子供たちに、最高にキュートでタフな姿を見せてあげるわ!」


烏野える「親友のルビー、サフィーが相次いで池に沈み、一人残されたこのレディ!現在は『湖西ケモノ幼稚園』で子供たちにレディの嗜みを教える日々。その教え子たちに、諦めない心の美しさを見せつけられるか!?」

55湖西ケモノ幼稚園 保育士
ガーネット(25)



烏野える「ジュエルペットより、ガーネット、25歳!」
サフィー「ガーネット、落ち着いて!園のみんなもテレビの前で応援してるわよ!」
ルビー「いっけえええ!派手にドカンとやっちゃえー!」
ガーネット「ちょっとルビー、不吉なこと言わないで!」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「普段は幼稚園で子供たちを見守る優しい先生ですが、今日は自分自身が試練に立ち向かう番です!気品溢れる構え!ステップを刻んでいきます!」
サフィー「いいよ!そのまま行って!」

②ローリングヒル

烏野える「さあ、回転する丘。登りで少し足を取られたが、落ち着いています。下りもローラーをしっかり足の裏で押さえ込み、優雅にクリア!」
リコ「あんなに綺麗な身のこなし……。」

③ジャイアントホイール

烏野える「ジャイアントホイール!飛んだ!細い腕で必死に車軸をキープ。大きく揺さぶられるが、子供たちに勇姿を見せるまでは止まれない!」
ルイージ「ガーネットさん、すごい!」

④フィッシュボーン

烏野える「魔の魚の骨。タイミングを計っている。……今だ!一つ、二つと慎重に。骨の回転を見極め、見事に突破!」
マリオ「あの細い足で、骨のリズムを完璧に見切ったね!」

⑤ぐらぐら吊り橋

烏野える「揺れる吊り橋!足場が固定されていない!慎重になりすぎて時間をロスしているか!?しかし、一歩ずつ確実に進む!」
ルビー「トイレしたくなったら、ルビーみたいに飛び降りて…」
サフィー「……もう、ルビー!レディの挑戦に変なアドバイスを飛ばさないで!」

⑥ドラゴングライダー

烏野える「さあ、最大の山場だ!跳んだ!一本目をキャッチ!滑降、そして二本目へ……気合を入れろ!」
ガーネット「届いてぇぇー!!」


ガシィィッ!!


烏野える「掴んだ!ガッチリ掴みました!そのまま着地!女性陣でここまで来たのはソラ・ハレワタール以来二人目です!」
ルナ「ナイスだナ!」

⑦タックル

烏野える「残る時間は20秒ちょっと!」
チェルシー「時間がないわ!」
烏野える「女性設定の240kgですが、ここまでのダメージが重い!ガーネット、顔を歪めながらも必死に足を踏ん張る!押し切った!でも、時間はない!」

⑧そり立つ壁

烏野える「あと2秒、1秒…!」


バンッ!!


烏野える「そり立つ壁に挑戦する前にタイムアップです!」

551st STAGE リタイア
ガーネット(25)
湖西ケモノ幼稚園 保育士



ガーネット「……あと、もう少しだったのに……。みんな、ごめんね……。」
烏野える「しかし、女性陣として意地のドラゴングライダー突破は見事でした!」
ルビー「ガーネット!惜しかったよ!超かっこよかった!」
サフィー「……残念だったけれど、あのドラゴングライダーを掴んだ時の勇気は、間違いなく園のみんなに届いたはずよ。」


レポーター「ガーネット選手、ナイスファイトでした!」
ガーネット「……悔しい、でも、泥だらけになっても最後まで諦めないのが『レディ』の嗜み。子供たち、先生の頑張り、見ててくれたかしら……?」
チェルシー「ガーネット先生、最高にかっこよかったよ!園に戻ったら、みんなで特大のメダルを作ろう!」
ルナ「……そうだナ。あなたのあの根性、少しだけ見直したわ。」

