烏野える「さあ、いよいよ90番台に突入!電子の海を飛び出し、現実の肉体で挑むのはこの方だ!」

91初音ミク
最高速の歌姫



烏野える「ゼッケン91番、34歳の歌姫、初音ミク!かつて世界を熱狂させた電子の歌姫も、今や大人の魅力を纏っています!」
アニス「ミクちゃん、頑張って!木倉高校が去った今、秘密結社串刺しオゾンが最大の見せ所よ!」
シャベリン・ランス「副首領、頑張れよ!」
重音テト「ミク、私の屍を越えていけ。あそこの骨、リズムが裏打ちでくるから気をつけなさいよ!」
初音ミク「テト、しっかり受け取ったよ!みんなの想いを乗せて、最高速で駆け抜けてみせるんだから!いっくよー!!」

①バランス平均台

烏野える「長いツインテールをなびかせながら、軽やかなステップ!BPMの高い楽曲で鍛えたリズム感が、揺れる平均台を完全に攻略している!クリア!」

②スクリュードライバー

烏野える「第2エリア!ボタンをプッシュ!回転するポールへ……ジャンプ!……ガシッと掴んだ!遠心力で身体が真横に流されますが、必死に食らいつく!……タイミングを見計らって着地!成功!」

③フィッシュボーン

烏野える「さあ、魔の骨だ!テトのアドバイスが頭をよぎる!1歩、2歩!骨の裏打ちのリズムを完璧に見切り、ダンスのようにすり抜けていく!4歩、5歩!……突破!速い、まさに最高速だ!!」

④ドラゴングライダー

烏野える「鬼門のドラゴングライダー!ミク、迷わず踏み込んだ!……跳んだ!!」


ガシッ!!


烏野える「バーを確保!レールを滑る衝撃にも耐え、対岸のマットをしっかり見据える。今、放した!!……美しい放物線を描き、着地成功!!……しかし、ここで時間を使いすぎたか!? 残り時間は20秒を切っている!」

⑤2連そり立つ壁

烏野える「残るは壁だ!1つ目の壁3.8m、一回でクリア!しかし時間はあと10秒!最後の4.1mが立ちはだかる!!ミク、全力疾走!……跳んだ!!……ああっ、指が届かない!!」
初音ミク「くっ……もう一回!!」
烏野える「残り5秒!再挑戦!駆け上がる、手を伸ばす!!……しかし、ここでタイムアップ!」


バンッ!!


烏野える「最高速の歌姫、最後の壁に歌声を封じられました!1stステージ、そり立つ壁でタイムアップ!!」

1stステージ リタイア
91初音ミク
最高速の歌姫



初音ミク「(壁のふもとで肩で息をしながら)あと少しだったのに……。」
重音テト「ミク……。でも、フィッシュボーンの抜け方は最高だったわよ。あんたらしいステージだったわ。」
アニス「ミクちゃん惜しい!でもかっこよかったよー!」
シャベリン・ランス「秘密結社串刺しオゾンの出番もここまでか!」


烏野える「クリアまであと数メートルというところでのタイムアップ。タイムリミットは、歌姫の情熱すらも飲み込みました。さあ、続いてはくのいち小学生が登場だ! 」

92カット
くのいち小学生



烏野える「ゼッケン92番、カット!12歳の小学生ながら、その実力は本物。妹のアナはドラゴングライダーの池に沈みましたが、姉としての意地を見せられるか!」
アナ「カット!あたちの分まで頑張って!」
レオ「……集中しろ。壁は高いぞ。」
カット「わかってる!アナ、見てて。私たちの忍道、ここで証明してみせるから!」

①バランス平均台

烏野える「身のこなしが軽い!修行で鍛えた体幹で、平均台の揺れをいなしながら弾丸のように駆け抜ける!クリア!」

②スクリュードライバー

烏野える「第2エリア!ボタンを押す!回転するポールへ……飛びついた!小さな手でしっかりとポールをホールド!遠心力に振り回されそうになりますが、持ち前の瞬発力で対岸へ!成功!」

③フィッシュボーン

烏野える「さあ、骨だ!カット!1歩、2歩、3歩……まるで影のように骨をすり抜けていく!突破!」

④ドラゴングライダー

烏野える「妹が沈んだ因縁のエリア!カット、鋭い踏み込みから……跳んだ!!」


ガシッ!!


