​烏野える「マリオ、影山と有力候補が続けて脱落!3rdステージ、まさに地獄の様相を呈してきました。残るは3名。かつて伝説の男たちがその背中で語った『不屈の精神』を、今度はこの40歳の鉄人が体現するのか!?空手で練り上げた鋼の肉体と、静かなる闘志。その指先に、全人生の重みを乗せて、無慈悲な突起へと挑みます!」

94現役空手家
カラテ家(40)



烏野える「カラテ家、40歳!」
カラテ家「(目を閉じ、深く吐納を行う)……スゥー……ハァーッ!」
カラテ家の父「息子よ、無心になれ。重力に逆らうな、重力を味方にしろ!」
カラテ家は、濡れたスタート台を素足で踏みしめた。先ほどの二人が残した敗北の気配を、鋭い眼光で払い落とす。40歳という年齢。若さゆえの爆発力ではなく、長年の鍛錬で練り上げられた「広背筋」と「指先の膂力」だけが、彼の武器だ。

①スカイサイクリング
走行距離5m

烏野える「さあ、空手家が宙に浮いた!スカイサイクリング!影山を苦しめたあのレールの継ぎ目!しかしカラテ家、腕を曲げ、広背筋をロックして微動だにしない!体幹の強さが、自転車を安定させている!」
カラテ家「シュッ、シュッ!」
烏野える「鋭い呼気と共にペダルを蹴り飛ばす!」


ガシャン!


烏野える「衝撃をいなし、最短時間で終着点へ!ストッパーへの激突、そこからの跳躍……決めた!!」
マリオ「なんて安定感だ!自分の体重を完全にコントロールしているよ!」
ルビー「すごい!リズムが全然乱れてないよ!」
サフィー「40歳とは思えない、無駄のない動きですね。」

②フライングバー
間隔 1.5m

烏野える「1本目のバーを完璧にミート!そのまま反動を利用して2本目!」
ガーネット「いけいけー!その調子よ!」
影山飛雄「……無駄な力みが全くねぇ。あの腕の使い方、参考になる。」
烏野える「3本目へ!」
ドラえもん「あんなに腕を酷使してるのに、まだ呼吸が乱れてない!」
烏野える「まるで行き届いた演武のように、淀みのない動き!腕力のロスを最小限に抑え、次なる試練へ!」

③シャンデリアブランコリン

烏野える「シャンデリアへ飛び移った!」
ルイージ「うわあ、あのランプ、掴むのが難しそうなのに一発だ!」
緑谷出久「指先だけの力じゃない、広背筋で全身を引き上げてるんだ……!」
烏野える「揺れるシャンデリア、しかしカラテ家の心は揺るがない!1つ、2つとリズミカルに突起を渡り、2個目のシャンデリアへ!」
リコ「一瞬の迷いもない……これが修行を積んだ人の強さなのね!」
烏野える「5つ目のランプから足場へ……飛んだ!」
トラハムちゃん「わーーーーー!すごい!」
烏野える「着地!ついに……ついに魔のエリアが姿を現した!」

④クリフハンガー
突起 3cm

烏野える「3rdステージの象徴、クリフハンガー!わずか3cmの突起。指先の第一関節のみで全自重を支える、正真正銘の絶望!カラテ家、突起に指をかけた!」
カラテ家の父「指先に魂を込めろ!」
烏野える「まずは2つ目の突起に飛び移る!」
カラテ家「……フンッ!!」
烏野える「飛び移った!さらに一段高い突起へと、指先が吸い込まれるように固定された!」
トラハムちゃん「わあ、あんなに高いところに飛び移るなんて!」
リボンちゃん「指が折れちゃいそう……頑張ってでちゅわ!」
烏野える「一段高い2つ目から、3つ目へ!」
カラテ家「……ぐ、うぉぉぉ……!」
烏野える「彼の眼光はまだ死んでいない!3つ目を越え、残るは4つ目!背面ジャンプだ!」
カラテ家「オォォーッ!!」
烏野える「跳んだ!!……ああっ!!」


バシャーン!!