56リコ1st ジャイアントホイールでリタイア



ヨッシー「いよいよ!出番だ!」
ルイージ「ドラゴングライダーには気をつけろよ!」
ルビー「ヨッシー、ジャイアントホイールで落ちろー!」
ガーネット「ちょっとルビー!何てこと言うの!」
マリオ「出入り禁止になっても知らんぞ?」


烏野える「これまで数多の冒険でマリオを背に乗せ、驚異的な脚力でステージを駆け抜けてきた!」

57でっていう
ヨッシー(25)



烏野える「ヨッシー、25歳!」
ルイージ「ヨッシー!頑張って!マリオの分まで……あ、マリオ兄さんはまだ走ってないや。とにかく頑張って!」
ヨッシー「任せとけ!」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「まずは得意のステップ、1枚、2枚と軽快に踏んでいく。3枚目から4枚目、そしてローリングヒルへ、吸い付くような着地を見せた!」

②ローリングヒル

烏野える「ローリングヒル、登り坂のローラーもしっかりと踏みしめていく。下り坂、加速がつくが、慌てない!一歩一歩、慎重に降りて飛び移った!」
ルイージ「よし、いいぞヨッシー!そのままのペースだ!」

③ジャイアントホイール

烏野える「ジャイアントホイール!その短い腕で必死に車軸をキープ!車輪が回る、ヨッシーの体が大きく揺さぶられる!なんとか耐えて、滑り込んだ!」

④フィッシュボーン

烏野える「さあ、魚の骨!タイミングを見計らって、ヨッシーの脚力が火を吹くか!?骨を躱し、2つ、3つと足場を進めていく。最後の骨もかわしてクリア!」
ワリオ「そいつもやりやがったぞ!」

⑤ぐらぐら吊り橋

烏野える「不安定な吊り橋!重心がぶれやすいが、ヨッシーは踏ん張る。大きく揺れる鎖に翻弄されながらも、なんとか時間をかけて渡りきった!」
ルイージ「次はドラゴンだ!君ならできるぞ!」

⑥ドラゴングライダー

烏野える「さあ、ここだ!ヨッシーが空を飛ぶ!一つ目を掴んだ!二本目への飛び移り……!」


スカッ……!!バシャーン!!


烏野える「あーーーっと!!二本目のバーに指先が届かない!」
ルイージ「ダメだったか。」
烏野える「ヨッシー、ドラゴンには勝てなかった!」

571st STAGE リタイア
ヨッシー(25)
でっていう



ヨッシー「(水の中から)うう、何でだよ…。」
レポーター「ヨッシー選手、無念のリタイアです。」
ヨッシー「次はメロンをたくさん食べてスタミナをつけて、リベンジしに来るよ!」
マリオ「ヨッシー!ドンマイだ!」

58おしりかじり虫1st ローリングヒルでリタイア



ござるっち「初めての挑戦でござる!」
くのいっち「兄上!ござる村の威信にかけて、その隠密の足捌き、とくと見せつけるでござる!」
おくがたっち「怪我だけはしないでござる。あなたの修行の成果、家族みんなで信じているでござる。」
かしらっち「……行け、ござるっち。お前の忍道、この魔城の頂で証明してみせるのでござる!」
ござるっち「行ってくるでござる!」


烏野える「日々、ござる村での厳しい修行に明け暮れる彼にとって、この鋼鉄の魔城を攻略することこそが、真の忍者として認められるための絶対条件!」

59ござる村の忍者
ござるっち(28)



烏野える「ござるっち、28歳!」


ござるっち「拙者、ござる村の忍者。日夜、己を鍛え、影として生きるのが忍道でござるが……」


くのいっち「兄上、KARASUKEに出るって本当でござるか?相手は生き物ではなく、鋼鉄の魔城でござるよ!」
ござるっち「いかにも。忍術が現代の仕掛けに通用するか、試してみたいのでござる。」
かしらっち「……行くのでござる。お前の修行、拙者が見極めてやるのでござる!」


