ジャンル別/小説/バラエティ/L07/1/1 のバックアップ(No.29)

青空の下、静まり返る会場に爆音が鳴り響く。
烏野える「さあ、ついに始まりました!名もなきアスリートから伝説のヒーローまで、100名の挑戦者がこの魔城に挑みます!」

1梨の妖精
ふなっしー

烏野える「まずは、千葉県船橋市が生んだ梨の妖精!ふなっしーだー!!」


黄色い体がスタート台で激しく上下に揺れる。
ふなっしー「ヒャッハー!!KARASUKEの頂点目指すなっしー!!」

制限時間 120秒



プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「軽快な動きで1歩、2歩と足場を蹴る!短い手足を精一杯伸ばして、リズムを刻んでいく!さあ、4枚目を蹴って、ローリングヒルへ飛び移った!」

②ローリングヒル

烏野える「勢いそのままに…」


バシャーン!!


烏野える「落ちたーーー!!登ろうとしたら、ローラーの回転に足を取られて無念の転落!ふなっしー、早くも水の中へ!」

11st STAGE リタイア
ふなっしー
梨の妖精



ふなっしー「(水の中から)ここは氷の山なっしかー!?」

2万引き小僧
渡辺ひろし(22)



烏野える「続いてはある意味で世間を騒がせた有名人!渡辺ひろし、22歳!」
渡辺ひろし「俺の逃げ足の速さ、見せてやるぜ」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「肩書きは『万引き小僧』。今日はその素早い手癖……ではなく、身のこなしを正義のステージで証明できるか!?クワッドステップスをクリア!」

②ローリングヒル

烏野える「回転する巨大ローラー!かつて幾多の難所を潜り抜けてきた男の身のこなし!重心を極限まで低く保ち、這うように、駆け上がる!下りも完璧!この男、逃げる技術だけは超一流だ!」

③ジャイアントホイール

烏野える「ここで最初の難関、ジャイアントホイール!回転する巨大車軸に、ガッシリと掴み…」


バシャーン!!


烏野える「あーーーっと!!車軸の回転に耐えきれず、そのまま水の中へ御用だー!渡辺ひろし、あっけなく現行犯逮捕です!」

21st STAGE リタイア
渡辺ひろし(22)
万引き小僧



渡辺ひろし「クソ!手が滑りやがった!」

3ニコニコオールスターズ
ジョン・太郎・ハロー(25)



烏野える「公共広告機構のCMでおなじみ!『あいさつの魔法。』から、ジョン・太郎・ハロー、25歳!」
ジョン・太郎・ハロー「こんにちは!ありがとう!こんばんは!さようなら!魔法の言葉で…。」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「世界に挨拶を広める彼が、今日はKARASUKEのエリアに挑みます!この坊やは、魔城を攻略できるか。リズムよくステップを踏んでいく。」

②ローリングヒル

烏野える「回転ローラーが牙を剥く!慎重に……あっ!」


ツルッ!!バシャーン!!


烏野える「弾かれたーーー!!一瞬で水の中へ!」
ドナルド・マクドナルド「次はもっとスマイルで挑んでほしいね!」
ムスカ「あんなにあっけなく落ちるとは。」

31st STAGE リタイア
ジョン・太郎・ハロー(25)
ニコニコオールスターズ



ジョン・太郎・ハロー「(水の中から)楽しい仲間がぽぽぽぽーーーん!」

4クマトモ1st クワッドステップスでリタイア
5ロイ1st クワッドステップスでリタイア



烏野える「銀河を彷徨い培った執念は、老いてなお枯れることはありません!」

6サイヤ人
パラガス(77)



烏野える「伝説のサイヤ人の父、パラガス、77歳!」
ブロリー「……親父、頑張れ……!」
パラガス「ブロリーよ、見ておれ!」


ここで、5人連続でリタイア。


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「御年77歳とは思えぬ屈強な肉体。息子・ブロリーの見守る中、誇りを見せつけられるか!?重厚な戦闘服を身にまといながら、そのステップは軽い!4枚目を力強く蹴って、ローリングヒルへ飛び移っ…」


バシャーン!!


烏野える「ってないーーーーー!!サイヤ人の戦士パラガス、ローリングヒルの飛び移りに失敗!」

61st STAGE リタイア
パラガス(77)
サイヤ人



パラガス「ぬぅ……おのれ、このワシが……!」
ドラえもん「次は僕の番だね。」
のび太「ドラえもーん!頑張って!無理しないでね!」
源しずか「ドラちゃん、怪我だけはしないでね!」
スネ夫「おいおい、あの体型でドラゴングライダーまで行けるのかよ?」
ジャイアン「心の友よ!お前の根性、見せてみろ!」
ドラえもん「よーし!いくぞ!」


烏野える「四次元ポケットという万能の力を封印し、今日はその丸い体一つで魔城に挑みます!」

7未来からやってきた猫型ロボット
ドラえもん



烏野える「誰もが知る国民的ヒーロー、ドラえもん!」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「短い足を必死に動かしてステップを刻みます!しかし、その歩幅の短さを回転の速さでカバーしている!リズムを崩さず、慎重に、かつ確実に4枚の足場を駆け抜けた!さあ、勢いをつけて、ローリングヒルへ飛び移る!」

②ローリングヒル

烏野える「飛びついた!しかしドラえもん、あの丸い足が災いするか!?ローラーが回る!ツルッといきそうだ、危ない!必死に短い腕でローラーを抱え込むようにして、一段、一段、泥臭く登っていく!未来のロボットが、今はただの泥だらけの挑戦者だ!頂上を越えた、さあ下りだ!ここは慎重に、慎重に……よし、着地!」

③ジャイアントホイール

烏野える「さあ、鬼門のジャイアントホイール!車軸に……えいっ!と手を伸ばした!」


ツルッ!


