制限時間:95秒


烏野える「さあ、ここからは鋼の肉体と強靭な精神が試される第2の試練、2ndステージの幕開けです!制限時間は95秒。1stステージを突破した14名の猛者たちが、さらなる絶望と栄光の狭間に挑みます!」

36KARASUKE予選会1位
トムラ颯也(20)



烏野える「トップバッターは、予選会を圧倒的な成績で勝ち上がったこの男!逃走中での経験を活かし、この魔城からも逃げ切ることができるか!?」
西善寺ルナ「颯也、落ち着いて!あなたならいけるわ!」

①ピアノスライダー

烏野える「さあ、スタート!新エリア、ピアノスライダー!鍵盤を滑り降りる颯也、速い!黒鍵をギリギリで回避し、絶妙なバランス感覚で浮島へジャンプ!……着地成功!手はついていない、セーフだ!」

②サーモンラダー上り

烏野える「一気にバーを掴み、一段、二段、三段!リズム良くバーを跳ね上げ、あっという間に最上段へ!驚異の広背筋です!」

③サーモンラダー下り

烏野える「衝撃を全身で受け止めながらも、慎重にバーを下ろしていく。腕へのダメージは最小限か!?」

④スパイダーラン

烏野える「壁に手足を突っ張り、スピーディーに進む!直上移動も難なくこなし、スパイダードロップへ!」

⑤スパイダードロップ
落下 1.8m

烏野える「1.8メートルの垂直落下!しっかり着地!さあ、ここからが未知の領域だ!」

⑥ぬめぬめロード
幅 3m / 距離 10m

烏野える「やってきました、魔のローション地獄!広い一本道ですが、全面にローションが塗られている!颯也、一歩目を踏み出す!……ああっ、滑る!足が外側へ逃げていく!」
トムラ颯也「うわっ!?なんだこれ、氷より滑るぞ……!」
烏野える「必死に体勢を立て直そうとしますが、摩擦が全くない!颯也、必死に足場を掻きむしるも…」


バシャーン!!


烏野える「そのまま横へと滑り落ちていく!」

362nd STAGE リタイア
トムラ颯也(20)
KARASUKE予選会1位



烏野える「トムラ颯也、ぬめぬめロードの餌食に!予選会1位の男をもってしても、このローションの壁を越えることはできませんでした!」


トムラ颯也「(水の中から)……マジかよ。あんなの、どうやって歩けばいいんだ……。」
緑谷出久「ぬめぬめロード、エグいな!」
カラテ家「どうやって、突破すればいいんだ?」
サトシ「それは知らんな。」


レポーター「颯也選手、お疲れ様でした。予選会トップ通過、1stステージも粘りのクリア。期待がかかる中での2ndリタイアとなりました。今の率直な気持ちは?」
トムラ颯也「(水に濡れた髪をかき上げ、地面を見つめて)……情けないですね。逃走中であれだけ走り回って、足腰には自信があったんですけど。あんなの、走るとか歩くとかっていう次元じゃないですよ。ただの氷の上よりもタチが悪い……。」


烏野える「予選会トップ通過の颯也選手ですら、あのローションの魔力には抗えませんでした!まさに2ndステージの洗礼!続いての挑戦者は、平和の象徴を受け継ぐ次世代のヒーロー。その『個性』を封印し、自慢の脚力で道を切り拓けるか!?」

43チームL予選会代表
緑谷出久(25)