烏野える「掴んだ!アナのアドバイス通り、バーの感触を確かめながら滑走!対岸へ……放した!着地成功!妹の仇を見事に討ちました!!」
アナ「やったぁ!お姉ちゃん、すごい!!」

⑤2連そり立つ壁

烏野える「しかし、時間は残り15秒!12歳の少女に、この巨大な絶壁が立ち塞がる!1つ目の壁、必死に手を伸ばしてクリア!しかし、残るは4.1m!時間はあと5秒!カット、全力で走る!壁を蹴る!!……届かない!!もう一度!」


バンッ!!


烏野える「ああーっと!カットも壁に跳ね返されました!12歳の小さな身体では、4メートルを超える壁はあまりにも高すぎたか!タイムアップです!!」

1stステージ リタイア
92カット
くのいち小学生



カット「(壁を見上げながら悔しそうに)……あと少し、あと少し背が高ければ……っ!」
アナ「カット……。でも、ドラゴングライダーを越えたところ、本当にかっこよかったよ!」
レオ「……よくやった。その悔しさは、次の修行の糧にしろ。」
シゲ「惜しかったわねぇ……。でも、あの壁は私たちくのいちにとっても最大の難敵だわ。」


烏野える「くのいち姉妹も壁の高さに涙を呑みました。クリアの波が止まってしまったか……。しかし!続いては、この重苦しい空気を一瞬で置き去りにする、超スピードの持ち主が登場だ!」

93赤座あかり
ごらく部



烏野える「ゼッケン93番、赤座あかり、27歳!存在感が薄いと言われ続けて早数年、しかし今日は最高に輝く主役になれるか!?」
赤座あかり「すもすもすもすもすもすもすーも♪」
船見結衣「あかり、その歌で緊張ほぐしてるつもりか?」
歳納京子「ふざけたら、大変なことになりますよ?」
吉川ちなつ「あかりちゃん!主役になれるチャンスなんて一生に一度なんだから、死ぬ気でやりなさいよね!」
赤座あかり「ひ、ひぇぇ……ちなつちゃん、目が笑ってないよぉ……!でも、あかり頑張るよぉーっ!」

①バランス平均台

烏野える「あかり、お団子を揺らしながらおずおずと第一歩!平均台が彼女の存在を感知していないかのように、無慈悲なうねりを見せる!」
赤座あかり「わわわっ!あかり、ここにいるよぉー!揺れないでぇーっ!」
烏野える「必死に足場を確かめようとしますが、存在感の薄さが災いしたか、バランスの芯が定まらない!右足が宙を舞った!」
赤座あかり「あかりの出番がぁぁーーー!!」


バシャーン!!


烏野える「落ちたぁー!赤座あかり、わずか数メートルで着水!主役になるどころか、最初のエリアで背景に溶け込んでしまいました!」

1stステージ リタイア
93赤座あかり
ごらく部



船見結衣「……やっぱりな。」
歳納京子「ふざけるからこうなるのよ?」
吉川ちなつ「あかりちゃん……期待を裏切らないわね。ある意味すごいわ。」
赤座あかり「(水面でぷかぷか浮きながら)……あかり、まだ何もしてないのにぃ……。」


烏野える「さて、クリアの扉が再び重く閉ざされてしまったかと思われたその時!競技場の空気が一変します!風を切り、光を追い越す、異次元のスピードスターがゲートに現れました!」

94サイレンススズカ
ウマ娘



烏野える「ゼッケン94番、21歳、サイレンススズカ!『異次元の逃亡者』と呼ばれた彼女に、もはや障害物など存在しないのか!? ウマ娘としての誇りと、その圧倒的な脚力が今、魔城を置き去りにする!」
スペシャルウィーク「スズカさん!先頭の景色、あそこで見せてください!」
トウカイテイオー「スズカなら余裕だよ!ボクたちのスピード、見せつけちゃえ!」
サイレンススズカ「……ええ。私の走りで、誰も見たことのない景色を作ってみせるわ。行ってきます。」