烏野える「落ちたーーーーー!!カラテ家、執念の跳躍も、クリフハンガーの牙城を崩すことはできなかった!!指先がわずかに突起を掠めましたが、重力の引き金が彼を水底へと引きずり込みました!!」

943rd STAGE リタイア
カラテ家(40)
現役空手家



レスラー「カラテ家ーー!惜しい、惜しすぎるぞ!!」
カラテ家の父「……よくやった。あの跳躍、我が息子ながら見事な一撃だったぞ。」
カラテ家「(水の中から、痺れる指先を見つめて)……クッ……。あと数センチ、気合が足りなかったッス……。」
ルイージ「兄さんでも届かなかった場所まで……40歳でそこまで行くなんて、勇気をもらったよ!」
パラガス「フン……所詮は地球人の限界か。……だが、あの気迫だけは認めてやらんこともない。」
ベジータ「本当にINALに行けれるのかな?」


レポーター「カラテ家選手、クリフハンガーでの脱落となりました。あと一息でしたね!」
カラテ家「指の感覚が完全に消えていたッス。でも、あの瞬間に見えた景色は……一生忘れられない修行になったッス。感謝するッス!」
ダンデ「今の跳躍……まるでリザードンの『そらをとぶ』のような気迫だった。次は俺の番だ。」
ホップ「アニキ、カラテ家の想いも背負ってくれよ!」


烏野える「40歳の鉄人、クリフハンガーに散る!さあ、残るは二人。ガラル最強の男、そして伝説のトレーナー。この絶望的な『クリフハンガー』という壁を、果たして誰が越えられるのかーー!!」

99無敵のチャンピオン
ダンデ(31)



烏野える「ダンデ、31歳!『負けることが想像できない』と言わしめたガラル最高の英雄が、ついにこの3rdステージのスタート地点に立ちました!」
ダンデ「(リザードンポーズを決め、不敵に笑う)……最高のステージだ。観客のみんな、そして魔城よ!レッツ・チャンピオン・タイムだ!!」
ホップ「アニキ!信じてるぞ、世界一の背中を見せてくれ!」
静寂が支配する緑山の夜に、ダンデの荒い鼻息だけが響く。1st、2ndと圧倒的なパフォーマンスを見せてきた彼だが、この3rdの威容には、王者特有の「武者震い」を隠せない。突き出された腕の筋肉は、すでに戦いの準備を終え、鋼のように硬く波打っている。

①スカイサイクリング
走行距離5m

烏野える「まずはスカイサイクリング!ダンデ、その長い脚を爆発させ、ペダルを猛然と回転させる!」
日向翔陽「うわあ、あの脚の回転!自転車ごと飛んでいきそうだ!」
烏野える「影山が苦戦したレールの継ぎ目など、王者の進撃を止める障壁にはなり得ない!」
ダンデ「フッ……ハッ!!」
烏野える「ストッパーに激突!その反動をそのまま跳躍のエネルギーへと変換!1本目のバーを……掴んだ!!」

②フライングバー
間隔 1.5m

烏野える「フライングバー!1.5mの間隔を、まるでダイマックスポケモンが地響きを立てるかのような迫力で飛び移っていく!1回、2回!一切の躊躇がない!」
ホップ「アニキ!その調子だ!ガラル最強の力を見せてやれ!」
烏野える「3本目のバーからシャンデリアへ……」

③シャンデリアブランコリン

烏野える「捉えた!シャンデリアブランコリン!指先の力だけで自重を支え、揺れ動くランプを渡っていく!」
七松小平太「いけいけー!細かいことは気にするな、突き進めー!」
潮江文次郎「小平太!お前は黙って見てろ!……ダンデ、腕に頼りすぎるなよ……!」
烏野える「ダンデ、ここで広背筋が悲鳴を上げ始めたか!?しかし、彼の辞書に『退く』の二文字はない!」
キバナ「おいおい、ダンデのやつ、あんなに強引に行って指がもつかよ!?」
烏野える「2個目のシャンデリア!5つ目のランプ!足場へ……リザードンのように羽ばたいた!!着地成功!!」
アンパンマン「すごい!最後まで諦めないその瞳、本物のヒーローだ!」
ジャムおじさん「ああ、だが次のエリアはこれまでの比じゃない。指先に全神経を集中させなければ……。」
烏野える「さあ、ついに……ついにやってきた!カラテ家をも飲み込んだ、鋼鉄の牙が牙を剥く!!」

④クリフハンガー
突起 3cm

烏野える「クリフハンガー!王者の前に立ちはだかる、わずか3cmの絶望!ダンデ、大きく息を吐き、突起を指先で睨みつけた!」
ダンデ「……ここが、俺の『最強』を試す場所か。……来い!」
烏野える「1つ目の突起にぶら下がった!ぶら下がりながら進んで止まる!重力との戦いが始まる。2つ目の突起は一段高い場所、そこへ向かって体を振る!」
ホップ「アニキ!落ち着け!」
烏野える「ダンデ、咆哮と共に体を跳ね上げた!」


バシャーン!!