おくがたっち「無事に帰ってきてほしいのでござる。山菜の煮物を作って待っているのでござる!」
ござるっち「心得た。ござる村に栄光を!いざ、鋼鉄の魔城へ、参る!!」


ござるっち


まめっち「ござるっちさん、あなたの修行の成果を見せてください!」
ラブリっち「頑張って、ござるっち!」
ござるっち「皆の衆、見守っていてくだされ。」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「日夜修行に励む彼にとって、この1stステージは巨大な修行場。忍者としての意地を見せたいところ!ござるっち、現代の忍者が行く!飛び移った!」
くのいっち「いいわよ!」

②ローリングヒル

烏野える「回転する丘、登りも早い!忍びの足袋がローラーを捉えているのか!?下りも無駄のない動きで駆け下りていく。実に見事な身のこなし!」

③ジャイアントホイール

烏野える「ジャイアントホイール、飛んだ!ガッチリと車軸を捕獲!忍法・車輪返しの如く、スムーズに回転を利用して着地。一切の無駄がありません!」
かしらっち「ござるっち、その身のこなし、まさに真の忍でござる。」

④フィッシュボーン

烏野える「フィッシュボーン、ここは修行の成果を見せどころ。骨の隙間を縫うように、左右への軽快なステップ!ござるっち、ここも難なく突破!」
ふらわっち「私も負けられてません!」

⑤ぐらぐら吊り橋

烏野える「ぐらぐら吊り橋、ここは慎重だ!鎖の揺れを殺しながら、猫のような足取りで進んでいく。時間が少し厳しいか!?」
おくがたっち「落ち着いて……。」

⑥ドラゴングライダー

烏野える「ドラゴングライダー!跳んだ!一本目から二本目へ!」


ガシィィッ!!


烏野える「……忍者、空を舞う!決まったーーー!」
ヨッシー「ござるっち…。」

⑦タックル

烏野える「さあ、ここが正念場!タックル、480kgの重圧が忍びを襲う!残り時間は20秒を切った!押せ!押すんだござるっち!必死の形相で壁を押し切り、梯子に手をかけた!」
まめっち「急いでください!」

⑧そり立つ壁

烏野える「残るは壁!1回目、駆け上がる……届かない!残り5秒、2回目!加速して跳んだ!」


スカッ……!!バンッ!!


烏野える「指が……指が届かない!無念のタイムアップ!」

591st STAGE リタイア
ござるっち(28)
ござる村の忍者



くのいっち「兄上ーーー!」
おくがたっち「あああああーーーーー!」
かしらっち「無念でござる!」
ござるっち「(壁を叩いて悔しがりながら)……修行不足でござる!」
土井半助「……いや、見事な身のこなしだった。私も学ぶところがありましたよ!」
レポーター「ござるっち選手、あと数センチ……本当に、指先が届きそうでした!」
ござるっち「壁の高さ、一寸高かったでござる。」
くのいっち「ドラゴングライダーであんなに綺麗に飛んだのは兄上だけだったでござる!本当にかっこよかったでござる!」
おくがたっち「よく頑張ったでござる。今夜は彼方の好きな山菜の煮物を用意して待っているでござる。さあ、胸を張って戻るのでござる!」

60矢澤にこ1st ジャイアントホイールでリタイア
61ピュール1st フィッシュボーンでリタイア


62ガキ大将
剛田武(61)



烏野える「町内最強の看板を背負って、還暦を超えてもなお暴れ回る!剛田武、61歳!」

①クワッドステップス

烏野える「強引に、しかし確実に渡りきった!さあ、ローリング…」


バシャーン!!


烏野える「ヒルへーーーーー!!」

621st STAGE リタイア
剛田武(61)
ガキ大将



骨川スネ夫「下手くそー!」
剛田武「(水の中から)スネ夫!今笑ったか!?後で空き地へ来いよぉ!!」

63ニコニコオールスターズ
ドナルド・マクドナルド(64)



烏野える「世界で最も有名な道化師、ドナルド・マクドナルド、64歳!」


プッ、プッ、プッ、プッー!

