33ランファ1st フィッシュボーンでリタイア



烏野える「バレーボール界の『潔き女神』。烏野高校バレー部を支え続けたあの日の献身は、今日、自らの道を切り拓く力へと変わる!コートの外でも、彼女の集中力は研ぎ澄まされている!」

34清水潔子
烏野高校卒業生



烏野える「清水潔子、31歳!」
日向翔陽「潔子さーーーん!頑張ってくださーーーい!!」
田中龍之介&西谷夕「潔子さあああああん!俺たちの愛でクリアを掴み取ってくださあああああいい!!」
清水潔子「(小さく頷き)……行ってきます。」


プッ、プッ、プッ、プー!

①バランス平均台

烏野える「かつてハードル競技で培ったハードリングの技術、そしてマネージャーとして選手たちを見守り続けた静かなる闘志。まずはバランス平均台だ。一歩の運びが非常に美しい!無駄な動きを一切排除し、最短距離で駆け抜けた!」

②スクリュードライバー

烏野える「スクリュードライバー!回転するポールが彼女を翻弄せんとする!」


カチャッ!


烏野える「高く跳んだ!見事にしがみつく!さすがは元陸上部、空中での姿勢制御はお手の物だ!着地もピタリと止めた!潔子さん、いいペースだ!」

③フィッシュボーン

烏野える「第3エリア、フィッシュボーン。18本の骨が唸りを上げる!しかし清水、骨の回転をレシーブのタイミングを測るかのように冷静に見つめている。今だ!1歩、2歩!骨のわずかな隙間に体を滑り込ませる。3歩、4歩!……抜けた!女神の如き静かなる突破だ!」

④ドラゴングライダー

烏野える「さあ、多くの猛者が散った第4エリア、ドラゴングライダー!清水潔子、飛ぶ!」


ガシッ!!


烏野える「掴んだ!バーを離さない!さあ、飛び移れるか!?……行ったーーー!!清水潔子、ドラゴングライダーを攻略!」
田中龍之介&西谷夕「うおおおおおおお!!潔子さあああああん!!」

⑤2連そり立つ壁

烏野える「残るは壁だ!まずは1つ目!……軽々と越えた!しかし、2つ目が彼女の前に立ちふさがる!残り時間は15秒!一度目、届くか!?届かないーー!!2度目!!指先がかすめるが……!」


バンッ!


烏野える「ここでタイムアップ!!清水潔子、あと一歩!最後は高さの壁に阻まれました!」

1stステージ リタイア
34清水潔子
烏野高校卒業生



清水潔子「……悔しい。あと少し、脚力が足りなかったかな……。でも、楽しかった。」
田中龍之介&西谷夕「潔子さあああん!最高に!最高に美しかったっす!!!」


烏野える「Beatcatsから3人目の挑戦者、情熱的なラップとダンスでファンを魅了する彼女がスタート台へ!仲間のエマ、そして幼稚園の同僚であるチェルシーの無念を晴らせるか!?」

35レイラ
Beatcats



烏野える「レイラ、27歳!」
ミア「レイラ!エマのビートを繋いで!」
レイラ「任せなさい!アツいパフォーマンスで、この要塞を焼き尽くしてあげるわ!」


プッ、プッ、プッ、プー!

①バランス平均台

烏野える「さあ、Beatcatsのラップ担当、レイラが飛び出した!エマがフィッシュボーンで、そしてチェルシーがドラゴングライダーで散った今、仲間たちの想いを背負って突き進みます!ダンスで鍛えた体幹を存分に発揮!」

②スクリュードライバー

烏野える「スクリュードライバー!」


カチャッ!


烏野える「レイラ、自慢のラップのようにキレのある動きを見せられるか!?華麗なステップを踏むかのような安定感で見事にクリア!さあ、エマが涙を飲んだあの場所が近づいてくる!」

③フィッシュボーン

烏野える「第3エリア、因縁のフィッシュボーン!」
レイラ「ここね……!アツいビートに乗せて、ぶち抜いてあげるわ!!」
烏野える「18本の骨が、Beatcatsの進路を…」


ベシィッ!!ドサッ!!


烏野える「再び塞ぐーーー!!わずかにリズムが狂ったか!背後から迫る骨に弾き飛ばされました!!」
ミア「レイラーーー!!そんな、嘘でしょ……!?」
エマ「……やっぱり、あのエリアには魔物が棲んでいるわね。」

1stステージ リタイア
35レイラ
Beatcats



レイラ「……くっ、アツくなりすぎたかしら。あの骨、私のラップより速いじゃない……!」


レポーター「エマさんのリベンジを誓っての挑戦でしたが、同じエリアで阻まれました。今の気持ちは?」
レイラ「……正直、悔しくて言葉も出ないわ。でも、Beatcatsの魂はまだ消えてない。残っているリコとチェルシー……あ、チェルシーはもう落ちたんだったわね。リコ!あんたにすべてを託すわよ!」
リコ「ええ、3人のビート、うちが最後まで繋いでみせるよ!」


烏野える「さあ、サスケ先生の教え子であり、現在は厚木ケモノ学校で教鞭を執る熱血教師!時速70kmを誇るその脚力は、この要塞をも置き去りにするのか!?」

36リンガルー
サスケ先生の教え子



烏野える「リンガルー、25歳!」
アフガルー「リンガルー!気合だ!根性だ!ガツンといけぇぇぇ!!」
ポックル「お姉ちゃん、がんばって……!」
リンガルーの父「リンガルー、お前の跳躍力を見せてやれ!底力、ここが使い時だぞ!」
リンガルーの母「怪我だけはしないようにね。でも、やるからには一番上まで行っておいで!」
リンガルー「見てなさい!生徒たちに、挑戦することの素晴らしさを教えるわよ!」


プッ、プッ、プッ、プー!