烏野える「嘘だろーーー!!」
ホップ「アニキーーーーー!!」
烏野える「無敵のチャンピオン・ダンデ、2つ目の突起を捉えきれず奈落の底へ!!一度も負けたことのない男が、この魔城の指先一つの試練に敗れ去りました!!」

993rd STAGE リタイア
ダンデ(31)
無敵のチャンピオン



ホップ「嘘だろ!?あの無敵のアニキが、一度も膝をつかなかった王者が……あんな小さな板っきれに負けちまうなんて……!!」
キバナ「ダンデ……お前でも、指先一本の勝負には勝てなかったのかよ……。」
サトシ「なんて過酷なエリアなんだ……!」
ネズ「……最強のチャンピオンでも、重力には勝てないというわけですか。」
ビート「納得いきませんね。あんな小さな突起、僕なら……いえ、今の彼を見て言うべきではありませんでした。」
マリィ「ダンデさんが落ちるなんて……。エール団のみんなも言葉を失っとるよ。ここは応援の力だけじゃ、どうにもならん場所なんやね。」
野原ひろし「おいおい、あの筋肉ダルマみたいなチャンピオンでもダメなのかよ……。俺なら最初の自転車を漕ぎ出す前に、腰がグキッといって終わりだぜ。」
野原みさえ「ちょっとあんた!比べる相手が違いすぎるわよ!……でも、あんな指先だけでぶら下がるなんて、人間業じゃないわ。見てるこっちの肩が凝りそう。」


レポーター「ダンデ選手!まさかの、2つ目の突起で……。」
ダンデ「(水の中から、苦笑いを見せながら)……はは、完敗だよ。指をかけた瞬間、自分の体重がこれほど重いと感じたのは初めてだ。自分一人で戦うことの難しさを、今さら教えられた気分だ。最高に熱い負け戦だったよ!」
ナンジャモ「あの無敵のダンデ氏が『リタイア』なんて、配信のコメント欄が爆速すぎて読めないよぉ……。これ、マジで全滅エンドのバズり案件じゃな〜い!?」
サトシ「あんなに鍛えてるダンデさんでも届かないなんて。……でも、あきらめないで全力でぶつかった姿、かっこよかったぜ。俺、なんだか震えてきた……!」
ガイ「サトシ、全てはお前にかかっているんだ!頑張れよな!」
タウニー「あたしも応援しているわ!」
サトシ「ああ、任せとけ!この震えは、怖いからじゃない。……すっげえワクワクしてるんだ!世界最強のチャンピオンたちが挑んで、誰も辿り着けなかった場所。そこに俺の道があるんだと思うと、じっとしてらんないぜ!」
ジャイアン「おいサトシ!心の友であるこの俺様が応援してんだ、無様なツラは見せんなよ!もし落ちやがったら、俺の特設ステージで朝までリサイタルにつき合わせるからな!」
しずか「ちょっとジャイアン、それは応援じゃなくて脅迫よ!……サトシさん、深呼吸して。あなたはこれまで、もっと高い山も、もっと険しい道も越えてきたじゃない。自分を信じて!」
ワリオ「ケッ、どうせあんな細い板、指が滑ってドボンだろ。お宝は、このオレ様がいつか頂くために残しておいてくれてもいいんだぜ?」
アナ「サトシ、落ち着いていってね。あたち達の忍術と同じで、指先の集中力が全てよ。」
カット「そうそう!サトシなら、あのクリフハンガーもピョンピョンって飛び越えられるはずだよ!」
ござるっち「拙者も修行の成果を見守るでござる。まさに絶体絶命の局面、これぞ忍の道……いや、トレーナーの道でござるな!」


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