①バランス平均台

烏野える「スタート!速い!速すぎる!平均台を『渡る』のではない、もはや『滑空』している!揺れが伝わる前に次のステップへ!一瞬でクリア!」

②スクリュードライバー

烏野える「第2エリア!ボタンを迷いなく叩き、ターンの勢いをそのままジャンプへ繋げる!……ガシッ!ポールの回転を強靭な腕力で抑え込み、振り子の遠心力を100%着地への推進力に変えた!成功!」

③フィッシュボーン

烏野える「さあ、骨だ!しかしスズカにとっては、これもただの直線コースの障害物に過ぎないのか!? 1歩、2歩、3歩……骨の回転を置き去りにする異次元のスプリント!全く止まらない!クリア!」
サトシ「おいおい、あいつの足の回転、どうなってんだ!? 目が追いつかないぜ!」

④ドラゴングライダー

烏野える「鬼門のドラゴングライダー!しかしスズカの加速はさらに増していく!トランポリンへ……跳んだ!!」


ガシッ!!


烏野える「バーを完璧に確保!レールの滑走速度よりも、彼女の意識の方が先に行っている!対岸が見える……今だ、放した!!空中での姿勢制御も完璧、マットの奥へと吸い込まれるように着地成功!!」
リンガルー「あいつ……あたしのタイムを本気で食いにきてる!」

⑤2連そり立つ壁

烏野える「残るは壁!時計の針は……信じられない!まだ50秒近く残っている!1つ目の壁を軽やかに駆け上がり、いよいよ4.1m!スズカ、息を乱すことなく、最短距離を走る!……跳んだ!!届いたぁ!指先どころか手のひら全体で角材を捉えた!一気に引き上げ……登ったぁぁーー!!」


カチッ!
プシューーーーッ!


烏野える「クリアーーー!!サイレンススズカ、1stステージを粉砕!リンガルーの記録をさらに塗り替える、31.8秒残し!暫定トップタイム更新です!!」

1stステージ クリア
94サイレンススズカ
ウマ娘



サイレンススズカ「(壁の上で静かに微笑み、胸に手を当てる)……最高の景色でした。みんな、ありがとう。」
スペシャルウィーク「スズカさぁぁん!!すごいです!かっこよすぎますー!」
レポーター「驚異の新記録です!今の気持ちを!」
サイレンススズカ「自分の走りを信じて、ただ前だけを見ていました。2ndステージでも、私らしい走りを続けたいと思います。」
ミア「次はリコの番だにゃん。」
チェルシー「いけれるかな?」


烏野える「「異次元の逃亡者」が叩き出した驚異のタイムに会場が沸き立つ中、続いてはBeatcatsから4人目の刺客が登場します!」

95リコ
Beatcats



烏野える「ゼッケン95番、リコ、26歳!かつてはBeatcatsとして、今は『はままつ中央けもの保育園』の先生として、子供たちの夢を背負ってスタート台に立ちます!チェルシーに続き、クリアのバトンを繋げるか!」
レイラ「リコ、私の分まで頼んだわよ!」
チェルシー「僕が行けるなら、君も行けれるよね?」
ミア「リコなら楽勝だにゃん!」
リコ「みんな、ありがとう!園の子供たちが見てるんだもん、かっこいいところ見せなきゃね!」

①バランス平均台

烏野える「保育園での元気いっぱいな動きそのままに、リズム良く足を運んでいく!揺れる平均台も、子供たちとの遊び場のように軽快に突破!クリア!」

②スクリュードライバー

烏野える「第2エリア!ボタンをプッシュ!回転が速まるポールに対し、鋭い眼光を向ける!……跳んだ!しっかりと腕でポールを抱え込む!振り回される遠心力を逆手に取って、対岸へ見事なランディング!成功だ!」

③フィッシュボーン

烏野える「さあ、やってきました。先ほどミクやスズカが超速で駆け抜けた魔の骨!リコ、ここでは一度足を止めてタイミングを図ります。……よし、行った!」
リコ「1、2、の、3っ!」
烏野える「軽快な掛け声とともに1歩、2歩!……3歩目!しかし、ここで骨の回転速度を見誤ったか!? 予想以上に速い4本目の骨が、リコの脇腹を捉えた!」


ベジィッ!


烏野える「耐えろ!」
リコ「あうっ!?……わわわわわっ!」


バシャーン!!