①クワッドステップス

烏野える「軽快なステップに期待が…」


バシャーン!!


烏野える「あーーっと!その大きな靴が仇となったか!二歩目を踏み外した!あまりにも早すぎる幕切れ!」

631st STAGE リタイア
ドナルド・マクドナルド(64)
ニコニコオールスターズ



ドナルド「ランランルー!」

64スパイス料理家
ペパー(19)



烏野える「パルデア地方からやってきた料理家、ペパー、19歳!」

⑥ドラゴングライダー

烏野える「さあ、ドラゴングライダー……跳んだ!!一本目を掴んだ!」


バシャーン!!


烏野える「手が離れたーっ!」

641st STAGE リタイア
ペパー(19)
スパイス料理家



剛田武はそり立つ壁で体力が尽きタイムアップ。ドナルドはクワッドステップスでの足滑り、ペパーはドラゴングライダーの衝撃に耐えきれず、それぞれ池に沈んだ。


初音ミク「次は私の出番だね!」
重音テト「三十路の意地、見せてやりなさい!」
巡音ルカ「深呼吸よ。あなたの可憐なステップなら、あのローラーもダンスステージに見えるはずだわ。」
鏡音リン「ジャイアントホイールは腕力じゃないよ!リズムだよ!ドロドロのミク姉なんて見たくないからね!」
鏡音レン「いっけぇー!」
初音ミク「いっくよーーー!」


初音ミク「千本桜♪夜ニ紛レ♪君ノ声モ届カナイヨ♪此処は宴♪鋼の檻♪その断頭台で見下ろして♪」
かつてその歌声で、世界を、時代を、そして人々の心を塗り替えた一人の歌姫。しかし、2026年――。彼女が求めたのは、電子の海に響く拍手ではなく、手のひらに伝わる鋼鉄の冷たさ、そして重力という名のリアルだった。


初音ミク「歌うこと。それが私のすべてだった。でも、このステージを見て……心が震えたの。」
重音テト「アンタ、本気なの?あの『鋼の檻』に、生身で挑むなんて。」
巡音ルカ「無理もないわ。あれはデータの世界のようにはいかない……痛みも、重力もあるリアルな戦場よ。」


鏡音レン「見てよ、ミク姉のあの手……豆だらけだよ。」
鏡音リン「懸垂、毎日100回やってるんだって……。もう、いつもの『歌姫』じゃないみたい。」
初音ミク「(息を切らしながら)……ハァ、ハァ……。みんなの応援というメロディを、私は『力』に変えたい。断頭台のようなあの壁から、最高の景色をファンの子たちに見せてあげたいんだ!」


初音ミク「(練習用のバーを掴み、豆だらけの手を見つめて)画面の中から歌っているだけじゃ、届かない想いがあるって気づいたの。リアルな風を感じて、自分の力で一歩ずつ進みたい。たとえ、それがどれほど高く険しい壁だとしても……!」
鏡音リン「ミク……。もう十分だよ、そんなにボロボロになるまで練習しなくても!」
​鏡音レン「いいや、ミクの目は本気だよ。……見てなよ、あの壁を越えて、新しい歌を届けるつもりなんだ!」
​初音ミク「みんなの応援は、私にとって最高の楽曲。最高速のメロディ、見せてあげる!」


『千本桜』の歌詞に刻まれた『鋼の檻』。それは今、目の前にそびえ立つ、名もなき勇者たちを呑み込んできた魔城。その断頭台から見下ろす景色を、彼女はまだ知らない。マイクを脱ぎ捨て、豆だらけになったその手で、歌姫は今、運命のボタンへ手を伸ばす!