①バランス平均台

烏野える「現在は厚木ケモノ学校小学部1年の担任を務めるリンガルー。彼女が教師を志したのは、かつてSASUKEの舞台で輝いたサスケ先生こと、鈴木祐輔氏の背中を追ったからだと言います!」

②スクリュードライバー

烏野える「リンガルーが中学生ぐらいの頃、ブラウン管の中で…」


カチャッ!


烏野える「泥だらけになりながら戦っていたのが、厚木が生んだサスケ先生・鈴木祐輔でした!!」

③フィッシュボーン

烏野える「第35回大会ではそのサスケ先生もこの魚の骨に飲み込まれましたが、教え子はどうだ!?先生の無念を晴らす完全突破!」

④ドラゴングライダー

烏野える「教え子たち、そして鈴木祐輔先生が見守っている!リンガルー、ドラゴングライダーへ!!中学、高校と陸上部で鍛えた瞬発力!着地成功!さあ、壁が待っているぞ!!」

⑤2連そり立つ壁

烏野える「サスケ先生はかつて、これより壁に何度も涙を呑んできました。第30回、第36回、第38回……その歴史を、教え子が今、塗り替えようとしている!」


カチッ!
プシューーーーッ!

1stステージ クリア
36リンガルー
サスケ先生の教え子



烏野える「決まったーー!!残り24.41秒を残して、リンガルー、1stステージを粉砕!厚木の地で育まれた熱き魂が、師匠・鈴木祐輔の届かなかった壁を、鮮やかに、そして力強く乗り越えていきました!!」
アフガルー「よっしゃあぁぁ!!見たか!これが俺の妹、リンガルーだぁぁ!!」
ポックル「お姉ちゃん、すごい!かっこいい……!」
リンガルーの母「本当によくやったわ!あんたの教え子たちも、今の姿を見て勇気をもらったはずよ!」
リンガルーの父「ガハハ!さすが俺の娘だ!サスケ先生も、今のクリアには驚いてるに違いねぇぞ!」


レポーター「おめでとうございます!素晴らしいスピードでのクリアでした!」
リンガルー「ありがとう!あたし、3歳の頃からテレビでSASUKEを見ていて、中学2年生の時から、サスケ先生を知ったの!先生が出るたびに、緑山へ応援しに行ったの。先生は何度も壁に跳ね返されて、それでも立ち上がる強さを教えてくれました。今日は、あたしがその教えを証明する番だと思って走りました!」
烏野える「カラス高校陸上部、現・部長!3年生が引退した今、彼女の肩には部員たちの期待と、伝統の重みがのしかかっています!陸上で培った爆発的な脚力で、この鉄の要塞をもマウントポジションで制圧するか!?」

37大石姫凛
高校2年生 陸上部



烏野える「大石姫凛、17歳!」
大石純一「姫凛!練習通りにやれば大丈夫だ!自分を信じろ!」
大石千穂「姫凛、深呼吸よ!」
大石夏海「お姉ちゃん、がんばって!私、中学の部活の友達にも自慢しちゃうんだから!」
大石姫凛「……よし。部長として、情けない姿は見せられない。行ってきます!」


プッ、プッ、プッ、プー!

①バランス平均台

烏野える「部長がスタートを切った!100m走で鍛えたスタートダッシュ、爆発的な加速でまずは平均台を駆け抜ける!陸上部員たちの視線を一身に浴びて、その足取りに迷いはありません!伝統ある陸上部、その誇りを胸に、突破!」

②スクリュードライバー

烏野える「続いてはスクリュードライバー!」


カチャッ!


烏野える「父・純一さん、母・千穂さんの声援が響く中、姫凛がポールを見据える!これも早い!重力をも味方につけるような鋭い着地!」

③フィッシュボーン

烏野える「妹も中学のテニス部で汗を流していますが、姉もまた、部活動で培った身体能力をここで全開にする!かつて彼女が部員に語ったその言葉を、今自ら体現する!」

④ドラゴングライダー

烏野える「さあ、第4エリア、ドラゴングライダー!空中戦だ!」


ガシッ!!


烏野える「カラス高校の絆が彼女を支えているか!バーを離さない!着地も決まった!!残るは反り立つ壁!時間はたっぷり残っている!」

⑤2連そり立つ壁

烏野える「最後の関門!2連そり立つ壁だ!1つ目の壁、一発でクリア!さあ、本番はここからだ、より高い2つ目の壁が立ちはだかる!助走つけるが届かない!陸上部の部長として、ここで終わるわけにはいかない!2回目!届いたーーー!」


カチッ!
プシューーーーッ!

1stステージ クリア
37大石姫凛
高校2年生 陸上部



烏野える「リンガルーに続いて、大石姫凛も1stステージを完遂!部員たちに、そして家族に見せつけた、部長としての意地と誇り!鉄の要塞を、その俊足で見事に制圧しました!!」
大石夏海「やったーー!お姉ちゃんすごすぎるよ!!」
大石純一「よしっ!よくやった姫凛!」
大石姫凛「みんな、ありがとう!部活のみんなにも、これで示しがついたかな……!」


レポーター「見事なクリアでした!最後、壁を登りきった時の気持ちは?」


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