烏野える「緑谷出久、25歳!1stステージで見せたあの粘り強い動きを、このテクニカルな2ndでも発揮できるか!?」

①ピアノスライダー

烏野える「スタート!デク、低い姿勢で鍵盤を滑る!黒鍵のバネを恐れず、重心を一点に集中!……飛んだ!見事なジャンプで浮島に着地。ピタリと止まりました!」

②サーモンラダー上り

烏野える「下半身のバネを利用して、バーを爆発的に跳ね上げる!一段、二段……力強い!一気に4段を制覇!」

③サーモンラダー下り

烏野える「下りもスムーズだ!着地の衝撃を膝で殺し、すぐさま次のエリア、スパイダーランへ!」

④スパイダーラン

烏野える「四肢をしっかり壁に固定!ハッカーのボタン選手も驚くような、正確なルート取りで壁を横断していく!」

⑤スパイダードロップ
落下 1.8m

烏野える「落下!……よし、耐えた!デク、ここまでは完璧なペース!そして問題のエリアへ……!」

⑥ぬめぬめロード
幅 3m / 距離 10m

烏野える「颯也選手を飲み込んだ、幅3メートルの広大なローションの海!デク、慎重に、しかし大胆に足を踏み出す!……ああっ、足がもつれた!滑る、やはり滑る!」
緑谷出久「(必死に腕を回してバランスを取り)……まだだ!まだ倒れてない……!」
烏野える「驚異のリカバリー!しかし、ローションの海は非情だ!二歩目を踏み出そうとした瞬間、軸足が制御不能な速度で真横にスライド!」


バシャーン!!


烏野える「3メートルの道幅をあっという間に滑り切り、コース外へと投げ出されたーー!!デク、必死に手を伸ばしましたが、掴む場所はどこにもない!そのままコースアウト、池へと落下ーー!!」

432nd STAGE リタイア
緑谷出久(25)
チームL予選会代表



緑谷出久「(水の中から悔しそうに)……悔しい!」


烏野える「なんと、予選代表のデク選手もぬめぬめロードでリタイア!クリア者が出ないまま、魔の連鎖が続いています。続いてはこの男!鼻の利く炭治郎。このローションの匂い、そして攻略の糸口を嗅ぎ分けることができるか!?」

44チームL予選会代表
竈門炭治郎(22)


⑥ぬめぬめロード
幅 3m / 距離 10m

烏野える「炭治郎、止まった。ロードを見つめ、攻略の匂いを探る。そして……一気に走り出した!?歩くのではなく、駆け抜ける作戦か!?」
竈門炭治郎「隙の糸が見えた!!」
烏野える「速い!3メートルという広い道幅の中央を、凄まじい重心移動で駆け抜ける!見えた!」


バシャーン!!


烏野える「……あーーーっと!ゴール直前、最後の一歩を踏み出そうとした瞬間、軸足が外側へ大きく流れた!3メートルもの幅がありながら、ローションの滑りはその外へと炭治郎を押し出した!そのままコースの横へフェードアウトするように、池へ吸い込まれました!」

442nd STAGE リタイア
竈門炭治郎(22)
チームL予選会代表



竈門炭治郎「(水の中から)……あと少しだったのに!」
七松小平太「わははは!炭治郎くん、いい飛び込みだったぞ!」
潮江文次郎「笑いごとじゃないぞ小平太!あの炭治郎ですら滑るのか……ギンギンに恐ろしいエリアだ!」
立花仙蔵「焦れば焦るほど、あのローションは牙を剥くようだな。まさに、静の心が必要というわけか。」
大川シゲ「しんべヱより滑ってるんじゃないかしら!?見てるだけでお肌がツルツルになりそうだけど、あれは勘弁ね!」
ふらわっち「私はこんなの絶対無理!」


烏野える「三人連続でぬめぬめロードのリタイア!ここまでのクリア者はゼロ!さあ、この嫌な流れを断ち切ることができるか!?忍術学園、いけいけドンドンの小平太が登場です!」

46忍術学園予選会一般の部優勝
七松小平太(47)



烏野える「細かいことは気にしない、忍術学園最強の暴れん坊がいよいよ2ndステージに放たれました!この『ぬめぬめ』すらも楽しんでしまうのでしょうか!?」

①ピアノスライダー

烏野える「小平太、笑いながら滑り降りる!黒鍵に触れそうになっても強引に体勢を維持し、浮島へダイブ!着地成功だ!」

②サーモンラダー上り

烏野える「さあ、得意の腕力エリアだ!一段目、勢いよくバーを跳ね上げる!……しかし、ここでハプニング!あまりにパワーがありすぎたか、バーが右側に大きく傾いた状態で引っかかってしまった!」
七松小平太「おっとぉ!」
烏野える「小平太、強引に力で修正しようとするが、バーが完全に突起の角に乗り上げてしまった!持ち上げようとするたびにバーが不安定に揺れる!なんとか二段目へ上げようと踏ん張るが……バーが外れた!!」


ガシャン!!バシャーン!!