烏野える「世界中を虜にしてきた歌姫が、ついに鋼鉄の魔城へと舞い降りました!これまでは数々のステージで最高のパフォーマンスを届けてきましたが、今日はマイクを置き、この過酷な障害物へとその手を伸ばします!SNSでは練習風景が拡散され、世界中のファンが固唾を呑んで見守る中、デジタルな限界を超えたリアルな激走に期待がかかる!」

65最高速の歌姫
初音ミク(34)



烏野える「初音ミク、34歳!長年愛され続けてきた彼女が、その歌声ならぬ身体能力でどこまで通用するか!?」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「歌姫ミクが緑山に降臨!まずはクワッドステップス。1枚、2枚と、まるでダンスを踊るような軽やかなステップです。」
ルビー「落ちちゃえー!」
サフィー「もう、ルビー!頑張ってる人に失礼でしょ!」
烏野える「バーチャルの世界から飛び出し、現実の重力と戦っています!さあ、ローリングヒルへ飛び移った!」

②ローリングヒル

烏野える「回転するローラーが歌姫を襲う!しかしミク、必死にローラーにしがみつきます!登り切った。さあ問題の下りだ、バランスを崩すと一気に池だぞ。慎重に、慎重に……一歩ずつ踏みしめて、着地!クリアです!」
重音テト「さあ、ここ!」

③ジャイアントホイール

烏野える「さあ、ここが鬼門となった!大きくジャンプ!車軸を掴んだ!その細い腕に、自重と遠心力がのしかかる!耐えろミク!耐えろー!」


バシャーン!!


烏野える「指先が離れ、そのまま水面へーーー!!」
鏡音レン&鏡音リン「あああああーーー!」
烏野える「初音ミク、ジャイアントホイールで消失!歌声のように高く跳ぶことはできましたが、このホイールの重圧には勝てませんでした!」

651st STAGE リタイア
初音ミク(34)
最高速の歌姫



初音ミク「(水の中から)……うぅ、次はもっと腕を鍛えてくるね……!」


レポーター「初音ミク選手、惜しくもジャイアントホイールで力尽きました……!」
初音ミク「やっぱり、画面の中とは『重さ』が全然違ったよ……。でも、指先に感じたあのバーの冷たさと、みんなの声援は、どんなハイレゾ音源よりもリアルに心に響いたよ!」
重音テト「(タオルを持って駆け寄りながら)アンタ、本当にバカね……。でも、その豆だらけの手、三十路の私が見ても最高にロックだったわよ!さあ、早く上がって。風邪引いたら歌えなくなるでしょ!」

66くちぱっち1st ローリングヒルでリタイア
67メロディっち1st フィッシュボーンでリタイア
68カット1st フィッシュボーンでリタイア



タウニー「MZ団はアンタしかいないわ!」
デウロ「ここで落ちたらもうおしまいよ!」
ピュール「あなたに任せました。」
ガイ「わかった!俺がクリアすればいいだろ?」


烏野える「MZ団の若きリーダーが、仲間の期待を背負ってスタート台に立ちました!ここまでチームのメンバーが次々とリタイアを喫する中、その無念を晴らせるのはもう、この男しかいない!高い身体能力と冷静な判断力を武器に、重苦しいリタイアの連鎖を断ち切ることができるか!?狙うはただ一つ、完全制覇への切符です!」

69MZ団
ガイ(27)



烏野える「MZ団のガイ、27歳!」
タウニー「ガイ、無茶すんなよ。でも、やるからには絶対クリアしろ!」
ガイ「ああ、分かってる。」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「若さと、そして何らかの使命感が彼を突き動かしているのか!?1歩、2歩、3歩……非常に安定した足運び。ローリングヒルへ!」

②ローリングヒル

烏野える「登りのローラー、腕の力も使って力強く登り切る!そして問題の下りだ。加速を殺しながら、一歩ずつ確実にローラーを捉えている。実戦経験が豊富なのか、揺らぎがありません!」
タウニー「その調子!いいペースよ!」

③ジャイアントホイール

烏野える「さあ、多くの挑戦者が水に沈んだ車輪!ガイ、大きく跳んだ!車軸をガッチリとホールド!車輪の回転に合わせて身体をうまく丸め、重心を安定させている。耐えきった!見事な着地!」
デウロ「いい感じ!」