烏野える「骨に弾かれた衝撃で足場を踏み外した!リコ、フィッシュボーンに沈みました!子供たちへのクリアの約束、果たすことはできませんでした!!」

1stステージ リタイア
95リコ
Beatcats



リコ「(びしょ濡れの顔で、申し訳なさそうに観客席を仰ぎ見て)……ごめん、みんな。骨、思ったより痛かったよ……。」
チェルシー「リコ!大丈夫!?」
ミア「リコでもダメだったにゃん。」
レイラ「惜しかったわ……でも、攻めの姿勢は良かったわよ。」


烏野える「Beatcats、2人目のクリアは叶わず。しかし、残る挑戦者はあと5人!魔城のフィナーレを飾るべく、あのキノコ王国のお姫様が優雅に、かつ大胆に降臨します!」

96ピーチ
マリオの婚約者



烏野える「ゼッケン96番、ピーチ、39歳!これまで数々のピンチを切り抜けてきた彼女。今日はマリオの助けを借りず、自らの脚でこの魔城を制することができるか!?」


マリオ「ピーチ!君ならできる!」
デイジー「さっきのロゼッタの仇を討ちなさい!おしとやかにしすぎて時間を忘れるんじゃないわよ!」
ロゼッタ「ピーチなら大丈夫。」
ピーチ「やる時はやるのよ!」

①バランス平均台

烏野える「ピーチ、ドレスの裾を軽く持ち上げ、スタート!優雅な足取りで第一歩!しかし、このエリアに潜む魔物が彼女を捉えた!平均台の不規則な縦揺れが、彼女のヒールを無慈悲に突き上げる!」
ピーチ「あら?……あららっ!?」
烏野える「おっと!二歩目でバランスを崩した!必死に立て直そうとしますが、ドレスが足に絡まったか!?」


バシャーン!!


烏野える「そのまま横倒しに……!ピーチ姫、まさかの第一エリア『バランス平均台』で沈没!キノコ王国の希望、水面へと消えました!!」

1stステージ リタイア
96ピーチ
マリオの婚約者



デイジー「ちょっとピーチ!何やってんのよー!早すぎるわよ!」
ロゼッタ「……あらあら。」
マリオ「何やってんだよ!」
ピーチ「(びしょ濡れのドレスを引きずりながら)……ヒールが引っかかっちゃったわ。やっぱりこの格好でアスレチックは無理があったかしら……。」


​烏野える「さあ、キノコ王国のお姫様までが沈む波乱の展開!しかし、魔城のドラマはまだ終わりません!続いては、レイジ・レギオンからの第2の刺客。空から舞い降りる破壊の天使が登場だ!」

97ミソラ
レイジ・レギオン



烏野える「ゼッケン97番、24歳、ミソラ!空中戦を得意とする彼女ですが、今日はその羽を休め、自らの脚でこのコースを蹂躙できるか!?」
ランファ「ミソラ、私のリベンジを頼むわよ。あの平均台、見た目以上にいやらしいわ……。」
カリザ「おいミソラ!あんなチャチな積み木、超えられないなんて言わせないぞ!俺の面子を潰したら承知しないからな!」
ミソラ「あはは♪任せておいてよ~。あんな積み木みたいなの、スキップで越えちゃうんだから~!」

①バランス平均台

烏野える「ミソラ、不敵な笑みを浮かべてスタート!宣言通り、リズミカルなステップで平均台に乗り込みます!中盤に差し掛かったその時、平均台が大きく『しなり』を見せた!」
ミソラ「おっとぉ!?……あはっ、ちょっと待って……これ、おかしくない~!?」
烏野える「余裕の表情が一変!バランスを立て直そうと…」


バシャーン!!


烏野える「……自重を支えきれず、足首が内側に折れた!ミソラ、最初のエリアで轟沈!ランファに続き、レイジ・レギオンの二人は共に一歩も進めず、1stステージの露と消えました!!」

1stステージ リタイア
97ミソラ
レイジ・レギオン



ミソラ「(水面に浮きながら)……うわぁ~、最っ悪~。私ってこんなに無力なんだ~……あはは……笑えないよぉ……。」
ランファ「……だから言ったじゃない。」
アソールド「……やれやれ。レイジ・レギオンの威信も形無しだな。」


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