烏野える「バーと一緒に小平太が真っ逆さま!!まさかのサーモンラダーでリタイア!あまりのパワーが仇となったか!?」

462nd STAGE リタイア
七松小平太(47)
忍術学園予選会一般の部優勝



七松小平太「(水の中から笑いながら)ははは!バーが暴れ馬みたいだったぞ!面白いなぁ、これ!」
潮江文次郎「小平太!お前、面白いわけがあるかと言っただろうが!!」

⑤スパイダードロップ
落下 1.8m

烏野える「さあ、1.8メートルの落下!……しかし、ここで異変!文次郎、あまりにギンギンになりすぎたか、着地の衝撃でアクリル板に突っ張っていた足が外側へ滑った!!」
潮江文次郎「ぬおぉぉ!?……ギン、ギィィーーーン!!」
烏野える「必死に腕だけで耐えようとしますが、ドロップ部分は完全な空白!支えを失った体が、そのまま重力に引かれていくーー!!」


バシャーン!!


烏野える「潮江文次郎、奈落の底へ!!ぬめぬめロードに辿り着く前に、ドロップの罠に沈みました!!」


その後、文次郎も挑戦するがスパイダードロップで落下!

472nd STAGE リタイア
潮江文次郎(47)
忍術学園予選会一般の部優勝



烏野える「なんと、忍術学園の誇る二大実力者が相次いで脱落!2ndステージの魔物がいよいよ牙を剥いています。続いては不気味な沈黙を守るこの男。MZ団の刺客、ガイが登場。冷徹な判断力で、この絶望的な流れを断ち切れるか!?」

69MZ団
ガイ(27)



烏野える「MZ団の若きエリート、ガイ!1stステージでは淡々と、しかし確実にエリアを仕留めてきたその冷徹なまでの正確性。この2ndステージという盤面を、彼はどう読み解くのか!?」

①ピアノスライダー

烏野える「さあスタート!無表情のまま鍵盤を滑走。黒鍵のトラップを紙一重で見切り、浮島へ軽やかにランディング!手は微塵もつきません!」

②サーモンラダー上り

烏野える「バーを掴む手に迷いがない。一段、二段……非常に静かな動作ですが、引き上げのパワーは本物だ!一気に最上段へ!」

③サーモンラダー下り

烏野える「下りも淡々とこなす。衝撃を最小限に抑える効率的な動き、まさにプロフェッショナルの仕事です!」

④スパイダーラン

烏野える「手足を突っ張り、アクリル板の間をハイスピードで移動!扇風機の風など意に介さず、垂直移動もスムーズに完了!」

⑤スパイダードロップ
落下 1.8m

烏野える「さあ、文次郎が散ったドロップ!ガイ、空中で姿勢を微調整し、着地した瞬間に四肢で壁をロック!完璧なリカバリーだ!」

⑥ぬめぬめロード
幅 3m / 距離 10m

烏野える「そして、立ちはだかる10メートルの魔道。ガイ、一歩目を慎重に置き、そこから小刻みなステップを選択した!ああっ、しかし滑る!3メートルの道幅があるにもかかわらず、足が大きく外側へ持っていかれる!」
ガイ「……チッ!この摩擦係数、計算が合わない……!」
烏野える「身体が大きく傾いた!しかし、ガイは諦めない!低い姿勢を保ち、腕の振りで強引に軸を中央へ戻そうとする!半分を越えた!七メートル、八メートル……終点は目前だ!」


バシャーン!!


烏野える「……ああっ、最後は道幅の端を捉えきれず、横滑りしたまま奈落へーー!!ガイも落ちたぁぁーー!!MZ団の刺客をもってしても、この3メートル幅のローション地獄を御しきることはできませんでした!!」

692nd STAGE リタイア
ガイ(27)
MZ団



ガイ「(水の中から冷静に、しかし悔しさを滲ませ)……くぅ…弾かれたー!」
タウニー「アンタ、情けないね。もっと頑張りなさいよ。」
トラハムちゃん「あんなの誰が歩けるのよ!」