④フィッシュボーン

烏野える「第4エリア、フィッシュボーン!骨の回転を鋭い眼光で見据える。」
ピュール「ゆっくり、ゆっくり!」
烏野える「一つ、二つ……背後から迫る骨を紙一重でかわした!三つ、四つ!冷静な判断力でここもクリア!」

⑤ぐらぐら吊り橋

烏野える「足場が激しく揺れる吊り橋!」
マスカット「ガイ、あなたの体幹ならそこは通過点だ!止まらずに行け!」
烏野える「しかしガイは歩みを止めない。体幹の強さを見せつけ、鎖の揺れに逆らわず、むしろ利用するように渡りきった!時間はまだ十分にあるぞ!」

⑥ドラゴングライダー

烏野える「さあ、ドラゴングライダー!渾身の跳躍だ!一本目を掴んだ!二本目のバーへ……いまだ!!」


ガシィィッ!!


烏野える「掴んだ!!MZ団の意地、二本目のバーを離さない!そのまま着地!」
ホップ「ドラゴンを越えたぞ!」
烏野える「ついに難関を突破しました!!」

⑦タックル

烏野える「残る時間は35秒を切った!しかしタックルの重圧が襲いかかる!140kg、160kg……足が止まりそうだ!180kg!ガイ、咆哮を上げながら押し切る!この疲労が壁にどう響くか!?」
ペパー「あとちょっとだ!頑張れ!」

⑧そり立つ壁

烏野える「残るは壁のみ!1回目、駆け上がる……ああっ、指が届かない!残り時間は10秒を切った!2回目!さらにスピードを上げる!今度は……届いたぁーーーーー!!」


カチッ
プシューーーーッ!

692nd STAGE 進出
ガイ(27)
残りタイム 2秒04



烏野える「MZ団のガイ、ギリギリの戦いを制して2ndステージ進出を決めました!」


ガイ「よっしゃあ!」
タウニー「(拳を突き出し)へへっ、やりやがった!」


レポーター「ガイ選手、見事なクリアです!最後は残り2秒、本当にギリギリの戦いでしたね!」
ガイ「正直、ドラゴングライダーを掴んだ瞬間に腕の感覚が飛びそうでした。でも、ここで落ちるわけにはいかなかった……僕の後ろには、繋がなきゃいけない仲間がいるんで……。」
レポーター「そり立つ壁、2回目で見事に修正して掴みきりました。あの瞬間の心境は?」
ガイ「1回目で指が触れたとき、『いける』って確信しました。あとはもう、残ってる力を全部足に込めて跳ぶだけでした。……でも、タックルの480kgは想像以上に削られましたね。あれがなければもっと楽だったかもしれない……。」
レポーター「2ndステージはさらに厳しい時間との戦いになりますが、意気込みを!」
ガイ「2ndステージもクリアするぞ!」


西谷夕「いよいよ、出番だな!頑張れよ!翔陽!」
日向翔陽「おう!……うわぁ、近くで見るとデカい!高い!……でも、あの一番高いところから景色が見てぇ!行ってくる、ノヤっさん!」
影山飛雄「……日向、お前あそこでモタモタして、次の奴の時間を奪うような真似すんなよ。さっさと飛んで、さっさとボタン押してこい。」
月島蛍「……あ、それ無茶言わないであげてよ。あんな鉄の塊、一生懸命頑張ったって、落ちる時は落ちるんだからさ。ま、せいぜい頑張って。……ボクは御免だけど。」
田中龍之介「日向!あの壁の向こう側は、選ばれた奴しか見れねえ景色だ!お前の『とびきりのジャンプ』で、てっぺんを掴み取ってこい!!」
西谷夕「翔陽!もし壁に手が届かなくても気にするな!お前の後ろには俺がいる!……いや、ここは俺がフォローできねえから、一発で掴めよ!!」
日向翔陽「見てろよ!」


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