烏野える「ドラえもん、ペタ手ではこの円筒状の車軸を握りしめることができないのか!耐えろ!耐えてくれ!」


バシャーン!!


烏野える「離れたー!ドラえもん、ジャイアントホイールで散った!未来の希望が、水に沈む!」

71st STAGE リタイア
ドラえもん
未来からやってきた猫型ロボット



ドラえもん「(水の中から)うぅ、やっぱりあそこは指がないと厳しいよぉ……。のび太くん、あとは任せたよ……(泣)」
のび太「ドラえもーん!!やっぱりジャイアントホイールは無理だよ、手が丸いんだもん!」
ビート「この青タヌキがジャイアントホイール、無理に決まってるだろ。」
ドラえもん「僕はタヌキじゃなーーーい!」
マリィ「ドラえもんを怒らせてしまったね。」

8マフラーちゃん1st ローリングヒルでリタイア
9ネココ1st ジャイアントホイールでリタイア



烏野える「カスカベの神童が、時を経て緑山の怪物へと進化した!5歳児の輝きはそのままに、熟成されたおケツの筋肉が今、火を噴く!」

10嵐を呼ぶ38歳
野原しんのすけ(38)



烏野える「嵐を呼ぶ38歳、野原しんのすけ!」
みさえ「しんのすけ!あんた、これでクリアしなかったら晩ごはん抜きよ!」
ひまわり「お兄ちゃん頑張って!」
野原しんのすけ「ほっほ〜い、母ちゃん。クリアしたら高級チョコビ買ってほしいゾ。」


プッ、プッ、プッ、プー!

①クワッドステップス

烏野える「たくましく育ったその肉体で、カスカベ防衛隊の、そして野原一家の意地を見せられるか!?お気楽な挑戦者、しんのすけ!ステップを刻む音は、もはやダンスのビートだ!ローリングヒルへ飛び移る!」

②ローリングヒル

烏野える「さあ、魔の回転ローラー!しかし、かつて映画の世界で数々の死線を潜り抜けた体幹は衰えていない!一段ずつ、確実にローラーの回転を抑え込み、一気に駆け上がった!頂上でのバランスも完璧だ!下りもスムーズ、無駄な動きが一切ありません!」
佐藤マサオ「しんちゃん、ジャイアントホイール!ここで落ちたら、恥ずかしいよ!」

③ジャイアントホイール

烏野える「オリジナルエリア、ジャイアントホイール!しんのすけ、腕を大きく伸ばして……がっちりと車軸をキャッチ!最初の攻略者は野原しんのすけになるでしょうか!?円盤の回転に合わせて、絶妙なタイミングで着地!」
ボーちゃん「いけた!」
烏野える「ジャイアントホイール、最初のクリア者は野原しんのすけだ!」

④フィッシュボーン

烏野える「さあ!フィッシュボーン!これもKARASUKEとしては、最初のクリア者になるでしょうか!?」
桜田ネネ「しんちゃん、頑張ってー!」
烏野える「右、左、交互に襲い来る骨の連打を、ケツだけ星人の如き独特のステップでかわしていく!ここも最初のクリア!」

⑤ぐらぐら吊り橋

烏野える「オリジナルエリア、ぐらぐら吊り橋!ぐらぐら吊り橋も最初の挑戦者で最初の突破者になるでしょうか?激しく揺れる鎖を物ともせず、一気に駆け抜ける!ここも見事に突破だ!」
風間トオル「いいぞーーー!」

⑥ドラゴングライダー

烏野える「やってまいりました!ドラゴングライダー!このエリアも一発で突破できるでしょうか!?ジャンプだ!」


スカッ!バシャーン!!


烏野える「ああーーーっと!掴むことができず!38歳になったしんのすけ、水面へ叩きつけられた!野原一家の夢、ここで潰えたか!」

101st STAGE リタイア
野原しんのすけ(38)
嵐を呼ぶ38歳



レポーター「しんのすけさん!惜しい、本当にお惜しかったです!あそこまで完璧なペースだったのに、ドラゴングライダーでリタイアです!今のお気持ちは!?」
​野原しんのすけ「ふぅ……。おねいさん、そんなに顔を近づけるとオラ、照れちゃうゾ。」
レポーター「(少し頬を赤らめて)も、もう!茶化さないでください!でも、吊り橋を駆け抜ける姿、本当にかっこよかったですよ!」
​野原しんのすけ「それほどでもないゾ〜。次はオラと二人で、愛のドラゴングライダーで空を飛んでみない?」
野原みさえ「(客席から身を乗り出して)バカ言ってるんじゃないわよ!あんた、結局落ちたんだから今日の晩ごはんは抜き!」
野原しんのすけ「そんな〜!」
桜田ネネ「…相変わらずね。あのアホなステップで吊り橋までクリアしちゃうんだから、リアルおままごとの脚本も『伝説の英雄編』に書き直しが必要かしら」
風間トオル「しんのすけ……!あそこまで完璧に行って、結局最後はそれかよ!」
ボーちゃん「しんちゃん……。おねいさんの誘惑の方が……高かった……。ボー……」
佐藤マサオ「すごいよしんちゃん!僕なんて最初のステップで足が震えてるのに、あんな怖いところまで……って、最後はやっぱりみさえさんに怒られてるし、いつものしんちゃんだぁ」


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