レポーター「ガイ選手、お疲れ様でした……!1stステージを完璧に、そして2ndもあの『スパイダードロップ』まで無傷で突破。誰もがクリアを確信していましたが……あの『ぬめぬめロード』、一体何が起きたのでしょうか?」
ガイ「(肩を落とし、ずぶ濡れのジャージを絞りながら)……完敗だ。計算が甘かった。あのエリアに入った瞬間、摩擦係数がほぼゼロになることは予測していた。だから重心を低くし、小刻みなステップでベクトルを細分化して進むシミュレーションを立てていたんだが……。」
レポーター「途中までは、非常に安定しているように見えましたが。」
ガイ「いや、5メートルを過ぎたあたりで、ローションが足裏だけでなく全身のバランスを奪いにきた。道幅が3メートルもあったのが、逆に出口を遠く感じさせたよ。最後の一歩、踏み込んだ瞬間に支持基底面から軸が外れた。……『弾かれた』、そんな感覚だった。」
レポーター「MZ団のメンバーからも、タウニー選手らが厳しい声を飛ばしていましたが……。」
ガイ「(苦笑して)ああ、聞こえていたよ。情けない姿を見せた。団の教官には『物理法則に言い訳は通用しない』と叩き込まれているからな。今回のデータはすべて頭に叩き込んだ。次は、あのぬめぬめを氷の上を歩くように、もっと冷徹に攻略してみせる。」
レポーター「次回、さらに進化したガイ選手を期待しています!」


烏野える「知性派のガイ選手ですら、最後は力尽きました。未だクリア者ゼロの2ndステージ、絶望の影が色濃く漂います!この重苦しい空気を切り裂くのは、この小さな巨人の咆哮か!?烏野の『最強の囮』、日向翔陽が挑みます!」

70烏野高校卒業生 バレー選手
日向翔陽(29)



烏野える「日向翔陽、29歳!」

④スパイダーラン

烏野える「『飛べる!』と言わんばかりのスピード!壁と壁の間を跳ねるように進み、一気にドロップ地点へ!」

⑤スパイダードロップ
落下 1.8m

烏野える「1.8メートルの垂直落下!膝を柔らかく使い、衝撃を逃がしてすぐさま前へ!さあ、因縁のロードだ!」

⑥ぬめぬめロード
幅 3m / 距離 10m

烏野える「5人を池に叩き落としたローションの壁!日向、低い姿勢のまま一気に加速!……おっと、滑る!足が左右に割れる!」
日向翔陽「うおおお!まだだ!まだ落っこってねぇぇ!!」
烏野える「驚異の粘り!鍛えたバランス感覚で、上半身を激しく振りながら無理やり進む!六メートル、七メートル!炭治郎の記録を超えた!行け、日向!あと二メートル、一メートル!……あぁぁーっと!!」


バシャーン!!


烏野える「あと数センチ!ローションのない安全地帯、終点の足場に指先が届きそうでしたが、そこへ踏み出す最後の一歩が真横に流れた!日向、無念のコースアウト!今日一番ゴールに近づきましたが、魔の十メートルを渡り切ることはできませんでした!!」

702nd STAGE リタイア
日向翔陽(29)
烏野高校卒業生 バレー選手



日向翔陽「(水の中から叫ぶ)あぁぁぁーーー!!惜しかったぁぁ!!影山、見てろよ!次は絶対にクリアしてやるからな!!」
影山飛雄「(苦笑いしながら)……お前、最後ちょっとビビっただろ。もっと突っ込めよ。」
リボンちゃん「あんなに一生懸命走ったのに、あとちょっとだったでちゅわ!」
サフィー「最初にクリアするのは誰だろう?」


烏野える「未だクリア者ゼロ。まさに『魔の2ndステージ』と化したこの魔城!次に挑むのは、名前通りの23歳…」

77社会人
宮口元輝(23)



烏野える「宮口元輝、!1stステージをギリギリで突破したその粘り腰が、この絶望的なぬめぬめ地獄に奇跡を起こすか!?」

①ピアノスライダー

烏野える「スタート!宮口、非常に慎重だ!黒鍵の突起をしっかり目で追い、着実なコース取り。浮島への着地も膝を深く使って耐えた!」

②サーモンラダー上り

烏野える「一段ずつ、一段ずつ。爆発的なスピードはありませんが、バーの掛かりを一つ一つ確認しながら上っていく。確実だ!」

③サーモンラダー下り

烏野える「ここも安全圏をキープ。焦りはありません。制限時間はまだ50秒以上残っている!」

④スパイダーラン

烏野える「壁との対話。宮口、無駄な動きを一切排除し、最短距離でドロップ地点へ到達!」

⑤スパイダードロップ
落下 1.8m

烏野える「落下、そして着地!さあ、やってきました、多くの猛者たちを飲み込んできたぬめぬめロード!」

⑥ぬめぬめロード
幅 3m / 距離 10m

烏野える「宮口、裸足でじりじりと進む!七メートル、八メートル……滑る!身体が大きく揺れるが、指先を縁に掛けて繋ぎ止める!九メートル……そして、ついに終着点へ足が届いたぁぁ!!」
ガーネット「まさか、宮口が!?」
ビート「すげぇ…。」
烏野える「宮口元輝、10メートルの死闘を制しました!ローション地獄を抜け、安全地帯へ上陸!そこからリバースコンベアーへ!ついに、ついに第6エリア突破者です!」

⑦リバースコンベアー
距離 8m

烏野える「しかし時間は残り15秒!時速20kmの逆走ベルト!宮口、必死の形相で這い上がる!足が、足が悲鳴を上げているか!?」

⑧ウォールリフティング

烏野える「残り5秒!1枚目、30kg、上がった!2枚目、40kg!……重い!宮口、渾身の力で持ち上げる!タイムアップが迫る!3枚目、50kg!……ああっ!!」


ボンッ!!(タイムアップの音)


烏野える「あぁぁーーー!!最後の一枚、50kgの壁を持ち上げきれず、タイムアップ!宮口元輝、あと数秒、わずか数秒足りませんでした!!」

772nd STAGE リタイア
宮口元輝(23)
社会人



宮口元輝「(壁の前で倒れ込みながら)…あと少し!」
ドナルド「元輝君、やっぱすごいや!」
ルビー「ルビーもやりたかった!」
ガーネット「あんたねぇ、これは遊びじゃないのよ!」
マイケル・サンチェス「驚いたよ。」
音野拓真「宮口!よくやった!」
レポーター「宮口選手、惜しくもタイムアップですが、あの『ぬめぬめロード』を初めて攻略しました!今のお気持ちは!?」
宮口元輝「正直、足の感覚がもうありません(苦笑)。でも、1stをギリギリで通った僕でも、一歩ずつ進めば道は開けるって証明したかった。……みんな、あとは頼みます!」


烏野える「ぬめぬめロードを初めて突破するという快挙を成し遂げましたが、その慎重さが裏目に出たか!しかし、宮口選手が後続に道を示しました!2ndステージ、攻略の糸口は見えたぞ!!続いてはガラル地方からやってきた若きトレーナー。後に控える兄・ダンデに最高のリレーをつなげることができるか!?」

83ダンデの弟
ホップ(21)



烏野える「ホップ、21歳!1stステージでは残り2.15秒という薄氷の勝利を収めた彼。しかし、その土壇場での集中力は兄譲りか!伝説の鼓動を2ndステージでも響かせろ!」
ダンデ「ホップ、頑張れ!」
ホップ「おう!アニキ、見てなよ!俺だって、チャンピオンの弟として、ここまで来たんだから!」

①ピアノスライダー

烏野える「ホップ、スタート!宮口選手を参考に、こちらも靴を脱いで裸足だ!ピアノの鍵盤を軽やかに滑走し、黒鍵をステップで回避!浮島への着地、ピタリと止まった!良いバランスです!」
ダンデ「いいぞホップ!冷静な判断だ!」

②サーモンラダー上り

烏野える「バーを握りしめる!一段、二段……少し苦戦しているか!?しかし、後方で見守る兄の視線に応えるように、渾身の力で4段をクリア!」

③サーモンラダー下り

烏野える「一段ずつ確実に下ろしていく!腕のスタミナを削られながらも、なんとか着地!」

④スパイダーラン

烏野える「裸足が功を奏したか、アクリル板への吸いつきが良い!スピーディーに壁を渡り切り、ドロップへ!」

⑤スパイダードロップ
落下 1.8m

烏野える「1.8メートルの落下!……よし、耐えた!さあ、ここからが本当の勝負だ!」

⑥ぬめぬめロード
幅 3m / 距離 10m

烏野える「ホップ、宮口選手のように四つん這いになるかと思いきや……なんと立ったまま走り出した!?3メートルという広い道幅の中央を、最短距離で突っ切る構えだ!」
ホップ「アニキにいいところ見せねぇとな……!ここを抜ければ、きっと伝説に手が届く。一気に行くぞ!」
烏野える「裸足の指先でローションを弾き飛ばすように走る!五メートル、六メートル……滑る!身体が大きく揺れるが、腕を大きく回して無理やり前へ!七メートル、八メートル!いける、いけるぞ!……しかし、九メートル地点!」


バシャーン!!


烏野える「終点まであとわずかというところで、右足が真横に流れたーー!!あと一メートル!終点に届く直前、3メートル幅の横へフェードアウト!ローションの海に飲み込まれました!!」

832nd STAGE リタイア
ホップ(21)
ダンデの弟



ホップ「(水の中から悔しそうに)……くそっ、やっぱり甘くねーな……!」
ダンデ「ホップ!ナイスファイトだ!」
マリィ「あそこはもっと慎重にいくべきだったとよ。バカだね、あんたは。」


烏野える「またしても『ぬめぬめロード』の餌食!宮口選手が示した突破口も、スピードを出しすぎれば牙を剥きます。さあ、続いてはこの男!稲荷崎高校が誇る、冷静沈着な元主将。」

84稲荷崎高校卒業生 バレー選手
北信介(23)



烏野える「北信介、23歳!奇策に頼らず、練習で培った基礎を淡々と遂行するその姿勢が、この混沌とした2ndステージに静寂をもたらすか!?」

①ピアノスライダー

烏野える「スタート!北、まずはしっかりと靴を脱ぎ、揃えて置いてからスタートしました!実に彼らしい!鍵盤を滑り降りる際も、視線は常に次の一歩へ。浮島への着地も静かだ!」

②サーモンラダー上り

烏野える「一段、二段……力むことなく、重力に逆らうようにバーを跳ね上げる。正確無比な動作です!」

③サーモンラダー下り

烏野える「下りも丁寧。バーを置く位置、音、すべてが一定のリズム。スタミナのロスを最小限に抑えています!」

④スパイダーラン

烏野える「裸足の裏でアクリルを感じ、一定のテンポで前進。迷いがない!」

⑤スパイダードロップ
落下 1.8m

烏野える「落下!膝のクッションを使い、音もなく着地。さあ、問題のぬめぬめロードだ!」

⑥ぬめぬめロード
幅 3m / 距離 10m

烏野える「北、一瞬目を閉じ、精神を統一。そして……宮口選手よりもさらに腰を落とした極限の低姿勢!3メートル幅の中央を、まるで畳を這うように、重心を一度も浮かせずに進んでいく!」
北信介「……いつも通り、やるだけや。」
烏野える「滑る。足が滑るが、北は慌てない!流れるなら流れる分だけ、腕のリーチを使って身体を支え直す!五メートル、七メートル……驚異的な安定感!」
日向翔陽「すげぇ……!北さん、全然バタバタしてない!」
影山飛雄「……あそこまで自分を制御できるのか。」
烏野える「そしてついに、10メートルのローション地獄を完遂!終点の乾いた地面、2メートルを確実に踏みしめました!!北信介、ぬめぬめロード突破!今日2人目の快挙です!」

⑦リバースコンベアー
距離 8m

烏野える「しかし、残り時間は10秒を切っている!北、逆走するベルトに飛び乗る!四つん這いで必死にベルトを掻くが、時速20kmの壁が厚い!身体がジリジリと押し戻される!」


ボンッ!!(タイムアップの音)


烏野える「あぁぁーーー!!ベルトを渡りきる直前でタイムアップ!北信介、丁寧な攻略が仇となったか、リバースコンベアーの途中で無念の終戦!!」

842nd STAGE リタイア
北信介(23)
稲荷崎高校卒業生 バレー選手



北信介「(止まったベルトの上で)……ハァ、ハァ……。結果は結果やな。準備が足りんかった。」
日向翔陽「北さん……!!あんなに、あんなに綺麗に道を抜けたのに……!!時間が、時間が足りないなんて、そんなのありかよ……!!」
影山飛雄「油断はできないな!」
レポーター「北選手、お疲れ様でした……!誰もがクリアを確信した、あの神がかった『ぬめぬめロード』の攻略。しかし、最後はコンベアーの速度が、わずかに北選手の体力を上回ってしまいました……!」
北信介「……いや。時間はみんな平等に与えられとる。ここで時間が足りんかったんは、俺がコンベアーを登りきるための筋力を、あるいは道中のスピードを、そこまで積み上げてへんかった。ただそれだけのことや。……次は、もっとちゃんと準備してくるわ。」


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